ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.105 新たな視点を得た授業だった
皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。
愛用のエコバッグがそろそろ寿命のようです。
高校生の頃に買って、それからかなり重宝していました。
シンプルな動物のイラストやカラーチョイスもかなり好みだったので、ちょっとショックです。
今日寮への帰りがけに買い物をして帰ったのですが、買ったものをそのエコバッグに入れる際に、持ち手の部分がもうボロボロになっていることに気付きました。
そうでなくても、マジックテープがあまり機能しなくなってきている点は、少し気になっていたところでした。
最低でも4年はお世話になったバッグちゃんです。
新しい子を手に入れるまでは、もうちょこっとだけ、頑張ってもらいたいと思います。
さて今週は、2022年度秋学期の事実上の最終週です。
アカデミックカレンダー上では来月12月の10日までが秋学期ということになっているのですが、ほとんどの授業が今週で終わります。
私が履修している授業は全て課題のエッセイ提出で評価がもらえるので、特に授業後のテストなどもありません。
その代わり、その課題が勝負です。
3つの授業でそれぞれエッセイの課題が出されており、全て12月14日が締め切りとなっています。
どれもポートフォリオ形式であるとはいえ、全て合わせるとかなりの量になるので、気合を入れて取り組まねばなりません。
今日は、翻訳の授業が最終回を迎えました。
教授による学期全体のまとめの話があった後、参加していた学生一人一人が、この授業を通して学んだことを発表する、という時間がありました。
今年の春に授業を選択したときは、翻訳のハウツーを教えてもらえるのかと思いながら取ったのですが、実際には想像とは異なる授業でした。
そして、自分が想像していた以上に有意義な授業でした。
授業を受ける前の私は、翻訳について学ぶことなんて、意訳か直訳かどちらがいいのか、くらいしかないだろうと思っていました。
しかしこの授業では、実際に元の言語から違う言語に翻訳する作業だけでなく、そこにかかってくる翻訳者のバイアスや文化的知識、また翻訳したテキストの用途によって直訳と意訳の加減を調節するなど、多種多様な視点から翻訳について考えることができました。
そもそも翻訳とは、というところから始まった授業でしたが、自分が思っていた以上の収穫があった時間でした。
今後海外の作家の作品を読む際は、ちょっと違った視点から読書を楽しめそうです。
ちなみに今日は授業が早く終わったので、同じ授業の学生と移動して、小さなカフェテリアのようなところで作業をしていました。
すると、そのカフェテリアのスタッフの人が、「寒いからあげるよ」と温かい紅茶をサービスしてくれました。
あの温かさ、じんわりと沁みました。
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