妊活前に私がやったこと、あなたにやっておいて欲しいこと
こんにちは、パン子です。
マーニー結構好きなのですがジブリ作品の中ではあまり人気ないですよね、なんでや。
私が「超」計画的な性格であることは以前もお伝えした通りです。
そんな私はもちろん妊活においても長期間かけて準備を進めていました。
今回は私が妊活を始める前に準備したことや、やっておけばよかったと思っていることをまとめてみました。
これから妊活を始めようとしている方、まだ結婚もしてないけど将来妊活するかもしれない未来ある若者(男女共)に向けて、これだけはやっておけ~!という私の叫びnoteです。
(※私は医者ではありません。あくまでも妊活歴1年以上の一個人の意見として参考程度に見ていただけたらと思います。)
基礎体温を測る
私は母から「測っておけ」と婦人科体温計をもらい、学生の時から基礎体温を測っていました。
その当時は特別妊活のことを意識していたわけではありませんが、単純に自分の生理周期の把握のために便利だなーと思って続けていました。(某有名生理周期管理アプリより当たると思います。※個人の感想)
基礎体温は朝目覚めてすぐの体温を寝たままの状態で測ります。
毎日同じ時間に測れることが理想ですが、ちょっとくらい時間がずれても、5~6時間寝たあとの体温であれば問題ないと言われています。
毎日続けなきゃと思うと負担に感じてしまいますが、1日、2日途中で測るのを忘れてしまっても問題ありません。基礎体温はグラフ全体の推移で見ます。
体温が下がると生理が始まるので、ナプキンを忘れずに準備することが出来ますし、学生の時はそういう意味で基礎体温に助けられていました。
基礎体温は、低温期と高温期にきれいにわかれていることが理想ですが、ガタガタで安定しない場合は、黄体機能不全等の不妊不育の原因が隠れている可能性もありますので、そういった原因の早期発見にも繋がります。
(※基礎体温は外気温に左右されやすいことなどから、当てにならないというお医者さんもいます。それでも一般の婦人科ではまだまだメジャーな方法ではあるので、測っておいて損はないと思います。)
風疹のワクチンを受ける
これは今回の記事で私が一番伝えたいことです。
妊活前に、夫婦で風疹の抗体検査&予防接種を受けましょう。必ず。
近年、妊娠前に風疹の予防接種を受けることの重要性についてやっと広く知られるようになってきましたが、それでもまだまだ甘く見ている人が多い印象です。
妊娠中にお母さんが風疹に初めて感染してしまうと、かなりの高確率で赤ちゃんが障害(失明や難聴等)をもって生まれてきます。(=先天性風疹症候群)
過去に受けていれば大丈夫というものでもなく、ワクチン接種したことがあっても抗体がきちんとついていない場合があります。
実際私は過去に予防接種を受けていましたが、妊活前に抗体検査をしたところ、抗体は8倍で十分ではなかったため、追加でワクチンを打ちました。(32倍以上が感染予防には望ましいといわれています。)
この時のワクチンは自治体から助成が出て、無料で受けることが出来ました。
風疹ワクチンを打った後は、2か月間の避妊が必要ですので、妊娠を計画するカップルはあらかじめ検査と予防接種を受けておく必要があります。
ワクチンで防げる障害は防ぎたいですよね。もしワクチンを受けずに、万が一妊娠中に風疹にかかり、生まれてきた赤ちゃんに障害があったら、とてつもない後悔をすることになります。
それでも、何度も風疹ワクチンを打ってもなかなか抗体がつかない人も稀にいらっしゃいます。
そういう方の場合は人混みをなるべく避けたり、旦那さまや周りの家族に風疹ワクチンを打ってもらい、予防するしかありません。
わたねこ(夫)は風疹の抗体検査はせずに、そのまま私と一緒に予防接種を受けました。抗体が既にある状態でワクチンを打っても特に問題はありません。
わたねこのワクチンは自費でしたが、どこかですれ違うかもしれない妊婦さんのために、彼の意志でワクチンを受けました。
電車や街中で、抗体を持たない妊婦さんに知らぬ間に感染させてしまう可能性もあります。ワクチンを打てる人全員で打って、社会全体で妊婦さんと赤ちゃんを風疹から守れるのが一番です。
婦人科検診に行く
妊娠してから初めて婦人科に行った、という女性の話をよく聞きます。
実際、私の周りにいる独身の友人たちも、婦人科にかかったことがないという人がチラホラいます。(行けと何度もお尻を叩いているのですが!)
私は妊娠前に一度は婦人科に行くことをおすすめしたいです。
何もなくても気軽に行けるのが一番と思うのですが、こんな悩みはありませんか?
生理痛がつらい、生理が重い
生理不順で生理周期が長い(又は短い)
不正出血がある
等など…
こんな悩みがある場合には、即、婦人科に行きましょう!
子宮内膜症や子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群等の不妊の原因になり得る病気が隠れている可能性があります。早期発見できればどれもそんなに深刻な病気ではありません。
これくらいなら普通かな…?と自己判断してほったらかしにするのはやめましょう。
少しでも異変を感じたら気軽に婦人科に行ってみましょう!
下着を脱いでエコーをされるのは確かに気分が良いものではありませんが、痛くはありませんし、慣れてしまうと意外と何とも思わなくなります。
性病検査を受ける
性病の多くは、妊娠中に赤ちゃんに悪影響を与えます。
無症状のまま感染している可能性もあるので、パートナーがいる場合には定期的に検診へ行くのが理想です。
少なくとも、妊活前には夫婦そろって必ず行きましょう!
私たちはブライダルチェックと呼ばれる性病検査に、妊活前に夫婦で行きました。
HIV、梅毒、淋病、クラミジアetc…、一般的な性病検査を一通り行い、どれも感染がないことを確認してから妊活を始めました。
一度も性病検査をしたことがないという人も多いと思いますが、これから迎える赤ちゃんのためにも必ず受けておきましょう。
子宮頸がん検診に行く(ワクチンを打つ)
これから妊活を始めようとしている方々は、子宮頸がんワクチンは受けていない方がほとんどだと思います。
私が高校生の頃だったでしょうか、メディアでワクチンの副作用が大々的に報じられ、副作用を心配した親たちがワクチンを受けさせませんでした。
(ワクチンの副作用は明確な根拠なしということになりましたが、今でも厚労省は積極的な接種勧奨の差し控えをしたままです)
私もその1人です。当時は何の知識もなかったので何とも思っていませんでしたが、いま考えれば受けておくべきだったと後悔しています。
もし中高生でこのnoteを読んでいる未来ある若者がいたら、私個人的にはワクチンを打っておくことをおすすめしたいです。
妊娠中に子宮頸がんが見つかって、赤ちゃんと一緒に子宮を取り出さなくてはいけなくなった方のお話を聞いたことがあります。
その方は2人目の赤ちゃんだったので、まだよかったと思います。それがもし1人目の赤ちゃんだったらと考えると…私だったら自分の命を犠牲にしてでも赤ちゃんを産むことを選ぶかもしれません、その立場になってみないとわからないけど。
時間は巻き戻せないので、ワクチンを受けていない人は定期的に子宮頸がん検診を受けるしかありません。(ワクチンを接種済みの方でも、100%子宮頸がんにならないという訳ではないので、定期的な検診が必要です)
最近では、男性も子宮頸がんワクチンを受けることで、パートナーの女性の子宮頸がん発症のリスクを抑えられることが注目されています。私もつい最近知りました。
このnoteを読んでいる意識高い男子中高生のそこの君!えらいぞ!
君も大切な彼女や未来の奥さんを守るためにワクチンを受けること、考えてみてね。
葉酸等のサプリメントを飲む
葉酸(ビタミンの1種)が妊娠中に大事な栄養素だということは広く知られています。
この葉酸、実は妊娠前から飲み始めることが大切です。
実際私も妊活を始める2か月前から葉酸サプリを飲み始めました。
妊娠がわかってから飲むのでは少々遅いのですね。
(意味がないわけではないです。)
この葉酸はほうれん草や納豆等の食品にも含まれていますが、食品からでは十分な量を摂取することが難しいため、サプリメントから摂取することが望ましいです。
それから、ビタミンDが近ごろ不妊不育界隈で注目されています。
このビタミンDが不足すると、不妊や不育の原因になるのではないか?と言われているのです。
ビタミンDは、きのこや牛乳等の食品にも含まれていますが、日光を浴びることで体内で生成されます。
私は検査を受けたわけではないので、自分がビタミンD不足かどうかというのは分からないのですが、2度目の流産後からサプリメントの服用を始めました。
他にも鉄分やビタミンE、乳酸菌等、妊活に良いとされるものは色々ありますが、栄養バランスの整った食事が結局一番大事です。(これは当たり前体操すぎて絶対言いたくなかったけど、言わざるを得ないんだ…!)
近々本格的に妊活を始める予定のある方は、今から葉酸とビタミンDのサプリメントを飲み始めると安心かなと個人的には思います。
歯医者に行く
私は元々虫歯になりやすい体質で、3~4か月に1回は定期健診と歯のクリーニングのために歯医者に行きます。(食後の歯磨きもフロスもフッ素コートもやってるのに虫歯になる…つらたん)
虫歯や歯周病は赤ちゃんにとって悪影響です。また、妊娠中はホルモンの影響で虫歯になりやすかったり、歯医者へ行っても赤ちゃんへの影響を考えて、検査や治療に制限が出てきます。(レントゲンや飲み薬等)
既に虫歯がある方は妊活関係なく即刻歯医者へ行って欲しいところですが、特に症状がない方も、妊活前に一度歯医者で検診を受けておいたほうが良いと思います。
妊娠がわかってから、つわりの最中に歯医者さんで口を開けて診てもらうというのはしんどいと思います。
精液検査に行く
何年も原因不明のまま不妊治療をされていて、やっと初めて男性側の精液検査をしたら、男性不妊が見つかったというお話を聞いたことがあります。
妊娠は女性1人ではできません、不妊検査は男女両方行わなければ何の意味もありません。
女性側の不妊検査は痛みや苦痛を伴うものが多いですが、男性の精液検査はそういった痛みや苦痛はありません。精液を提出するだけですから。
何を言いたいかというと、女性よりむしろ男性のほうが積極的に検査するべきじゃね?ということです。
最近では、男性の年齢も不妊に関係することが言われ始めていますが、それでもやはり、子どもを持てるタイムリミットが短いのは女性です。
女性の貴重な時間を無駄にしないためにも、私は妊活前に男性側が精液検査を受けることをおすすめしたいです。
検査結果次第では、体外受精、顕微授精しか方法がない可能性もあります。重度の男性不妊では、手術が必要な場合もあります。
男性の皆さんは、結果を知るのが怖いという思いもあるかもしれませんが、時間を無駄にしないため、ぜひ勇気を出して検査に行ってください!
漫画で知識を身につける
私は漫画が大好きで、家には漫画専用の本棚がありますし、漫画アプリをいくつもスマホに入れています。
そんな私は妊活のことや妊娠について、漫画で楽しく勉強していました。
私が個人的におすすめしたい漫画はこちらの2作品です。
・妊活夫婦(comico)
電子コミック、comicoのアプリで無料で読むことのできる漫画です。
主に不妊治療について描かれている漫画ですが、妊活や妊娠、女性を取り巻く社会問題についてもわかりやすく描かれています。
不妊治療というテーマはどうしてもシリアスになりがちですが、作者様のギャグセンスが高すぎて読みながら思わず笑ってしまう漫画です。(こまちん先生、崇拝しております…!)
妊活関係なく漫画としてとても面白いので、若い中高生にもぜひ読んでみて欲しいです!
・コウノドリ(モーニングKC)
ドラマ化もされた人気作品です。(私はドラマは拝見していませんが)
総合病院の産婦人科を舞台に、妊娠出産の奇跡について色んなことをお勉強できます。
私は妊活前に、「不育症」という言葉をこの漫画で初めて知りました。
主に妊娠中や出産時に起こる様々なトラブルや可能性について学べると思います。(不育症の回はちょっと納得いってない、絨毛染色体検査の描写ないし)
思わず涙してしまう回もありますし、妊活前、妊娠前に知っておいて損はない知識を得ることが出来ます。
私は本屋さんで単行本を購入していますが、電子書籍でも読めます。
また、現在は「子宮頸がん」の回が無料公開中です。
(本日10/7、23:55まで!
https://comics.gendaibusiness.com/viewer/kounodori/4041)
過去には風疹の流行が問題になったときに風疹のエピソードが無料公開されたこともありました。
おわりに
私の両親は10代でいわゆるデキ婚をしています。(今は授かり婚というのでしょうかね)だから私はデキ婚は否定しません。それは自分の存在を否定することにもなるからです。
それでも自分に色々と知識が身について、妊娠前に準備できることはしておくに越したことはない、と考えるようになりました。
たまに、「妊娠は自然に任せろ、”妊活”とか言って計画することではない」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
それも一理あると思います。妊娠成立においてストレスは敵と言われているけれど、妊活中は多少のストレスを感じるという矛盾を抱えているからです。(私はこのひとことを言われるとストレスを感じますが。笑)
それでももし、
妊娠中に
風疹抗体がないことがわかったらどうしますか?
子宮頸がんが見つかったらどうしますか?
きっと後悔しますよね?
私は後悔することが死ぬほど嫌いです。だから計画を立てます。
(流産してからは後悔ばかりだけど…)
妊活前に最低限の準備をすることは悪いことでも何でもありません。
そんなことを言ってくる奴らは無視しましょう!
このnoteを読んで、今から準備を始めようと思ったあなたはえらいです!
そしてもし余裕があったら、周りのお友達にも伝えてあげてください…!
(ついでにこのnoteも宣伝してください!笑)
未来ある若者に幸あれ~!