ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.169 コモンディナーにお呼ばれ
皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。
今日の昼下がりに、キッチンから自分の部屋に戻る途中、ガラス張りの寮のドアから晴れた空が見えました。
かなり日中に激しく雨が降っていたので、「あ、もう晴れたんだ」なんて思っていたら、何やら視界の隅にカラフルなものが。
慌てて部屋から寮の鍵を握って飛び出すと、晴れた空に虹がかかっていました。
最後に虹を見たのは、おそらく高校生くらいだと思います。
時間にして対面できたのはわずか5秒ほどでしたが、とてもラッキーな瞬間でした。
今日は夕方から、同じ大学から留学している先輩の寮にお邪魔して、一緒にコモンディナーの準備をしました。
先輩の寮では、週に決まった回数コモンディナーがあって、部屋の番号ごとにディナーを作る順番が回ってくるそうです。
1人につきゲストを1人呼べるそうで、僭越ながらゲストとして参加してきました。
そしてお呼ばれしたからには、とディナーの準備をお手伝いしました。
今日のメニューは、ソース焼きそばです。
11人分のソース焼きそば作りはなかなか大変でした。
野菜を切って、それを豚こま代わりのエビと一緒に炒めて。
今回はキャベツ、玉ねぎ、人参を使ったのですが、まとめて炒めると全然火が通らないので、フライパン3つに分けて、フライパン3刀流で一気に炒めました。
焼きそばの麺は、中華麺がなかったようで、ブカティーニというパスタで代用しました。
このパスタが面白くて、パッと見は太めのスパゲッティなのですが、何と筒状なのです。
ものすんごく細長いマカロニのイメージです。
「焼きそばにパスタ?」と思われるかもしれませんが、少し長めに茹でて柔らかめの麺にすることで、あの中華麺の食感にかなり近づけることに成功しました。
ソースは、日本人にはお馴染みあのおたふくマークのメーカーの焼きそばソースを一本丸々使ったのですが、結局全然足らず。
ネットで調べた代用法で、オイスターソースにケチャップを混ぜたソースを急遽作り、最後に少し醤油にも助けてもらいました。
なかなかの重労働で、味付けもあまり自信のないままテーブルに並べましたが、かなり好評で、「また作って」という声も聞こえました。
1時間半かけて作った焼きそばは、30分もしないうちに、あっという間に皆のお腹に消えていきました。
一通り皆食べ終わると、1人がどこからともなく、ひとつのサイコロとカップを取り出してきて、1人ずつサイコロを振り始めました。
何事かと思ったら、どうやらお皿洗いの担当を決めるゲームだそうで。
サイコロの6の目が出た2人がお皿洗いを担当するルールだそうで、作った人はこのゲームは免除されるそうです。
なかなか6の目を出す人がおらず、ひとしきり盛り上がりながら結局3周目くらいでようやく決着がつきました。
片付けタイムには、鼓膜が壊れそうなボリュームでパーティー音楽を流しながら、みんなノリノリで片付けていました。
私の寮とはまた違った賑やかさで、これはこれで毎日楽しそうだなあと思いながら、ゆっくりと先輩の寮を後にしました。
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