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台所でする料理以外のこと

台所を料理以外のことで使うとき、少しだけイケナイコトをしている気分になります。わかりやすい例で言うと、コンロの前で一人焼肉とかね。幸いな事に、私にとって台所は心をアクティブにしてくれる場所です。

今日はそんなパワースポットにて、ロウソクの溶け残りを集めて、もう一度ロウソクを作りました。

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うちの家事のひとつなんですが、毎晩使っているイケアで買ったロウソクの溶け残りが容器いっぱいになったら火にかけています(危ないから本当はIHが良い)。夜明るいのが好きじゃなくて、ロウソクを灯したランタンとスタンドライト1つだけという、以前うちに来た友達がドン引きするぐらい暗い部屋で毎夜過ごしています(他エロいとの声多数)。

この、台所を料理するために使っていない放課後のような時間が好きです。

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時々、台所のスツールに座って考え事をします。
エッセイストの寿木けいさんが朝の台所で文章を書いているという話を初めて聞いた時はカッコ良すぎて震えたけど、ちょっとだけ、スツールに座っている時と似たような気持ちなのかな……と重ねたりします。

アクティブに働く自分の亡霊を見ながら過ごす曖昧な時間。普段は聞こえない冷蔵庫のモーター音、遠くのYouTube、時計の針。家でも職場でもない、名前のない時間に落ちていく感覚はものすごくクリエイティブで、これを幸福と呼ばずになんと呼ぶのでしょうか。(あ〜アウトプットがもう少し上手だったらなぁ〜)

エッセイストの平松洋子さんによる『夜中にジャムを煮る』という著書、このタイトルを書店で見かけた時も「わかりみしかない……!!!」と震えた事を覚えています(料理しない友人にはポカーンすぎて笑った)。これも、台所の放課後に身を委ねる行為の一つだよね。あぁ愛しいな。

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この文章を書いていたら昔の彼に「料理してる時は別人みたい」と言われた事を思い出しました。多分、それが1番クリアな彼女の姿でしたよ。生きるのがヘタクソでごめんなさいね。

絶望と幸福を行き来する私が帳尻を合わせる放課後、それが台所でする料理以外のことです。

あなたは台所で、料理以外のことしますか?

#料理 #健康 #ライフスタイル #ぱねかみの節約ごはん

UberEatsの配達を雨の日でもできる様なグッズを買いたい(具体的には、さすべえと、レインブーツと、ゴアテックスの上着)ので、何卒〜!!!