
サイバースパイス ~レシピ本~
はい、こんばんにちはPANILLAことパニラーです。
まずは第一弾として、自分なりにしっかり回せるようになった≪サイバースパイス≫デッキの記事を書いていこうと思います。お付き合いいただけると幸いです。
1. テーマ概要
まずテーマの簡単な説明です。プレイに関することに関して気になる方はスキップしちゃってください←
1.1. サイバースパイスとはなんぞやー
サイバースパイスとは2024年5月発売の基本パック「覚醒のバーストレックス」に収録された炎属性サイバース族のテーマとなっております。
イラストはなんと女の子のみとなっており、非常に眼福でございます。ロボだろうとちゃんと女の子なので悪しからず。
アニメでは「遊戯王ゴーラッシュ!!」第103話でバリベルギャーCPT(CV:中村カンナさん)が使用したテーマとなっております。キャラデザインが独特も独特で一度見ると夢に出ること間違いないです(笑)
1.2. 効果について
サイバースパイスの名前はトリプルミーニングとなっており、「サイバース」「スパイス」「スパイ」です。
ということでカレーのスパイスにちなんだコードネーム、そして忍者らしいコスチュームで構成されています。
そのため、効果も独特なもので、
「相手のデッキの上を確認して、追加効果」
「相手の墓地のカードをデッキの上か下に戻す」
といったように策謀を巡らせて敵軍を機能不全に陥らせ、自軍を勝利に導くまさに忍者らしい効果となっております。
相手を妨害しながら、自分は強力なフュージョンモンスターを召喚し、一気にライフを削りましょう。
2. テーマ内カード説明
この章ではテーマ内カードをに説明していきます。
各カードの役割など重きを置いている動きなどが気になりましたらご覧ください。
2.1. 効果モンスター
2.1.1. サイバースパイス・ホットポット

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル1/サイバース族/効果
ATK:100 DEF:100
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分のメインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル7以上/炎属性/サイバース族)1体または「スパイスクロース・ミックス」1枚を選んで手札に加える。
こちらテーマ内のマスコットキャラクター、ホットポットちゃんです。カレー鍋に液晶モニターのかわいいお顔が映ってますねかわいい。
上級及びテーマフュージョン魔法を拾います。この効果を使いまわすことから始まります。
≪サイバースパイス・カリーパンドラペリー≫以外のフュージョンの素材となるキーカードです。
主なコンボとして、
a) ホットポット召喚。効果、墓地の≪ウィトクロース・デメテル≫を手札へ。
b) ホットポットともう一体をリリースしてデメテルをアドバンス召喚。効果、相手のデッキトップ2枚確認してその中にモンスターがいれば☆1のホットポットを蘇生。
c) 再びホットポット効果、墓地の≪スパイスクロース・ミックス≫を手札へ。
d) ミックス発動。ホットポットとデメテルを素材として≪ウィトクロース・デメテル・ホットポット≫をフュージョン召喚。
初期と比べたらもはや宇宙ですね。一発目に挙げる動きとして最新のものを上げるのはどうかと思いますが、一番コンパクトかつ強力なのでやりますよねそりゃあ(笑)
手札にもよりますが基本的にデメテルで蘇生して効果を使いまわす動きが物凄く強い動きとなりますので覚えておきましょう。
2.1.2. サイバースパイス・シナモン

優先度★★★☆☆
カード詳細
炎属性/レベル2/サイバース族/効果
ATK:400 DEF:700
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの一番上のカードをめくり、お互いに確認する。そのカードがモンスター(レベル5以上)だった場合、さらに自分は手札のモンスター1体をフィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを元に戻す。
サイバースパイスのキュート系ヒロインシナモンちゃんです。シナモン美味しいですよね。甘みと苦みのハーモニーがほんとにたまらない。
効果としては相手のデッキトップ確認が主な効果となっております。追加効果の手札からの特殊召喚はめったに発動できないのでおまけ程度に考えておきましょう。
デッキトップ確認が実は重要な効果で、後続の強力な効果を確定で打てるかどうかの確認、先行1ターン目から相手の手札一枚をのぞけるのは非常に大きな情報アドバンテージとなります。
加えて、相手のデッキタイプが大きく絞れる可能性があるので、ゲームプランを組み立てやすくなるなど利点は大きいです。
さらにシナモンはホットポットとフュージョンして≪サイバースパイス・クイーンシナモン≫の素材にもなれるので、現状1-2枚の採用となります。
2.1.3. サイバースパイス・ターメリック

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル2/サイバース族/効果
ATK:600 DEF:900
【条件】自分のデッキのカードが10枚以上で、自分フィールドにこのカード以外の表側表示モンスター(炎属性/サイバース族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手の魔法&罠ゾーンの裏側表示のカード1枚を選んで確認する。そのカードが罠カードだった場合、さらに自分は1枚ドローする。
たれ目ビューティーのターメリックさんです。効果の条件からみて基本的にさぼり癖がありそうなところがチャーミングですね。ほかの子の目がないとやる気出さないあたり間違いない(断言)
相手の魔罠を確認して罠だったらドローできます。このカードの条件が地味に厄介で、炎サイバースがいないと発動できないので、≪カオスフェムトロン≫等では発動できない点に注意です。
ターメリック2体並べて1体目で罠がめくれたら2体目も同じカード確認させてもらうあの瞬間は脳汁がやばいです。そして引いたカードで除去してあげましょう。この動きにはお相手もニッコリ。
効果もさることながら、サイバースパイスの強力なフュージョン体である≪サイバースパイス・クイーンターメリック≫の素材にもなれるため、3枚投入必至です。
2.1.4. サイバースパイス・クミン

優先度★★☆☆☆
カード詳細
炎属性/レベル3/サイバース族/効果
ATK:900 DEF:300
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの一番上のカードをめくり、お互いに確認する。そのカードがモンスターだった場合、[そのレベル]×100ダメージを相手に与える。相手はめくったカードを元に戻す。
んくぅぅぅるびゅぅぅぅてぃいいいいいい!!
すいません取り乱しました。
門下生組最年長真面目キャラのクミンさんです。ターメリックには小言を言っててほしい。
効果はシナモンと同じく相手のデッキトップを確認する効果、そして追加効果でモンスターだった場合バーンダメージを与える効果になります。
シナモンよりも追加効果が発動しやすくなっており、見事にシゴデキ感出てますね。ちなみにこの追加効果は強制のため、しっかりダメージを与えましょう。
門下生組(下級)では唯一フュージョン先がいないため、採用が見送られることがしばしば。なぜ≪スパイスクロース・ミックス≫に姿が描かれているのにフュージョン体がいないのか謎で、公式Xのリプ欄ではたびたび「クミンの融合体ください!」などのコメントが見られます。
ですが唯一下級の中でレベルが3ということでシナジーのあるカードが多いです。
・≪ストレンジ・アトラクター≫
条件の二つ目であるレベルの異なるモンスター5体を戻すためのコストとして非常に優秀。
・≪デフロスト・ルーパー改≫
追加効果のデバフがなかなか強力でその条件にマッチしている。
特にストレンジアトラクターがOCGでいう貪欲な壺になるので意地でも採用したいと思ってます←
2.1.5. ウィトクロース・デメテル

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル7/サイバース族/効果
ATK:2200 DEF:0
【条件】自分が墓地からモンスターを特殊召喚していないターンに発動できる。
【効果】相手は自身のデッキの上からカードを2枚めくり、お互いに確認する。自分は[その中のモンスターのレベルの合計]以下のレベルを持つ、自分の墓地のモンスター1体を選んで自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
聖母。以上。
テーマ内カードで唯一サイバースパイスの名前を冠さないモンスター。名前の由来はウィト(wheat)は小麦、クロース(cloth)は布を意味しており、つまりナンやパンなどの女神というわけですね。いやー書いていておなかが減ってきますね!!
効果としては、相手のデッキトップ2枚を確認してその中のモンスターの合計レベル以下のモンスターを蘇生するもの。
主に狙いたいのはホットポットや上級モンスターのガラムマサラ、手札にホットポットがいればシナモンやターメリックですね。
ホットポットを蘇生できればミックスでデメテル・ホットポットになれるのでガンガン狙っていきたいですね。
採用枚数は3枚固定です。
また、このカードの以降複数枚トップをめくる効果が続きますが注意点として、複数枚めくった後、相手は”好きな順番でデッキの上に”戻します。
つまり先行1ターン目などに使ってしまうと≪強欲で謙虚な壺≫のようなめくった中から好きなカードを手札に加えられるため、留意しましょう。
2.1.6. サイバースパイス・ナツメグ

優先度★★★★☆
カード詳細
炎属性/レベル7/サイバース族/効果
ATK:2300 DEF:0
このカードはモンスター(サイバース族)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】なし
【効果】お互いのデッキの一番上のカードを墓地へ送る。その後、自分はその中から1枚選んで持ち主のデッキの上か下に戻すことができる。
忍から一変、エージェント風な姿に主人公風味を感じざるを得ませんねえ。テーマ内唯一の絵違いシークレットを与えられた選ばれし戦士。
はい、ナツメグです。筆者一番のお気に入りカードでございます。
リリース軽減を持つレベル7の大型モンスターです。素打点が2300ありアタッカーとして非常に優秀なスタッツを持ちます。
効果としてはお互いのデッキトップを墓地へ送り、どちらか1枚をデッキの上か下に戻すというものです。
一見、相手にも墓地肥やししてしまうカードではありますが、次の相手のトップを見る効果と同等以上の効果となっています。相手のデッキトップから回収の利かない魔罠が落ちればそのままにし、引かれたくないカードであれば下に戻しておちょくるなど、相手のデッキの知識によって性能が大きく異なるカードです。
さらに、デメテルやガラムマサラで相手がトップを操作した後に使うことで相手の引きたいカードを墓地へ落とすことも可能です。ここに関しては相手との読み合いになる面白い部分ですね。
その他、カオスフェムトロンの効果条件を満たすためにサイバースを1体墓地へ送る必要があり、このカードをアドバンス召喚するだけで満たすことができます。
2.1.7. サイバースパイス・ガラムマサラ

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル7/サイバース族/効果
ATK:2400 DEF:0
【条件】相手フィールドに表側表示モンスターがいる場合に発動できる。
【効果】相手は自身のデッキの上からカードを3枚めくり、お互いに確認する。自分は相手フィールドの表側表示モンスターを1体選び、その攻撃力をターン終了時まで、[めくったカードの中のモンスターのレベルの合計]×300ダウンする。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
一族の筆頭忍者。硬そうな髪の毛かわいい。
はい、来ましたついに登場エースモンスターです。
相手のデッキトップを3枚確認し、その中のモンスターのレベルの合計×300ポイント下げるという強力な効果を持っています。環境に大型モンスターが増えれば増えるほどさらに強さが増していきます。
タイミング次第で相手のモンスター1体の攻撃力が0になり、直接ライフを奪うことができます。
また、このモンスターは≪サイバースパイス・カリーパンドラペリー≫の素材となるため、3枚投入必至です。
2.2. フュージョンモンスター
2.2.1. サイバースパイス・クイーンシナモン

優先度★★★☆☆
カード詳細
炎属性/レベル9/サイバース族/フュージョン/効果
ATK:2800 DEF:2500
「サイバースパイス・シナモン」+「サイバースパイス・ホットポット」
【条件】自分の墓地のモンスター3体をデッキに戻して発動できる。
【効果】お互いは自身のデッキの上からカードを2枚めくり、お互いに確認する。その後、[その中のモンスターのレベルの合計]×100ダメージを相手に与える。お互いは自身がめくったカードをデッキに戻す。
フュージョンモンスター1体目はクイーンシナモン!成長した姿といっても忍法によって一時的に強化された姿であります。(妄想)
シナモンとホットポットを専用フュージョン魔法の≪スパイスクロース・ミックス≫によってフュージョン召喚できます。
モンスター3体を墓地からデッキに戻すことで発動し、お互いのデッキトップを確認してその中のモンスターのレベルの合計×100ダメージを与える効果です。
ブルーアイズや恐竜、マキシマムなどレベル8以上を採用しているデッキには最高の一撃をお見舞いすることができます。
テーマ内のデッキトップをめくる効果の中で唯一”お互いのデッキ”かつ”めくったカードをデッキに戻す”効果で、他のカード効果でデッキトップにひかれたくないカードが確認できたとき、余裕があるときに出すことがあるモンスターです。モンスター3体をデッキに戻すコストもいい仕事です。
直接ライフを取りに行けるカードではありますが、トップ依存が激しくムラがあるため、一時期いなくてもいいかな…と考えたこともあるのですが、このモンスターのおかげで勝ちを拾えた試合が少なくないため、なんだかんだ言って必須かもしれません。
2.2.2. サイバースパイス・カリーパンドラペリー

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル9/サイバース族/フュージョン/効果
ATK:3300 DEF:2500
「サイバースパイス・ガラムマサラ」+「ウィトクロース・デメテル」
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの上からカードを4枚めくり、お互いに確認する。その中に魔法・罠カードがあった場合、相手フィールドの魔法・罠カードをすべて破壊できる。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
はい、サイバースパイスのフュージョンエース、カリーパンドラペリーです。デメテルとガラムマサラの2体でフュージョン召喚できるモンスターとなります。
相手のデッキトップを驚異の4枚確認、その中に魔罠があった場合に羽根帚と……。強力の一言に尽きますね。
フュージョン体の中から一つ飛びぬけた3300という攻撃力も相まって非常に強力な一枚です。
ミックスで相手の罠をデッキトップにおいて確定発動させる動きも強力です。しかし相手の墓地に強い魔罠しかない場合は何も戻さずに運試しをするしかありません。
相手のデッキタイプから投入されている魔罠の残数を読んで賭けに出るしかない場合もありますが、4枚という多さから大体出ます。ですが大事な場面ではずすことも多いので過信は禁物です。
先行1ターン目から召喚を狙っていきたいモンスターです。もし、残ってターンを跨いだ場合に最初から羽根帚からスタートできるため、相手に魔罠セットをためらわせることができます。この瞬間の相手の表情からしか得られない栄養素があります(確信)
ちなみに効果の条件はありません。確認だけすることも可能なので、情報アドをしっかり握っていきましょう。
2.2.3. サイバースパイス・クイーンターメリック

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル9/サイバース族/フュージョン/効果
ATK:2900 DEF:2500
「サイバースパイス・ターメリック」+「サイバースパイス・ホットポット」
【条件】なし
【効果】相手は自身のデッキの上からカードを3枚めくり、お互いに確認する。その中にモンスターが2体以上いた場合、このターン、このカードは2回攻撃できる。相手はめくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
大きくなったねえ……(2回目)
他の子がいなくてもやる気を出すようになっただけで涙が出てくるよ…
はい、フュージョンモンスター3体目はクイーンターメリック!サイバースパイス・ターメリックとホットポットの2体をミックスしてフュージョン召喚できるモンスターになります。
効果は、相手のデッキトップ3枚を確認して、その中にモンスターが2枚以上含まれていれば、追加で2回攻撃が付与されます。
--そうです。ただの『2回攻撃』です。モンスターにではありません。プレイヤーにも攻撃できます。
盤面除去しながら、ライフをしっかり削ることのできる優秀なアタッカー兼フィニッシャーでもあります。
攻撃がすべて通る状況の場合、クイーンターメリック2900×2=5800とデメテル2200でちょうど8000になることを頭に置いておくといいかもしれません。気持ちのいいリーサルです。
2900の打点は決して低くはないですが、昨今の環境的には初ターンには出さず、攻撃できるターンに呼び出していきましょう。
2.2.4. ウィトクロース・デメテル・ホットポット

優先度★★★★★
カード詳細
炎属性/レベル9/サイバース族/フュージョン/効果
ATK:3000 DEF:2500
「ウィトクロース・デメテル」+「サイバースパイス・ホットポット」
【条件】なし
【永続効果】このカードは相手の効果では破壊されない。自分のモンスター(レベル7以上/炎属性)の攻撃は貫通する。
聖母の料理が舌を貫くーーー。
はい、ついに来ました待望の新規、並んだだけ融合デメテル・ホットポット!2人が仲良く料理を作っている微笑まシーンがそのままモンスターになっちゃってます。いったいどんなカレーができるのやら。
効果は遊戯王最初期から言われている、「テキストが短いほど強い」を体現した効果。自身に効果破壊耐性付与、味方のレベル7以上の炎属性モンスター全てに貫通を付与するもの。
はっきり言って強い。んなこと見りゃわかりますね。貫通付与についてはサイバース族すら書かれておらず、炎属性テーマに汎用的に扱うことができます。
今までデメテルをフュージョンさせようとすると少し手間を擁していたのですが、墓地に素材がそろってさえいればデメテル1枚から出すことができるモンスターとなりました。
クイーンターメリックやカリーパンドラペリーを並べて一気にライフを削りましょう。
2.3. 魔法カード
2.3.1. スパイスクロース・ミックス

優先度★★★★★
カード詳細
通常魔法
【条件】なし
【効果】自分の手札・フィールドのモンスター(炎属性/サイバース族)を素材として墓地へ送り、フュージョン召喚する。その後、相手の墓地のカード1枚を選んでデッキの上か下に戻すことができる。
形式上魔法カードと区分けしましたが、唯一のテーマ内魔法カードとなります(笑)
イラストにクミンが描かれているのに未だフュージョン体が出ません。早くくださいKONAMI様。
手札・フィールドの炎属性・サイバース族をフュージョン素材とする通常魔法となります。追加効果で相手の墓地のカードをデッキのトップかボトムに仕込むことができるいやらしいカードになります。
追加効果がまさにこのテーマの特徴・強みです。
相手の妨害のために、墓地のカードをデッキに戻すカードは多々あります。しかし、上に戻し、かつ利用するのは他テーマでは見られないですね。
例えばミックスでクイーンターメリックを召喚し、相手の墓地のモンスターをデッキトップに戻してからクイーンターメリックの効果を起動。デッキトップが確定しているため、より追加効果が発揮しやすくなるというわけです。
このようにデッキトップをめくる効果と併せることでアドバンテージを稼ぎ、相手のライフを奪っていきましょう。
2.4. 罠カード
2.4.1. スパイスクロース・シークレットレシピ

優先度★★★★★
カード詳細
通常罠
【条件】相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、自分の墓地のモンスター(サイバース族)2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル9以下)1体を選んで裏側守備表示にする。その後、相手の墓地のカード1枚を選んでデッキの上か下に戻すことができる。
お鍋にスパイスを投入し出来上がる忍術とはーーー
はい、罠カード1枚目はシークレットレシピです。
モンスターの着地時の強力な妨害となる裏守備表示に加えて、ミックスと同様の追加効果を持ちます。
相手の墓地から回収したいカードを下にしたり、来てほしくなさそうなカードを上に置いて、いやな気分にしてあげましょう。
また、このカードが決まった後に、ミックスを使用してフュージョン召喚すると、相手のデッキトップが2枚固定され、クイーンターメリックの2回攻撃を確定させることも可能となります。
2.4.2. スパイスクロース・ブラックペッパー

優先度★☆☆☆☆
カード詳細
通常罠
【条件】自分の墓地にカード名が異なるモンスター(炎属性/サイバース族)が3体以上いる場合、相手のデッキのカードが墓地へ送られたときに発動できる。
【効果】自分はモンスター(レベル4以下)2体を含む相手の墓地のカード5枚を選ぶ。そのカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
キリっと味変!ブラックペッパー!!
はい、テーマ内最後のカードはスパイスクロース・ブラックペッパーです。ペッパーミルが銃のようになっているデザインですね。
条件が少し厳しめで自分の墓地にスパイスが3種類いないと発動できない罠カードです。味変するだけあって元の味がしっかりしていないと打たせてくれないみたいな条件してます。
効果は相手の墓地の下級モンスター2体を含むカード5枚をデッキトップの戻させる効果になります。次の相手のドローを完全ロックさせるため、終盤などに使うと詰ませられそうな効果をしています。
ですが昨今のデュエルスピード的に、発動するための条件が重いことと、直接盤面に干渉するカードではないため、メイン投入ではなく、環境を見てサイドインであればワンチャン使うこともあるか……?
筆者的にあまり使用しないカードではありますが、決まったら相手が変な顔することは間違いないので、いつか使いたいと思います。
3.デッキレシピ

環境に≪夢中≫が台頭し、こちらのモンスターが昆虫族に変えられてしまう効果により、チャージホールの採用は泣く泣く断念。代わりにどちゃくそ強い≪任務完了(ニュースタート)≫と≪ウィトクロース・デメテル・ホットポット≫の追加により、環境で顔を出すことが増えたのではないかと個人的に思っております。
ですが、新規参戦の≪アニマジカ≫や≪夢中≫、≪HERO≫に比べて安定感にやや不安があるため、純構築を手放し、汎用札を採用する方向も視野に入れている昨今であります……。
仮想敵は≪夢中≫、≪アニマジカ≫、≪HERO≫、≪ガイア≫を想定しています。基本的に罠を決めて弱化盤面でターンをもらうようにし、貫通、2回攻撃等を通してライフを削っていく古き良きビートダウンです。
テーマごとの墓地、デッキトップいじりは後程。
3.1.採用カード、役割について
採用枚数として、まず上級から。
1) サイバーススパイス・ガラムマサラ 3枚
2) ウィトクロース・デメテル 3枚
上記2枚は効果も強く、フュージョン素材となれるほか、≪任務完了≫のコストともなれるのでフル採用。
3) サイバースパイス・ナツメグ 3枚
ナツメグに関しては、2-3枚で悩んではいますが、いるとうれしい場面が多いため、3枚としています。運用としては、
a) カオスフェムトロンの条件である墓地にサイバース1体以上がリリース軽減により満たしやすい。
b) 手札リソース2枚で用意できる2300打点要因。
c) 相手がデッキトップを調整した後のはたき落とし。
などです。ドロソ2種にも対応しているため、真っ先送られるコストとしても非常に助かっております()
次に下級枚数です。
4) サイバースパイス・ホットポット 3枚
5) サイバースパイス・ターメリック 3枚
6) カオスフェムトロン 3枚
中核、フュージョン素材、エンジン、以上。
7) サイバースパイス・シナモン 2枚
フュージョン体こそあるものの優先度が低く、枚数を絞る形に。素の効果自体もクミンの方が好みだし、ストレンジ・アトラクターの貪欲な壺効果のコストのことも考えるとクミン入れたい。クミンのフュージョン体はよ……。いやシナモンかわいいシナモン好きです。
8) サイバースパイス・クミン 1枚
完全に好み。下級の少なさを懸念してぶち込んでます。削ってシナモン3でもいいです。でも墓地にいてくれるだけで貪欲な壺要員になれるの強くて強くて……。誰か俺を正論でぶったたいて……。
9) RAMクラウダー 1枚
レジェンド枠。序盤ではフィールドのカオスフェムトロンを墓地送って同じやつ復活させて再利用する使い方が気持ちいい。後半ではフュージョン体が生えてくる。控えめに言ってやばいやつ。打点1800あるのも非常にgood。サイバースの救世主です。
次は魔法です。
1) スパイスクロース・ミックス 3枚
テーマコンセプトに沿うため必須。
2) 七宝船 3枚
3) ストレンジ・アトラクター 3枚
4) 強欲な壺 1枚
ドローソース。デッキを回すためのカードとしてフル投入。強欲な壺は天使の施しでもいいですが、個人の好みの範疇と判断します。手札を増やしたい場合は強欲な壺、事故軽減やカオスフェムトロン起動等を狙う場合は施しを推します。
5) コスモス姫のお戯れ 1枚
祝再録。制限カード。前面・バック除去両方をこなしてくれる素晴らしいカード。強い反面使う場面に物凄く胆力がいるカードだと思ってます。サイバースパイスにはモンスターを除去するカードがないため、ありがたい1枚です。
6) コーリング・ダーク・メテオ 3枚
モンスターをデッキに戻し、魔罠1枚を割ることのできるカード。≪オーバーラッシュ・ストーム≫との択ですが、≪夢中のラーヴァ≫や≪カード・ディフェンダー≫などメタカードが増えてきているため、現状こちらになると思います。環境を見て変えていきましょう。
次は罠カードです。
1) スパイスクロース・シークレットレシピ 3枚
テーマの強力罠カード。レベル制限こそあるものの、現環境で対象取れないテーマはほぼいない状態であり、追加効果である墓地操作効果が試合を左右する効果となるため、3投入。戻すカードは2枚以上ダブっているカードを優先的に。その中で下記の優先度を意識しています。
a) ホットポット
b) デメテル、RAMクラウダー
c) ターメリック=ガラムマサラ>シナモン
d) 他
2) 任務完了(ニュースタート) 2枚
レベル7軸の新たな希望。重ね引きしてしまった場合がトラウマとなったため、2枚の採用。戻すカードはダブりがなければ基本的にナツメグ優先。2枚以上ある場合はガラムマサラ、デメテルもおk。
3) 魔法の筒
伝家の宝刀。決まればリーサル目前となるため、優先度は高め。
その他ミラーフォースやウェーブフォースが候補に挙がります。
エクストラデッキはテーマ内カードをフル採用。残りはお気に入りカードで埋めましょう。おすすめはミソインスタントです()
3.2.環境テーマに対して
環境テーマである≪夢中≫、≪アニマジカ≫、≪HERO≫、≪ガイア≫に対して罠の撃ちどころ、墓地から戻すべきカードを記載していきます。
3.2.1. 夢中
1) 罠の撃ちどころ
基本的に上級モンスターの着地時。しかし、任務完了については代打バッターには打たざるを得ない。
2) 墓地から戻すべきカード
夢中のシルビクスを優先的にデッキボトムへ。シルビクスが2枚以上あり、かつ自分が着地罠を握っている場合は、上級モンスターをデッキトップへ戻し、着地狩りを狙う。その他、モンスターを上に戻したい場合はドローネ、その次点ではほかの下級モンスターがオススメ。
3.2.2. アニマジカ
1) 罠の撃ちどころ
基本的に上級モンスターに当てる。ダブルセイバーがいる場合は、獣族以外の汎用モンスターの着地時にレシピを他のモンスターを寝かせるのに使う。特にダブルセイバーを裏守備にしてしまえばその後の上級に当てられるようになるためオススメ。
2) 墓地から戻すべきカード
第一にシューターをデッキボトム。第二にウィップをデッキトップ。第三にナイトをデッキトップ。
3.2.3. HERO
1) 罠の撃ちどころ
レシピはフュージョン体。任務完了はカードディフェンダーもしくはフュージョン素材が2体並んだ時。
2) 墓地から戻すべきカード
ミラクルフュージョンの素体で数の少ないモンスターをデッキボトム。クレイマンだけデッキトップ。フュージョンをデッキトップも結構痛そうにしてる。
3.2.4. ガイア
1) 罠の撃ちどころ
レシピはフュージョン体。任務完了はガイア、対応するカードのあるニゲイターやイマジナリー・リアクターなどに。
2) 墓地から戻すべきカード
ガイアをデッキトップ。攻撃の無力化、死者転生などはデッキボトムへ。
4.サイバースパイスの立ち回り
サイバースパイスにおけるデュエル中の立ち回り、勝ちパターンを記載していきます。
ラッシュデュエルでは序盤、中盤、終盤で立ち回りが変わってきます。残ライフやデッキ枚数等を一つの指標としてください。ここでは仮に相手ライフを参照して序盤(LP8000~6000)、中盤(LP6000~3000)、終盤(LP3000~0)と表記させていただきます。
4.1.序盤について(LP8000-6000)
まず序盤ですが、ここでは以下の準備を行います。
1) 墓地に罠カードのコストであるモンスターを充実させる。
2) ホットポット、デメテル、ガラムマサラ、ミックスを1枚ずつ墓地にそろえる。
3) 相手のデッキトップを確認する効果(シナモン、クミン、ナツメグ)で相手のデッキタイプを把握する。
これらを行うために、
a) ドローカード(七宝船、ストレンジ・アトラクター)によるコスト及びデッキ圧縮。
b) カオスフェムトロンによる墓地肥やし。
c) ナツメグで相手のデッキトップ固定及び自分の墓地肥やし。
を積極的に狙っていきます。
ですが、これらを行うためにライフポイントを大きく失ってしまっては元も子もないので、下級モンスターしか立たない場合などはセットエンドを心がけましょう。
手札を使い切ることも重要ですが昨今の環境ではライフが序盤から大きく削られてしまうことも多いため、最初から意識しましょう。
4.2.中盤(LP6000-3000)
次に中盤の立ち回りです。ここからは手札、相手の盤面から与えられるダメージを意識しましょう。罠によりモンスターが上級1体のみでターンが返ってきた場合などは大チャンスとなります。
相手ライフを大きく削る手段は以下になります。
1) ガラムマサラによる攻撃力大ダウン。
2) クイーンターメリックのATK2900による2回攻撃。
3) レベル7モンスターを3体並べての面攻撃。(ナツメグ2体+ガラムマサラなど)
4) デメテル・ホットポットによる貫通ダメージ。
中でもガラムマサラによるデバフは下げ幅がとても大きく、再現性がとても高いのでオススメです。
また、ミックスやシークレットレシピによる墓地のカードのデッキバウンスを用いてこちらの追加効果をしっかりと発揮させると同時に、夢中のシルビクスや攻撃の無力化等の墓地にあってほしい相手のカードはデッキボトムに返してあげましょう。
ここで注意点ですが、デッキをめくる効果についてはなるべくですが少ない枚数をめくる効果から順に使いましょう。
理由としてはデッキに戻す際、相手が自由に順番を変えられるためです。例えば、ガラムマサラで3枚めくったときに、モンスター、魔法、魔法の順でめくれた場合、その後、デメテルの効果を使う際に逆の順で戻されていると追加効果が発揮できなくなってしまうなどですね。
カリーパンドラペリーは罠を打たれる前に発動する等、自分なりに理由がつけば問題がありませんが、基本アド損する可能性が高いので注意しましょう。
4.3.終盤(LP3000-0)
最後に終盤についてですが、基本的に中盤と同じ戦い方です。
デッキトップを操作し、罠に気を付けてLPを削ります。ただ、中盤のリーサル手段に加えて、クイーンシナモンによるバーンダメージも視野に入れましょう。
バトルをせずに勝利を決することもできるので、リスクを軽減できます。まあ、中盤だろうと序盤だろうとクイーンシナモンのバーンダメージは撃てるときに撃てればアドですので無理しない(墓地コストが枯渇しない)程度に狙っていきましょう。
5.最後に
ここまで稚拙な文章を読み進めていただきありがとうございます。サイバースパイスについて少しでも知見を広めていただければ幸いです。
これ以降もほかのテーマや広めたいカード等がありましたら書いていこうと思います。それでは次の記事で!