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ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.217 デンマークの世界遺産巡り

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。

今日は両親たっての希望で、一日かけてデンマークにある2つの世界遺産を巡りました。
祖父母は、昨日かなり動いて疲れたということで、宿で休憩していてもらいました。

私は本当はクロンボー城に行きたかったのですが、春から秋口にかけてまでしか公開されておらず、今回は断念しました。

一つ目は、イェリングにある墳墓群、ルーン文字石碑群と教会です。

こちらは母の希望で行くことになりました。
両親が子供の頃から刊行されている、『ムー』という少々怪しい雑誌がありまして、最近父の友人に、その雑誌の“地球の歩き方”バージョンがあるということを教えてもらったのです。
教えてもらった翌日にはネットで購入してその本が家にあったのですが、その中の一つに、「ルーン文字の呪い」と題して、この遺跡が掲載されていたようです。

コペンハーゲンの中心からはかなり離れた街にあり、日本からは行き方が調べられなかったそう。
こちらのSIMカードを入れている私のスマホで検索をかけたら、あっさり出てきました。

何と、中央駅から片道3時間。わおわお。
オーフスからコペンハーゲンまで電車で出てくるのとあまり変わらないくらいの時間です。
そんな長い道のりをどうにか乗り越えて、ようやく辿り着いたイェリング(Jelling)駅。

すんごい田舎。

遺跡は、駅からわずか5分くらいの場所にポツンとありました。

遺跡について
これがなかったら、正直どれが遺跡だか分からない
遺跡をぐるりと囲む道
小さな教会
この教会の下からゴーム老王の遺骨が発見された
遺跡の向こう側の景色
文字通り何も無い

こんなに人気のない遺跡ですが、1994年に世界文化遺産に登録されています。
「デンマーク」という名前が初めて刻まれた、デンマークの国の起源とも言える場所です。
北側の円墳にはデンマークのゴーム老王と妃チューラが埋葬されていたと考えられており、南側の古墳は、どうやら記念碑的なポジションで造られたようです。

ゴームの遺跡
ハーラルの石碑
右上が遺跡の全体図

目の前にある国立博物館が体験型で面白いそうなのですが、国立の施設は月曜日は定休日ということで、残念ながら外側を眺めるだけでした。

ポスターが可愛かった

そこから2時間ほどかけて、今度はロスキレ(Roskilde)駅に移動しました。
そう、二つ目の世界遺産は、ロスキレ大聖堂です。

この大聖堂には、15世紀以降のデンマークの君主が代々葬られてきました。
聖堂内には、他の教会にも見られるような礼拝用の設備の他に、複数の豪華な棺が展示されています。

どれも彫刻が見事
マルグレーテ1世の棺
14世紀の終わり頃から10年以上
ノルウェー、スウェーデン、デンマークの3カ国の
実質的な女王だった

ここまで棺が並んでいる教会には初めて入ったので、両親と「珍しいね」なんて言いながら聖堂内を回りました。
教会が閉まる時間をあまり気にせずに動いていたため、実質教会に居られたのは30分ほどで、もうちょっとゆっくり見たかったなあと思います。

妹は今回別の場所にいるのでデンマークにはきていませんでしたが、久しぶりに家族だけで旅行している気分でした。

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