「生配信に人が来ない時」用のTips

どうも、ぱんちどらんか~です。
普段はニコニコ生放送で生配信をしております。


ここ最近、「視聴者さんが配信活動をはじめる」ということが多くなってきました。

ただ、それと同時に

  • 「どうしても視聴者が付かない…」

  • 「伸びなさすぎて配信諦めました…」

という悩みも聞くようになりました。

配信は楽しい! 面白さをもっと知って欲しい!と考えている人間なので、諦めてしまうのは勿体ない…。ということで「視聴者が来ない」人向けのヒント記事みたいなものを書いてみようと思います。

経験論に基づくものなので「すべてが正しい!」という訳ではないと思います。が、いくつかは筋の通ったもの・あなたにフィットするものがあるかもしれません。




【はじめに】筆者について

僕のことを知らない人のために簡潔にプロフィールを。
(知ってる人はここすっ飛ばして大丈夫です)

  • ニコニコ生放送で活動中の生配信者。

  • バラエティ企画・大喜利・凸待ち・ゲーム実況・ラジオなど手広く配信。

  • Youtubeでも企画配信、Twitchでもゲーム配信をたまに実施。

  • 同時接続者数の平均は、企画配信は50人前後(youtube)、ゲーム実況配信は30人前後(Twitch)。

同接30~50てwwwwwクソ雑魚じゃねーかwwwwwと思った方、大手の見過ぎです。

配信者過多のこの時代、同接は2桁いけばかなり立派な方だと思います。

ちなみに、Youtubeで配信した『緊急SOS!家の水ぜんぶ飲む大作戦凸待ち2024』という企画では、チャンネル登録者190人に対して最大同時接続者数72人を記録したことがあります

どんな企画でなんつー数字出してんだ。



ということで以下、僕が考えるヒントです。

参考にしたり、「これは違う」「これはちょっとアリ」と取捨選択したりしてくれ~~~~!!!






①ちゃんと告知してる?

マジで一番大事。配信の内容・面白さと同じくらい大事。いや、それ以上に大事。

よく「視聴者を獲得するためには毎日配信しろ」という人がいらっしゃいますが、個人的にはそんな配信する必要無いんじゃない?と思います。もちろんある程度の効果はあるんだけど、労力に対する効果が少ないと感じる。「配信をぜんぶ見逃さず見たい!」タイプの視聴者にとってもカロリーが高い。

それに対して、告知することは労力がそんなにかからないと思います。ツイートとか簡単にできるじゃないっすか。

告知する際に最低限掲載するべき要素は、配信日時配信ページURLの2点。あとは内容の補足だったり、ゲストがいる場合は誰が出るかとかも明記した方が良さそう。

ビックリすることに、これでも告知になってしまうんです。配信時間とURL書いてあるから。内容2文字だけだし不親切極まりないけども。これは「どんな内容でも固定で来てくれる視聴者さんがいる」人にとってさらに効果的です。

「面白い配信しか行かないぞ!」って人を振り向かせるのと、「配信あったの!? 知ってたら見に行ってたよ…!」って人を少なくするの、どっちが簡単かといえば圧倒的に後者じゃないですか?

また、知ってもらうことが大事なので「配信のタイトル画像」は最悪ナシでもいいと思います。もちろんあった方が目に留まりやすいので作った方がいいですが、余裕がない時は労力にならないよう気を付けて!


②効果的な告知してる?

告知はなんぼやってもいいです。それぐらい、1度の告知では伝わらないことも多い。

大学生の時に、今ではすっかりお騒がせおじさんになった某メンタリストの本を読み漁ってました。その中で「どうしても伝えたいことは3回以上伝えた方が良い、ただし伝え方・言い方を変えろ」みたいな話がありまして。

自分の場合、下記のような感じで媒体を変えて告知を何度もしています。

  • Twitterでの告知・配信予定表の公開

  • 配信告知用Discordサーバーでの告知

  • Lit.linkに配信予定表ツイートへのリンク掲載

  • 生配信の終了前に「次回は○○日、こんなことやるよ」的なアナウンス

ちなみに、配信予定表はキッチリしたものを作らなくても全然大丈夫です。ある程度見やすさがあればOK。Vtuberの方とか凝ったものを作る人が多いですが、作ることそのものが労力になったら意味がない。告知すること自体が大切なので、ある程度ざっくり・テキトーでいいですからね。

ちなみに自分は、さらば青春の光・森田さんのツイートを参考にしています。


③視聴者の名前、言える?

あなたが生配信を開始したとして、5割~ほぼ確実に配信を見に来てくれるであろう人の名前を挙げてみましょう。ご友人の方でも、配信者-視聴者という関係性の方でも大丈夫です。

1人でも挙がれば十分。その人たちが絶対に配信へ来るような策を考えましょう。つまり、そこを明確なターゲットにして、その方々にとって需要のある配信内容を考える、ということ。

考え方は全然シンプルに。「その人が好きなゲームを実況する」でもいいですし、一緒に遊べるような参加型の配信をするなど。逆に「あの人ホラー苦手だから…」みたいに、苦手なものはなるべく避けてあげましょう。

あと「この曜日・時間帯は仕事してる人が多いから避ける」など視聴者の都合を考えるのも大切。SNSをざっくり斜めに見てると、明確な時間は分からなくとも「この人仕事大変そうだなー」程度の情報が得られたりします。もしかして、変に活動者ぶって「フォローバックは同業者のみ」とかやってませんか? 喝です。

ここまでする必要があるのか、という話ですが「固定リスナーがいる強み」はデカいです。配信を見てくれている人が居るという精神的余裕、そしてコメントも書いてくれる人がいるので、初見さんやたま~に来る人がコメントを書きやすくなったりします。長時間やってる配信でコメント0のところに何か書くのって、ちょっと勇気が必要だったりします…よね?

そして、視聴者の需要とあなたのやりたいことが一致すれば完璧です。優勝。これができれば全員100点。以上。501/545KB。


④毎日配信してる?

冒頭で話したことと違うじゃねーかテメー、と怒ってる方。ちょっとマテ茶。

これは、③で視聴者の名前が言えなかった人向けのTipsです。名前が出ない=ネットでの知り合いが少ない、ということ。こうなると、告知をナンボやったとて効果がかなり薄くなります。

となればやることは1点。とにかく動く。配信しまくって、③に当てはまる人を増やしていきましょう。こればっかりは根気強くやるしかありません。

人が増えてきたら配信頻度をやや抑えて、告知に力を入れる方向へ舵を切るのがベストだと思います。もちろん、心の底から「配信が楽しい!!」と思えば毎日を継続してもいいでしょう。楽しむことが一番。


⑤人が来なかった時の対策、用意してる?

そもそも論、人が来ないのなら最初から「人が来ない時用の対策」を用意しておけばいいんです。

一例を挙げると、友人を配信ゲストに呼んでおく。誰も見てない中、1人で配信を続けるのはキツイ部分があります。コメントも無いから話も広げられない。それであれば「話が持つように」友人を配信に出してしまえばいい。相手が配信者であればコラボ配信になるし、非配信者でも(音質・回線・最低限の活舌さえ担保できれば)全然出して良いと思う。

この場合の注意点ですが、「ゲストが何者なのか」を概要文or配信画面にキチンと記載しておきましょう。「皆さんご存じ…」みたいな感じで配信を進めてしまうと「内輪ノリ」に繋がってしまいます。内輪ネタはコミュニティの拡大を阻害するクソデカ要素。初見さんでも分かるよう、ゲストのクレジットは忘れずに。

あと、ゲストに出さなくとも一定以上の関係性を築けている友人に「配信やるんだけど、暇なら見に来てくれないかな…!」とメッセージでアプローチするのも全然OKです。③にも関わってきますが、相手の都合に合わせて配信日程を調整するのも大いにアリ。ただし、毎回この手を使うとウザがられる可能性が高いです。そして、相手との関係性を見誤っている場合、悲惨なことになります。「人との距離感をうまくつかめない」人はやめた方が良い。素人にはお薦め出来ない。

開き直って「アーカイブ動画として残すのが目的」という心持ちで配信に臨むのも全然アリです。人が来る・コメントがついたらラッキー!って思えるので。

これ以外でも「人が来なくても配信が成り立つ策」は多々あります。考えましょう。


⑥配信内容、自分の配信規模に合ってる?

やる内容が「自身の配信コミュニティの大きさ」に見合ってないことで、生配信そのものが成立しないことがあります。

例えば、同接が2人しかいないのに「麻雀の参加型やるよ!」となっても4人麻雀ができません。ROM専の視聴者が多いところで「コメント大喜利やるよ!」となっても、そこまで盛り上がりません。視聴者の数・特性を理解するのは大切です。

どうしてもその内容をしたいのであれば、出演者を事前確定しておくというのも手です(⑤に近い要素はありますが)。例として「参加型麻雀配信」をしたいのであれば、2人ゲストを呼んで残り1枠を視聴者参加枠にすれば参加型にできます。大喜利配信でも、コメント回答ではなく回答者をゲスト出演者として招集しておけば、立派なバラエティ配信になります。

どうしてもROM専が多い中でコメント大喜利がしたいのであれば、配信前でも投稿できるフォームを作っておく(匿名回答OK形式)とか。これも告知することが大切だけども。あと、コメント投稿者の名前が出ないニコ生は相性がいいと思います。配信プラットフォームごとの特性を理解するのも大切。


⑦競合相手、意識してる?

世の中のすべての商品に「競合」があるように、生配信の世界にも「競合」が存在します。

自分の場合、下記のものと配信時間が被らないように気を付けています。

「近しい視聴者層の競合相手は大いにわかる、でもテレビ番組までケアする必要ある???」と思ったそこのあなた。ちょっと聞いてくれ。

うちのリスナーにはTBSのTVプロデューサー・藤井健太郎信者が多いという前提を知っていただいた上で。ある時に、ネタメールを事前投稿していただく所謂「深夜ラジオ生配信」を実施しました。確か夜12時~1時ごろまでやってたかな。開始してすぐはコメントがめちゃくちゃ流れたんですよ。面白いメールに「wwwwww」コメントもついたり。

ただ、開始20分を過ぎたあたりから一切のコメントが付かなくなりました。理由は同日0時20分より「チーム有吉~○○したら即引退SP~」 の放送が始まったから。マジなのよ。みんなTV見てTLで実況してんの。この企画にネタメール送ってる奴も全員。マジで。

あれ以降、藤井健太郎番組とはケンカしないことを決めました。勝てない。もう全然いいわ、言うことねぇわ。やっぱ藤井健太郎強ぇわ。もうダメだ。強い

ネタに思えるかもしれませんが、本当に起きた出来事です。③でもあるように、視聴者がどんな属性を持っているか・どんな嗜好があるかの分析はかなり大切。


⑧SNSのプロフィール、ちゃんと書いてる?

先日『夏に聴きたい曲プレイリスト』というnote企画を実施しました。色んな方にご参加いただきまして。ありがたい限り。

参加していただいた方のSNSや配信プラットフォームをプレイリストと一緒に記載したのですが、その時に気付いたこと。SNSのプロフィールをちゃんと書いているのって「配信者」の人が圧倒的に多いんですよね。

逆に言えば、配信者であるにも関わらずSNSプロフィールや固定ツイートをおざなりにしてるのって、かなりのディスアドバンテージなんです。結構「ウケ狙いで書いてる人」「雑な人」も多いので、ここをしっかり書いておくの大事です。SNSのプロフィール=名刺みたいなところはあるかも。

自分が「書いた方がいい」と思うものはこのあたり。

  • 【必須】配信プラットフォームURL

  • 【必須】肩書き(ゲーム実況者・Vtuber・所属チームなど)

  • どんな配信をやっているか(具体的な企画・ゲーム内容など)

  • コラボなどの連絡先

  • 配信ハッシュタグ

あと「好きなもの」も書いておくと何かのとっかかりになるかもしれない。コラボでご一緒した人と共通の趣味で仲良くなったり、プロフだけを見た別趣味主体の方を生配信に呼び込める可能性があるので。

9月4日時点の筆者プロフィール。配信プラットフォームURLはlit.linkにまとめて記載。
ジャーナリストとパリはご愛嬌。


⑨配信のルール、多く作ってない?

Youtube配信を見てみると、概要欄に「配信のルール」を書いている人が多々いらっしゃいます。ルールを設けることは大切。ただ、個人的に「そのルール、必要か???」と思うものもあったり。

特に思うのは「コメントでの自分語り禁止」。別にそこまで厳しくしなくてもいいんじゃない? と僕は考えます。

性質上、企画配信ではあまりコメントを読みあげられないのでゲーム実況配信の話になるのですが。自分のニコ生では特にコメントのルールを設けておらず、多種多様のコメントが流れます。

その中でも「視聴者の最近あったことコメント」に助けられることが多いです。そこから自分の体験に話を膨らませていったり、他の視聴者のコメントも重なったり。そこが一番盛り上がったりする。ゲームよりも。

「ゲームほっぽってコメント盛り上がっていいの?」と思うかもしれませんが、配信者と視聴者の両者ともに満足度が高くなるのであれば、それでもいいと思います。特に「レベル上げ」や「行った事のある地点の往復」などの作業パートだと間が持つし助かる。誰も損してないじゃない。

ただ、配信者が思う「ゲームに注目して欲しい場面」ではメリハリつけてみんなでゲームに没入できる環境を作るべきだと思う。ちょっとテンションを上げるなどの策を取って、視聴者の意識をゲームに集中させる。大事な仲間との別れとか、各ステージのボス戦とか。そこで自分語りが来たらスルーするか、口頭で優しめに注意するとかね。

あと、youtubeではコメント投稿者名も表示されるので「あまりにも自分語りが多い」「明確にコイツだけ浮いてる」って時には口頭注意してもいいかも。あとで書くことにも関係してくるのですが「厄介な視聴者」の存在は他の視聴者に悪影響しか与えないので。「面白い自分語りはガンガン拾うよ!」ってスタンスが一番バランスいいんじゃないかな。

ちなみに実体験なのですが、競馬ゲーム「ウイニングポスト」実況中に念願のG1(一番勝つのが難しいランク)レースを制覇した際、おめでとう!などのコメントに交じって「大山が逆転3ラン打った」という速報に対してブチ切れたことがあります。

阪神関係ないだろ!!!!!しかもCSとか日シリでもない普通の試合!!!!!!!!!!!その裏で俺の大切な愛馬の!!!!!!ポコチンタマフタツが勝ったんだよ!!!!!!!!!レースに集中しんかいタコナス!!!!!!!!!!あと俺オリックスファンだし!!!!!!!!!!大山いい選手だけど!!!!!!!!!!!!なんで阪神ファンあんなに叩いてんだよ!!!!!!!!!!!!

みたいなこと言いながらNGにぶち込んだ気がします。流石に申し訳なくなって何週か後に解除した。すまん。

あと、ルールが長いと読む気がしない・コメントをする気が起きない人も多くなると思います! ゲームの参加型配信だとちゃんと形式・流れを説明する必要があるので仕方ない部分はあるのですが、そうでなければ「他配信者・視聴者に迷惑をかけないこと!」の一言で十分だと僕は思います! コメント欄が活発だと、ご新規さんも気に入ってくれる可能性が高くなるぞ!


⑩迷惑な視聴者、ちゃんと抹殺してる?

ちゃんと殺しましょう。

自分は、ニコニコ生放送での配信をメインにしているのですが、ゲストで遊びに来てくれた他プラットフォーム主体の配信者さんから「ニコニコなのにめちゃくちゃ治安いいですね!」と言われることが多々あります。ありがたい。

これは事あるごとに「これはして欲しくないから辞めてね!」みたいなお願いを視聴者のみなさんにしている効果かな、と思っています。先ほど書いた通り「コメントのルール」は一切記載していないので、何か荒れそう・火種が生まれそうな際に、口頭アナウンスでカバーする形になるのですが。

例えば、笑いがテーマの凸待ち企画で「つまらん」とかネガティブなこと書かないでね!とか。凸待ち企画は出演者あっての企画。そこで攻撃される…となると怖くなって参加しない人が多くなってしまう。だから配信者は「安全な場」を守る必要がある。

ただ、中には何度注意をしても話を聞き入れてくれない人・理解はしてくれるのだけどうっかり約束を破ってしまう人もいらっしゃいます。そういう人の対処はどうするか。

配信から殺せ。

即ブロック・NG対象で良いと思います。酷かもしれませんが、これはガチで。

迷惑な視聴者は、他の善良な視聴者の居心地を悪くするクソデカ原因です。「配信者の(あなた)が大好き!」という視聴者さんでも、迷惑な視聴者が目立つことでコメントをしなくなったり、最悪もう配信に来なくなってしまうことも大いに考えられます。

格闘ゲーマーで著名なウメハラさんもこんなことをおっしゃられています。迷惑な視聴者も1リスナー。これが減ってしまうのは怖い。でも、ここで縁を切っておかないと、他の善良な視聴者を多数失う可能性がある。
(ソース:ウメハラジオ第46回 45分~49分ごろ)

ただ、絶対に間違えないでほしいこと。「ルールを守っているけど、あなたが個人的にキライな視聴者」は殺さないでください。それをしてしまうと、ただの独裁帝国になってしまうので。悪目立ちしていなければ「コメントする権利」はしっかり与えるべき。

「耳の痛い意見をくれる視聴者」も同様に。筋が通っていて、自分の為を思って言ってくれているなら大切にするべき。こういう意見を出す方は、だいたい「言葉遣い」で善意か悪意かどうか分かります。小馬鹿にしたような口調・オブラートに包まないワードを使ってくるならほぼほぼ悪意。もし判断が付かなければ、配信者の知り合いに相談するのも手でしょう。

「視聴者目線から見て迷惑かどうか」。この判断はしっかりつけられるようにしましょう。




【おわりに】


もう7500文字も書いてる!!!!!

やっべえ!!!!!!!

まだ全然伝えてえ!!!!!!!!!!!!!!


ということで、最後に「書きたかったけどもっと長くなりそうだから書けなかった見出し」だけ載せておきます。内容は各自で想像してね。

  • 「配信者」以外の肩書き、ある?

  • 交流の場に足運んでる?

  • 仲間の配信、応援してる?

  • 内輪ネタ、排除してる?

  • SNSでネガティブなこと書いてない?

  • 告知のゴールデンタイム、把握してる?

  • ミュートされない立ち回り、してる?

  • メンタル不調の時に配信やってない?

  • 「捨て配信」作ってる?

  • 土曜日は配信激戦区ってこと、知ってる?

  • 無理してない?


以上!

全部が正解じゃないとは思うけど、いくつか正解はあるはず!

みんなにとって生配信が楽しいものでありますように!!!!!


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