◆救缶鳥(きゅうかんちょう)の日、って、知ってますか?
■本日9月9日は、『救缶鳥(きゅうかんちょう)の日』です
2009年(平成21年)9月9日(「9・9・9」スリーナイン!)
に、災害備蓄用の非常食、パンの缶詰『救缶鳥(きゅうかんちょう)』が誕生したことから、製造・販売している(株)パン・アキモト(栃木県那須塩原市)によって制定され、(一社)日本記念日協会により2016年(平成28年)に認定&登録されました。
■非常食の備蓄が、社会貢献につながります!
「救缶鳥(きゅうかんちょう)プロジェクト」をご存じですか?
「救缶鳥プロジェクト」とは、非常食として保管している「パンの缶詰」を、賞味期限が切れる約1年前に回収し、国内外の災害被災地、紛争や食糧難問題を抱える国と地域に届ける仕組みです。
つまり、アキモトの「パンの缶詰=救缶鳥(きゅうかんちょう)」を備え、このプロジェクトに参加すると、世界の被災地や食糧難地域で苦しむ人々の食料として役立てることができるのです。
この取り組みは高く評価され、「第5回グッドライフアワード 環境大臣賞最優秀賞」を受賞しました。
●パンの缶詰「救缶鳥」は安心・安全で美味しい備蓄パン
備蓄食には保存が容易なインスタント食品や乾パンなどが主流ですが、パン・アキモト製のパンの缶詰は、缶を開ければお店に並ぶフレッシュなパンと同じようにやわらかく美味しいパンを食べることができます。
しかも、長期保存(5年)ができる安心・安全な備蓄パンです。
●救缶鳥プロジェクトの回収のしくみ
1.企業や自治体、学校、ご家庭などで備蓄している「パンの缶詰」は、賞味期限の約1年前に、プロジェクト継続に関するご案内をいたします。
2.プロジェクトを継続する場合のみ、新しい商品と引き換えに古い缶詰の回収を行います。
3.回収された「救缶鳥」は、NGOなどを通じて、世界の被災地や食糧難の地域に送られます。
【プロジェクト継続の場合のみ、回収および義援先への送料は無料です】
なお、大災害が発生した際には、その時点で備蓄品として備えている企業様に回収をお願いし、国内外を問わず被災地へ即座に届ける、という対応も行っています。
●「救缶鳥プロジェクト」は廃棄しない備蓄食!
食品ロス削減を実現できます
いままで、賞味期限が迫った備蓄食は、期限の直前に配ったり、廃棄するしか方法がありませんでした。企業や自治体など大きな組織では、こうした「食品ロス」は深刻な問題になっています。
救缶鳥プロジェクトをご利用いただくことにより、心を込めて作った美味しいパンを賞味期限が切れる前に必要とする人々に届けることができますので、食品を無駄にせず活かすことができます。
自らの防災対策と社会貢献が結びつき、関わる人すべてにメリットをもたらす画期的な取り組み、これが「救缶鳥プロジェクト」なのです。
●「救缶鳥」は世界中に羽ばたいています
プロジェクトがスタートして15年。
国内では、新潟県中越地震、東日本大震災や熊本地震、広島県や福岡県などの豪雨といった災害被災地に約15万食。また世界では、フィリピンの豪雨被害やハイチ地震、ネパール大地震の被災地や、ジンバブエ、タンザニア、コートジボワールなど食糧難や飢餓の問題を抱える国や地域へ、約70万食以上の『救缶鳥』を届けた実績を積み上げてきました。
また、昨今のロシア侵攻によるウクライナからの避難民へ、『Hunger Zero(一般財団法人 日本国際飢餓対策機構)』と協力して、『パンの缶詰』を送るプロジェクトにも取り組んでいます。
防災の9月を機に備蓄食の購入をお考えであれば、是非、食品ロス削減と国際社会貢献が同時にできる「救缶鳥(きゅうかんちょう)」で備蓄食の有効活用をおすすめいたします!