ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.222 アシャッフェンブルグを探索
皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。
今日は、父の友人夫婦が住んでいるアシャッフェンブルグの街を案内してもらいました。
なんとご夫婦の奥さんの方が、お仕事をご勇退されてから街のガイドをボランティアでなさっているそうで、街の名所を細かい説明付きで案内してくれました。
まず入ったのが、シェーンタール公園という公園です。
綺麗に手入れされた植物たちと大きな木々が印象的で、特にたくさんの木蓮の木が植えられていた場所は本当に素敵でした。
そしてこの木蓮の木も、とても立派。
日本にもこれくらいの大きさの木蓮の木ってあるんだろうか。
公園の中には池もあります。
ところどころ池に噴水のようなものがあって、奥さんに尋ねてみたところ、何と池の魚のための設備だとか。
この池は完全に人工で流れもないため、水に空気を含ませるために設置されているそうです。
ちなみに池の真ん中には古い建物もありますが、これは昔の教会で、第二次世界大戦の時に壊れた教会を、別の場所から持ってきて飾っているそう。
壊れたまま直さない感じも、雰囲気マシマシで好きでした。
そして次に向かったのは、街の中心にある聖ペテロおよびアレクサンダー修道院教会です。
正面の階段の途中には、聖ペトロと聖アレクサンダーの像がそれぞれ立ってました。
教会の中では、聖歌隊の皆さん(?)が讃美歌を練習されていました。
私は讃美歌を聞くのがかなり好きで、以前もオーフスの大聖堂でママさんコーラスの練習が始まった時はずっと席に座って聞いていました。
今回も例に漏れず座って聞き入っていたわけですが、やはり天井が高く歴史もある教会で聞く讃美歌は別格です。
どんなに最新の音楽ホールでも、あの音の響き方は全く再現できません。
高く響いて、教会中の空気を震わせ、まるで天から降り注ぐように、建物ごと自分がまるっと包まれているように感じる。
まさに「神を”賛美”した”歌”」だなあと、教会で讃美歌を聞くたびに思います。
最後に向かったのは、ヨハネスブルク城です。
そのお城の手前で、なんと立派な八重桜の木に出会いました。
そしてなんともラッキーなことに、満開の時期を少し過ぎて、枝に沢山の花を残しつつも風で散り始めるベストなタイミングだったのです。
丁度日本の桜の見頃のニュースを目にするようになって、桜が恋しくなっていた頃でした。
久々の桜、綺麗だったなあ。
お城の中も、とても広くて立派でした。
そしてこのお城でも、第二次世界大戦の戦いの跡、そしてその修復の歴史の展示がありました。
ドイツという国にとって戦争の歴史は切っても切れないものなんだと、今回の旅行の端々で感じました。
日本も戦後70年以上が経ち、私たちは”戦争を知らない世代”と世間では言われています。
戦争を経験した方々も高齢化が進み、その歴史をどう継承していくのか、毎年夏になるとテレビで取り上げられたりもしています。
もしかしたらドイツは、その方法のひとつとして、戦争によって破壊されたものの歴史をあちこちに残しているのかもしれません。
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