放送後記(2022/03/24)
ニコ生で放送した「Discord座王 vol3」。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336153406
個人的に嬉しかったのは、「口頭での1vs1大喜利回答対決」というシビアな内容で多くのコメントをいただけたこと。
いつもやっているニコ生コメント大喜利は、回答が何度でも打てるという環境だから面白い回答も多々。ただ、回答できる回数に限りのある口頭での大喜利はハードルが高くなる。とても悪い言い方をすると、コメントではスルーすることができる「つまらない回答」にも、口頭での大喜利は向き合わないといけない。その回答が出てしまったら、視聴者も少々ガッカリするだろうし、コメントリアクションも伸びないだろう。
そんなリスクを今回は感じさせない名勝負が多々。特に、はす向かいにガッツさんVSニューコンさんの大喜利対決。自分が見たタイマン大喜利の中でもかなりの名バウトになった。様々な配信や大喜利企画に参加されている二人の素晴らしい対決だったと思う。
これはよく言っている僕の持論なのだけど「どんなにつまらない人でも、大喜利の力はある程度のところまで成長できる」と思っている。経験や場数を積むことで、大喜利をする上での知識や技術を誰でも会得することができる。ただ、それでレベルを上げられるのは一定のラインまでで、高い大喜利力を持つ人を見ると「この人は格が違う」と思わせられる。自分もそんな人に何度も会ってきて、差を見せつけられている。
格が違う人にどうやって追いつけるのか、を考えてみた。経験量はもちろん、その人がどんな人生を歩いてきたか・どんな生活を送っているかというところまで意識しないと、追いつくことはないんじゃないか、と漠然に思う。明確な答えは出せないけれど、少なくとも「インプットの量」は多くないとその域には達しないんだろう。
今回のメンバーだと、ニューコンさん、ガッツさん、ダブリングさんの3名が群を抜いていた。追いつくことが非常に困難な、「格が違う」演者。まあ「Discord座王」企画に関しては、自分が面白いと思った人しかキャスティングしないので、これ以外の演者の方もみんな実力はあるのだけれど。
今回は、配信するにつれてどんどんコメントの密度も多くなっていったと思う。コメント参加型の対戦内容が後半にそろったこともあるが、先述したようにタイマン大喜利企画で多くのリアクションをいただけたことはとてもうれしい。これも、出演者の方々の大喜利力・エンタメ力のたまものだとつくづく思う。改めてこの場で感謝を。
配信終了後、企画した配信者として「めちゃくちゃ手ごたえあった!」というより、じんわりと「面白かったなあ」という沁みるような感覚があった。この感覚も久々だ。