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(16) 残念ながらボツに... 2017年下半期

こんにちは。

長くこの仕事をやっていますが、
歳のせいか、物件名と作品がすぐ結びつかなくなってきました。

ビジュアルは完全に覚えてても、名前が出てこない〜。
人の名前とかもそうですよね〜。芸能人とか映画スターとか…
顔は脳裏に出てるのに、名前が出てこなくて
『ほら、あれあれ〜』とか言っちゃう不毛な時間…
今はインターネットがあるのですぐ探せますけど〜。

そうやって過去作品を見返してみると、
『あぁ、これ、、、仕上がりは気に入ってたけど…モニャモニャ』

いろんな理由でお蔵入りってよくあります。

某商業施設内にできる子育て遊び場のイメージ

自分に子供が産まれてから、子供がたくさん出てくるパースが
ますます楽しんで描けるようになってきてたんですが、いろいろ事情があり
このイラストは納品せずに終わってしまいました。
結構自由に人物も描けましたし、レイアウトなどに時間がかかりましたので
思い出に残っていますが、ここで蔵出しさせていただきます 笑

あ〜スッキリ。

○ 某複合施設

水が綺麗な山の麓に食べて、体験して、楽しめる
いろんな建物が調和して佇む複合施設をつくるというプロジェクトでした。

某メーカーが手がける複合施設、というプロジェクト。
ホタルの飛び交う敷地内で アコースティックライブの夕べ
レストランで出される農作物も地産地消で全て手作りで提供。水が綺麗な土地で野菜や米づくり。

関連のイメージイラストを合計24点描きました。
ほとんど図面もない中、所長の素晴らしい線画と、スタッフの水彩風着色。
牧歌的なとても楽しい物件でした。
(残念ながら、この案は不採用でした)

○ 某県立図書館プロジェクト

低層ですが、内部の蔵書をイメージで透かして見せる印象的な外観。

内部のショットですが、クライアントと仕上がりイメージが共有できておらず、ほぼ描き直ししました。
建築家の方が好みそうなタッチ。ハート型に見えるベンチが印象的です。
某公園にこんなアウトドアメインの遊び場をつくってみたら…といった
イメージイラスト。パカブーとフォレストアドベンチャーが合体したような
ワクワクする施設で描いていてとても楽しかったです。
某庁舎の内観イメージ。壁の仕切りに名産の組み木デザインを入れた和風旅館のような設え。
素材を作るのは大変でしたが、実際にできたら素敵だろうな〜と思います。
こちらも某庁舎の断面鳥瞰イメージ。ボリュームがすごかった!!
そしてプランは残念ながら不採用でした。残念〜。
駅前再開発。所長が描いたダイナミックな空の水彩素材がばっちりハマりました!
奥のステージ周りを描き込まずに面で賑わいを出すのが楽しかったです。
こちらも駅前再開発。アングルがダイナミックで賑わいが引き立ちます!
某体験型施設。CGぽい作り込みと白く透ける人物が新鮮な表現で面白かった作品。
みやま市総合市民センター
『MIYAMAX』という名称で2022年にオープンしています。
文化・芸術・スポーツ・子育て支援の機能を備えた地域の交流拠点だそうです!
こちらは熊本の大津町庁舎。(当選案)
このワイドな全部見せアングルは 結構採用される物件が多いです。
郊外のリゾートホテル改修案。バリから買い付けた家具屋建築資材をリノベーションに使用。
設計コンセプトだけが表現された印象的なイラストです。
ペン画+色鉛筆+フォトショップ。

毎回思うのは、パースやイラストの肝は『アングル』です!
アングルが良ければ、何を添えても修正しても、ばっちり決まりますね〜。

料理で言えば、素材のような存在ですかね。
最初の建物入力とアングル出しは、毎回作業時間の半分くらいを占めています。
アングルさえ良ければ、点景描くときにもテンションが上がりますね〜。

この仕事を始めてまだ日が浅い頃、
所長が『お〜〜いいアングルだね〜』と下絵を描く前に
すごくテンション高く作業に臨まれていました。

その感じがよく分からなかった新人の頃は、
そんな所長が楽しそうに線画を仕上げる姿を眺めていましたが
良い作品を仕上げるためには、気に入ったアングルの入力線画用紙を
テンションを高めながら台にテープで貼り付けるところから
パース制作は始まっているんだなぁとしみじみ感じました。

今はテープで貼る、というアナログな作業はなく、画面上で仕上げていきますが
これからもその想いを持って作品制作に取り組みたいなと思いました。

2017年、これにてお〜わ〜り〜〜。(かまタク 濱家風で)

ピーアンドエル スタッフ 大石

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