余計 2024年7月8日の日記
・下半期です。シモハンキンポーです。
・上半期は色んなことがありました。
・まあ、中でも6月に起きた「ニコニコへの大規模サイバー攻撃」ってのがね。まさかここまで長引くとは。
・7月入ってからも好きなアーティストが活動休止を発表したり。「確かなものなどどこにもない」そんな2024。
・そんな中でも、ポジティブに過ごしていきたいですね。ニコ生で活動できなくとも、youtubeやTwitchで配信できるいい機会ととらえて。
・何事も保険があるくらいがちょうどいい。
・話は変わって。
・都知事選でしたね。北海道民なので蚊帳の外な出来事でしたが。
・TLを見てても、色んな方が「選挙行きました!!」ツイートをされておりました。
・えらいっ
・政治思想は色々あっていいと思うですが、やっぱ「投票率」は上げてかないと。特に僕らみたいな30代以下は。年代別投票率が低いと「こいつらに対する政策は後回しでええか~~~」と無視されちゃいますからね。
・昔はある芸能人が「選挙に行かないという選択肢もある」と語ってて「その考え方もあるよな~」と思っていたのですが、それが強まると「固定の支持層を持っている人達の独壇場になる」という知識を大人になって得たので、考えを改めました。
・本当にそうかそうか、って話なんですけども。
・で、何かマジメにこんなこと書いてるかといえば。ちょっと思い出したことがあって。
・ちょっと昔に「匿名のコメントを取り上げてそれに対して自分の見解を述べる」的な企画を行ったんですよ。
・その時に「活動者・配信者の方々、もっと政治の話をしてもいいのではないか? むしろ発信力のある立場なのだからして欲しい」というご意見をいただいたのですよ。
・で、これは僕なりの意見なんですけども。
・「エンタメに携わる人間は、極力政治を語らない方が良い」という美学を持ってまして。
・決して「政治的無関心になれ」「投票権を放棄しろ」とかそういう意味じゃないんですよ。前述した通り、投票率を上げるのは大事。
・ただ、表に立って何か活動する人間(「笑い・バラエティ」をテーマにした活動をしている自分のような存在は特に)にとって、「政治的な色がつく」というのはマイナスでしかないと思うのです。
・この人の活動でどれだけ笑っても、この人の歌にどれだけ心打たれても、ふと現実に返ると「あ、思想違うんや」みたいな。それに気づいた瞬間、なんか素直に受け取れない部分出てきちゃうな、みたいな。
・あと平成末期~令和の現在にかけて、SNSで政治的思想を持って発信している人の中でも「ヤバい人」がめっちゃ目につくじゃないですか。あれも政治的発信することのリスクを増長していると思うんです。
・「炎上商法」という言葉があるように、過激なワードを使えば人の目に留まる。その利を得ようとして、政敵への誹謗中傷まがいの発言を続ける…。これが国会議員レベルでもあるってもんだからたまったもんじゃない。
・それに付随して、政治を語る人に対して「そういうイメージ」が付いちゃってるんじゃないかな、と。特に10代の若年層の子たちにとっては。あんま関わらんとこ、的なね。
・よく「野球・宗教・政治の3点は公に話すな」と言われますけども。人の過激な側面が出てきてしまうので、そういう売り方をしていない人にとっては語るのはよろしくないんじゃないか、と思うのです。
・そうかそうかっつってね。
・小坂誠の守備範囲の話する???
・この考えの奥底には、自分の中のちょっとイヤだった経験もあって。
・好きなアーティストが、政治的にちょっと的外れなことをTwitterで言ってたり、音楽フェスで変なデモをしだしたり、急に作風が「脱原発」に動きだしたり。全員別々のアーティストなんですけどそういう経験があって。
・もちろん「音楽」という文化そのもののルーツには「政治」が深くかかわっているし(自分は学がないのでこれ以上の深掘りは避けますが)、政治的発信のために音楽は進化していった、という流れもある。
・ただ、なんですよ。娯楽で気楽に聴いていた楽曲に、そういう意味が乗っかってしまうのはなんだかな~~~、という。
・僕は音楽好きな人間だったので、そういうやるせなさを痛感することはあります。
・もちろん、こういう考えを持てていることが平和(平和ボケともいえる)ということなのでしょう。自分含む音楽好きの人間が「俺達から音楽・エンタメを取り上げるな!!」的なムーブを起こしていないということは、趣味に対する保証がこの国にはあるという。
・ちなみに僕はゴッチさんのフォローを5回くらい外したりし直した経験があります
・「配信者と政治」で1点、この人達のプロ意識凄いな…と感嘆した話。
・ちょい前に、安倍元首相が暗殺されたニュースあったじゃないですか。
・思想が偏ってる人にとっても、一般人にとっても、政治的無関心な層にとっても、かなり衝撃的なニュースだったと思うんですよ。
・で、色んな配信者の方がTwitterで(あまり日常系の発言をしない人でも)「ウソでしょ」「信じられない…」とか話してて。「しばらくSNSから離れます」と言って1ヶ月くらい戻ってこない人もいたりして。それくらいのショックを受けるニュース。
・で、その中で凄いなと思ったこと。
・名だたる配信者や活動者・ゲーム実況者の多くがこのニュースに関して言及している中、僕が仲良くさせていただいている「れべるいち」というVtuber事務所があるのですが、そこに所属してる人たちは、一切このニュースに触れてなかったんです。少なくともtwitter上では。
・このプロ意識、すげーなと思いました。煽りとかじゃなく同業者として。
・こういう非常事態時に配信者に求められることって「普段通りの日常を提供すること」だと僕は思うんですよ。今年1月の地震の時でも「緊急ニュース・地震情報に疲れたから配信見に来たよ」と言ってくれた視聴者さんがたくさんいたように。
・きっと「SNS離れます」って言った人も、そういうニュースばかりが流れるタイムラインに辟易してたんじゃないかな、と。
・そんな中でいつも通りの配信や発言をするれべるいちの面々。もちろん配慮として、ツイートのテンションはちょっと抑えめにしてたんじゃないかな、と思うのだけれども。
・安倍さんが亡くなって僕もかなりショックを受けていた部分はあるんです。もちろん「政治的に全面的に支持してたか?」と問われれば難しいところはあるし、その後のなんちゃら教会の問題も色々とあるし。
・ただ、潰瘍性大腸炎という大病をわずらいながら政治を続ける芯の強さを尊敬していた。そして、あれだけ長く日本を支えてきた人が「暗殺」されるという事の衝撃。
・自分も何か書いてしまいそうになったところを、れべるいちのみんなの姿勢を見てハッと気づかされました。「エンタメを提供する配信者の姿勢ってそうじゃないでしょ?」と。
・少なからずショックを受けているであろう中でのその対応、「スルー」という決断を確固として持った、という事実に敬意を表します。
・哀悼の念は言葉に出さずとも、心の底からそっと想えばいい、と。
・「語るな」という割にめっちゃ語ってますけどね、今回。
・ただ、これからも僕は、配信者として活動していく上で「政治に関しては語らない」ルールを設けていきたいと思います。言うとしても「選挙行ってきました!!!」くらいかな。
・自分の後ろにきな臭いイメージが乗っかるの、本当に面倒なんですよ。イメージ戦略ってほどじゃないけどさ、面白いものを面白く思ってもらえなくなることは避けたい。そしてその要素は極力遠ざけたい。
・これが僕の持論です。
・あ、政治家の問題発言とかはゴリッゴリにイジくり回しますけどね。めっちゃ面白いんで。
・2位じゃダメなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!2位じゃダメなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・あたし、もうヘコたれへん!!!!!
(ここにカイワレ大根を食べる菅直人の画像を置く)
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