2023年の主催企画生放送、個人的名シーンランキングTOP20(後編)
どうも、ぱんちどらんか~です。
昨日に引き続き、今年の自主催企画での「個人的に」印象に残っている名シーンを振りかえり。
後編の今日はTOP10を一気に発表です。1位を予想しながら見てみよう!!
前編は昨日更新してます! 時間あるときにこちらも是非!!
●第10位「サンプラザ斉藤くん、田代でバズる」
Skypeネタ凸企画「沈黙のニコ生」がランクイン。
僕が黙っている間に、リスナーに好き放題やってもらう…というコンセプトの30分配信。思えば『30minutes show!!』という名前のコミュニティにもかかわらず、この番組くらいしか30分でしか収まっていない。喝ですわ。
毎回凸でネタを披露してくれる名物リスナーが多いのですが、その中でもサンプラザ斉藤くんの作品はクオリティに目を見張る。この回では「芸能人格付けチェック」をテーマにしたネタを披露してくださり、twitterにもそれをアップされたのですが…
めっちゃバズっとる
インプレッション13.3万という数字を稼いでおりました。やべーわ。
あらためて自分の企画でリスナー全員が大ウケしたネタが、SNS上でも面白い動画として認められるのは嬉しいですね。製作者の手柄を全取りする訳ではないけど「自分の笑いに対する感性、ちゃんと合ってるんだ!」という認識にもなる。
●第9位「イナズマKすけ、魂の6連敗」
第9位はゲスト招待型凸待ち企画「対決!! 効果音バトラー」。
元々は「凸者に強そうな効果音を披露してもらう」というネタ凸企画だったのですが、「対決要素を入れて、ゲストに遊びに来てもらうことで、カードゲームみたいにできるんじゃ?」とゲスト型企画にデザインし直してみました。
流れとしては、ゲストが1vs1で「強そうな効果音を披露しそうな凸者」を指名。凸者はDiscordサーバー内の名義を披露する効果音のタイトルに変えて待機…という対決型配信。そこで起きた事件。
イナズマKすけ、6ネタで全敗。
通常時の凸待ち放送だと「発信を取るかどうか」の判断をすべてぱんちどらんか~が握っています。なので、「この人ちょっと調子悪そうだな~」と思ったら、その方の優先度を下げて他の人を多く取る…などの対処ができます。
しかしこの企画は、すべてゲスト出演者が凸者を指名する形式。リスナーも3敗目くらいで「この人今日かなりやられてない…?」と察しがついてきたのですが、ゲスト勢が「若い力を信じよう」「勝負所で勝ってくれると信じる」「ここで取らなかったら彼の為にならない」など一歩も譲らない。主に白キごはん氏と魂乃よるは氏が悪い。
その結果起きてしまった悲劇…なのですが、コメント欄が大荒れする訳でなく、出演者・他凸者・リスナー含めて「ほどよい感じの」イジり・フォローができていたのが素晴らしく良かったなあ、と思いました。特に凸者チームの絆は特筆すべきものが。
企画を振りかえり思ったことは、「ゲスト招待企画」+「ネタ凸待ち」という形式、うちの面白い視聴者を外部にアピールする際にめちゃくちゃいいフォーマットだと感じました。
今の凸待ち配信は「配信者・活動者限定凸待ち」が主流になっているので、非配信者が多いうちの配信を見てもらう事で「シンプル面白リスナーもいるんだ」と気づいてもらえる…、そんな可能性のある形式だなあと。
●第8位「中木光、タモリをポン酢でいただく」
Discord座王vol.17、ならびに中木光が2回目のランクイン。
問題となったのは「持ち込み」という対戦項目。プレイヤー2名に大喜利お題を考えてもらい、リスナーの投票でやって欲しいお題を投票。得票率の高かったもので大喜利対決をする、という対決。お題を採用された方が「事実上、事前に回答を考えることが可能」なため、その時点で有利・不利がハッキリ分かれます。
今回のマッチアップは藤吉vs中木光という好カード。そんな中、中木光が出したお題がこちら。
「今日のタモリ、ポン酢でいただくとサッパリいけちゃう!?」どうして?
この奇文が提示された瞬間、審査委員長のTimerBさん・ならびに出演他プレイヤーの脳が溶けたのは言うまでもありません
ちなみに、大喜利の結果は中木が負けました。
●第7位「中木光、失格」
Discord座王vol.17は中木光のためにあるのか。
先ほどの「持ち込み」にて、お題が選ばれ超絶有利…にも関わらずあっさり負けてしまった中木光氏。しかし、5人が同時に大喜利対戦する敗者復活戦で見事勝利。後半戦へと駒を進めます。
事件が起きたのは、この回で導入された「全力PPAP」という大問題イス。「セリフの改変を一切せず、ピコ太郎のPPAPを全力で披露する」というゴリラもビックリの超脳筋対決なのですが、ドムドムの段ボール vs. 中木光というマッチアップに。
先攻はドムドムの段ボールさん。何か別の事をやりたそうだったものの、欲求を何とかおさえ無事PPAPを披露。そして後攻の中木光。あろうことか、ですよ。とピコ太郎のキメラのようなネタを披露。
会場が大爆笑に包まれる中、ネタ終了と同時に司会であるぱんちどらんか~から「失格」が言い渡される。だってルールを守ってないんだもん。
2年近くの歴史にわたるDiscord座王企画の中で初めての出来事。ただ、審査委員長のTimerBさんも「同感です」と言ってたのでこの判定に悔いは一切ないです。
その後、渦中の中木光氏は「(プレイヤーの)藤吉さんに言いたいことがあるんです」と言い、続けて「僕、藤吉さんが主催している"大喜利ギャザリング"に出たいんです」とまさかの売り込み。それに対し藤吉さんは「悔い改めてください」と断罪。
ところがどっこい、なんかかんやありまして秋に開催された大喜利ギャザリングに無事出演できたとか。よかったね、おめでとう。
●第6位「はす向かいにガッツ、6時間で15cmを走り切る」
毎年秋の長時間生配信企画「出しモノ蘇民祭」がランクイン。
例年「通し企画」といって、6時間の番組枠をフルに使ったリアルタイム進行出しモノを生通話で披露していただいております。昨年は佐々木労働基準法さんが和歌山~白浜を自転車で走破。サポート役の池上鉄郎さんと抱擁した瞬間、多くのリスナーが感動のコメントを送りました。
そしてそいして、今年の挑戦者はこのランキングでも何度も出てきたはす向かいにガッツさん。彼が6時間かけて行う挑戦とは…。
6時間15cmマラソンである。
昨年の感動大巨編からの落差。ただただ笑うリスナー一同。
その後、ガッツさんが配信中の疲労骨折のため、助っ人代走としてそうそうたるメンバーが彼を支えることに。
「もはや何の企画なんだ」という感じが凄いのですが、無事6時間で15センチを完走。自分でもびっくりしたのですが、走り切った瞬間、リスナーがマジで感動・祝福のコメントを打ち、画面いっぱいの弾幕と化していたのが非常に印象深いです。
●第5位「くすも、カッコいい勝ち方をする」
初の大喜利団体戦企画「実録・大喜利抗争」がランクイン。
こちらの企画は、2名のチームリーダーに「面白いと思う4人を集めて欲しい」と連絡。集まった5名のチーム同士でタイマン勝ち残り式の大喜利対決をする…という骨太な企画。今回のリーダーはウズマキガンキョウさんと音鳴ヨチさんに務めていただきました。
一進一退の攻防の中迎えた8回戦、ウズマキ組はリーダー・ウズマキガンキョウのみ。対する音鳴組はヨチさん・くすもさんの2名。そして、リーダーは他のチームメイトがすべて負けた場合に対戦できるというルール。そのため、ウズマキガンキョウvs.くすもというマッチアップに。
この企画、面白かったかどうかを審査するのは視聴者のアンケート投票。もちろん企画云々の流れは気にせずに、純粋に投票して欲しいのはやまやまなのですが…
この対戦が8回戦(次が最終戦)
最終戦はリーダー同士の対決が確定
という条件・リスナーの心情を考えると「配信の展開的にウズマキ組が勝つのかな~」とどこか思ってしまう自分がいました。しかし。
大将戦前に決めるの、めちゃくちゃカッコよすぎん???
いつも(いい意味で)マジメなことを言わずひょうひょうとしたボケを繰り出すくすもさんが予定調和をぶち壊す会心の勝利。これはシビれました。マジでかっこよかった。
また、この企画をリアルで大喜利イベントに出演されている方も多くご視聴いただけていたようで。負けたチームメンバーが1問1回答だけアシストできる「カチコミ制度」のことを褒めてくださっていました。非常に嬉しい。関西大喜利イベントを運営されている3104さん・ネタツイでも著名な阿諏訪 祀さんが企画を楽しんでくださっていたのも本当に嬉しかったなあ。
●第4位「中木光、ダークギャザリングを録画予約する」
イカれ凸待ち企画がランクイン。
在宅凸者の皆さまに「自宅の様子をSkypeビデオで通話しながら探ってもらう」という同居人・家族にとってははた迷惑なSkype凸待ち企画。この企画で魅せてくれたのがこのランキング通算4度目の登場・中木光くんでした。
実家暮らしの中木氏、1回目の凸で「レーション(軍用食糧)を取りに行く」と台所潜入ミッションを敢行。その結果、
米が炊けておらず無事失敗。
リベンジを期し、同企画内にて2回目の凸を敢行する。今回は「VRゴーグルをかけながら、家族を起こさずリビングへ行き、ガキ使を録画予約する」というどうかしている内容。
自室を出る中木。真っ暗な廊下を通り、暗がりのリビングへ。なんだかんだリアルな映像をお届けする中木ギアソリッド。そしてテレビのリモコンを見つける。録画予約をするため番組表を開くが、VRゴーグルをかけているためか文字が小さくて見えない。四苦八苦しながらもリモコンを操作し番組予約を終える中木。しかし、確認のためテレビに近づくと…
中木「ダークギャザリングだ…」
この一言を言い残し、彼は通話を切った。
●第3位「としお、VRゴーグルをつけて外で踊る」
またしても自宅ギアソリッドがランクイン。
番組終盤凸をしてきたのは、当配信の常連であるとしおさん。ぽっちゃりとした体形から繰り出されるダンス経験者のキレのある動きは、他視聴者からも愛されており凸待ち企画のお馴染みの顔となっている。
そんな彼はこの凸待ち配信で「自宅近くの空き地へ行き、そこでVRゴーグルをかけながらロボットダンスを踊る」と言い出した。もはや自宅じゃねーだろ。
半袖短パンの部屋着状態でマジで外に出るとしお。そして空き地に到着。街灯の少ない薄明りの中、ぱんちどらんか~の「1、2、3、4」の合図でダンスを開始。
見事すぎるロボットダンス、そして変人としか思えないその格好に感嘆と草弾幕が流れ盛り上がる会場。興奮冷めやらぬ中、生配信を〆にかかろうとしていたところ、いきなりSkype着信が。
最悪すぎる。
●第2位「駒東寛之、怪文書を読む」
出しモノ蘇民祭にて、いとうひろふみ48さんの持ち込み企画がランクイン。
僕がよく好きで見ている「オモコロチャンネル」のコーナーで「盛り盛り伝言ゲーム」という企画がありまして。前の人が話したトークを盛って次の人に伝えていく、というものなんですけれど。
それ元ネタに、うちのリスナー7名で「ある物語」の伝言ゲームを行い、最終的にできた文章を朗読・生放送視聴者に元の文を予想してもらおう!という視聴者参加型の出しモノ原案でした。
元々完成した文章は自分が読む予定だったのですが、打ち合わせを進める中で「自分が読むとツッコミ役が不在になる」「そもそも笑ってしまい上手く読めるか分からない」などの問題に気づく。じゃあ、誰かに読んでもらおうか…という運びに。
僕といとうひろふみさんが目を付けたのが、仲良くさせていただいているゲーム実況者 兼 本職声優である駒東寛之さん。プロ声優に企画で作られた珍奇な文章の朗読を依頼する、という無茶振り、駒東さんは2つ返事で快諾していただきました。本当にありがたい。
そして出来上がった文章はこちら。
関わった奴は全員反省するべき案件。
この文章を一切笑わず、なおかつ宮川・フジモンのモノマネ付きで朗読をした駒東さんはマジモンのプロでした。そしてこのパートだけ(約20分程度)でコメント1000以上いただきました。蘇民祭の瞬間風速最大値ではないだろうか。
あらためてこの企画を立ち上げていただいたひろふみさん、読み上げてくれた駒東さん、文章制作にご協力いただいた7名の皆さん、タイトル画像・シンキングタイム動画を作っていただいたインギラさん、皆さんに感謝。それぞれの長所を生かした素晴らしい企画でした。
ちなみに正解は「ターミネーター2」でした。は??????
●第1位「熱戦! にぃとランドvs.橋本がめ。 30秒ボディビル対決」
栄光の第1位はDiscord座王特別編。
この回は、シリーズでも人気の対戦項目「30秒ボディビル」をフィーチャーした回。30秒間でオリジナルのボディビル掛け声を威勢よく発表する、というもので、実施した回では毎度の如く怒涛のドロー判定が発生する始末。しまいには「1分半ボディビル」とも呼ばれる回も。
今回注目だったのが、この椅子で無類の強さを誇るにぃとランドさん。過去には「串の無いケバブ」というキラーフレーズを生み出しております。ここまで座王獲得経験が無く、9つのイスのうち30秒ボディビルのイスが3つを占める今大会で念願の初優勝があるのでは、と予想されていました。
ただ、そこに立ちはだかったのは企画生配信の雄・橋本がめ。決勝でにぃとランドと相対する形となります。
審査するのは海鈴なぎさん。過去にも審査委員長を務めてくださっており、案の定ドローをめちゃくちゃ出しております。そしてその洗礼を食らったのがにぃとランド。この因縁もある。
何よりアツかったのが、今までの30秒ボディビルではなかった展開。それは、相手の掛け声に対して「アンサー」を返すということ。にぃとランドが放った「ほしのあき!!」に対し、橋本がめ。は「根本はるみ!!」と返す。フリースタイルを見ているかのような筋肉の褒め合い。これ誉め言葉なの???
戦況は3回のドローを挟み4回戦。「2分ボディビル」である。このnoteにパンチラインをすべて書きたいところなのだが、すべてのクオリティが高く書き切ることができない。2人が放つワードが、どれも言葉の重みがありすぎる。ただただ面白い、面白い…のだけど、それ以上に「凄い」という感情が勝る名バウトとなった。
最終的に、審査委員長・海鈴なぎが下した判定は…勝者にぃとランド!
この瞬間、リスナー・共演者が多くの祝福コメントを送り、歴代のDiscord座王チャンピオンがツイッターで祝福のコメントを送る。本当に温かい光景だった。
僕個人の話になってしまうが、生配信企画を運営する際「なるべくガチにならない」ように心がけている。それは、昔やったお笑い企画が「演者も視聴者もガチになった」せいで、他者批判が続出してしまったから。その当時、リスナー同士のいざこざでかなり心をやられた。
ただ、この光景を見た瞬間に「この人たち、この環境ならガチでやっても許される」と思った。今だったら、勝っても負けても相手のことを尊重し、素直に讃えることができる。そんな素晴らしい環境を手に入れることができた。
にぃとくんやがめ。将、そして自分自身・回りの環境の色々な変遷…。そんなことを思い出してしまいました。やってることはバカバカしいけど、しみじみと色んなことを考えてしまう、そんな配信でした。
めちゃくちゃ深夜の更新になったじゃねーか!!!!!
書きたいことが色々ありすぎました。本当に思い出深い企画ばかり。
ただ一つ言えるのは、僕ではなく「ゲストさん」「凸者のみなさま」「ニコ生コメント欄の皆さま」の発言や行動が、大きなうねり・取れ高を起こしています。自分はその場を提供しているだけ。本当に、皆さんのおかげです。
あらためて、2023年ありがとうございました。来年もいい企画を作るぞ。
よろしければフォローの方も、何卒!!