コミュ力のなかった私がコミュ力を手に入れるまで
私は元々コミュ力なんてものはなかった。いや、正確に言うと、小6になってからなくなったのだ。人間関係に悩んで、人に話しかけるのが怖くなったのだ。
人間不信にまで陥り、最悪な修学旅行を送った記憶がうっすらとある。
以前は、とことん人に近づいて行き、クラスメイト全員に話しかけられるほどの最強のコミュ力を持っていたのだ。
そんな自慢話はどうでも良い。さて、よく考えてみて欲しい。私は今高2だ。最悪な時代から、5年の時を経た。人間不信だった私が、最近では当たり前のように毎日学校で人と会話をしているのだ。
今回はそんなコミュ力がすっかりなくなってしまった私がコミュ力を取り戻した方法をお教えしたいと思う。
先に言っておこう。「自分にコミュ力を上げる能力なんてあるのか」と思ったそこのあなた、ご心配なさらず。私は彼氏いない歴=年齢の人だ。リア充でなくてもコミュ力を手に入れることはできる。
本題に入ろう。小6の時、私がコミュ力をなくした原因となったのは、裏切りだ。小2の頃から仲が良かったと勝手に思い込んでいた人に裏切られたのだ。そこから私は人に話しかけるのに抵抗を感じるようになった。ちなみに、私を裏切った人は私立の中学校に行ったので、その人との縁は既に切っている。
もう絶望だった。悲しかった。その頃は毎日のように涙で枕を濡らしていたと思う。
中学生になり、私は小学校の頃の友達が0人だったわけではもちろんないので、高2になった今でもずっと仲の良い友達と一緒に3年間を過ごした。ちなみに、ここで私がコミュ力を取り戻すきっかけとなったポイントがある。
①身の回りから会話のネタを探す
コミュ力に悩みを抱えている人の特徴として、会話のネタがないことが挙げられる。コミュ力が高い人というのは、友達の数だけネタが増えていくと言っても過言ではない。しかし、コミュ力の低い人は友達と会話をしただけでネタが十分に増えるかと言われれば、きっとそんなことはない。それならば、コミュ力の低い人は周囲をじっくり観察して、そこからネタを作っていくべきだろう。ただし、嘘の噂話や、誰かを傷つけるような話をするのは絶対に厳禁だ。
②部活に入る
小学校では絶対に入らなければならなかった部活も、中学校に入学すれば、絶対に入部する必要はなくなる。しかし、部活を甘く見てはいけない。運動するだけ、練習するだけ、作品を作るだけ、そんな世界ではないのだ。部活というのは、特定のスポーツ、活動内容に惹かれた者たちが集まるコミュニティだ。同じ部員は基本的に同じような趣味を持っている人が多い。皆さんも自分の周りの友達を考えてみてほしい。同じ趣味、同じような好みを持った人が多いのではないだろうか。趣味や好みの似た人同士というのは、ネタに困ることはないだろう。1つの話でずっと盛り上がることができる。新しい友達を作る大チャンスだろう。え?興味のある部活がないって?大丈夫。学校で1番緩い部活に入ってごらん。たくさんおしゃべりすれば、新しい友達なんてすぐにできる。
さて、次で最後。でもその前に。「本当にこんなのでコミュ力なんて上がんのかよばーか」と思っているそこのあなた。ごめんなさい。そんな簡単にこんなことはできないだろう。しかし、いっそのこと思い直してみるのはどうだろう。
あなたはどうしてコミュ力がないと思っているの?会話が続かない、人を笑わせられない、そんな理由じゃない?絶対にあなたが話せないといけないの?絶対に会話を続けないといけないの?では、最後のポイントに入ろう。
③聞き上手になる
きっと人の話を聞かずに話し続ける人は嫌われてる。人の話を最後まで聞いてくれる人はみんなから信頼を集められて気に入られる。相槌を打つだけでもいい。とにかく楽しそうに人の話を聞いてごらん。質問してごらん。そうするだけで、会話の幅が何倍にも広がる。聞き上手になるだけで、コミュ力は自然に上がるようになるのだ。
まとめ
別に話す側に絶対回る必要はない。この世に話し上手だけしかいなくなったらどうする?人間関係はきっと壊滅してしまうだろう。話し上手を目指さなくても、コミュ力なんて上がる。これを読んでいる学生の人は、学校はコミュ力を上げる練習場だと思ってほしい。いざ社会に出て話す必要がある時に、今まで練習してきた実力を見せれば良い。最後に、コミュ力を才能だと思わないでほしい。コミュ力なんて努力すれば上げられるということを覚えていてほしい。