見出し画像

ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.174 日本って、生きづらい?

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。

今日は明日からの授業に備えて予習デーでした。
ひたすら読み続けるのも疲れるので、この際片付けてしまおうと、冷蔵庫にしばらく眠っていたお米を一気にまとめて炊いてしまいました。

お鍋いっぱいのご飯

お鍋で炊くと、浸水させたり沸騰させてから弱火にしぼって炊いたりと待つ時間が多いのです。
どうせあまり動けないのなら、お米を同時並行的に炊いてしまおうではないか、と。

いつも炊く時の水の量に苦労していますが、今回はうまく炊けました。
先日作ったきんぴらと一緒にお昼に食べて、残りは冷凍庫行きです。
これで大分、ストックができたぞ。

きんぴらも味が馴染んでた

話は変わりまして。

朝10時半過ぎくらいにInstagramを見ていたところ、現在オーストラリアで短期留学をしている友達がインスタライブを始めました。

この友達は、顔を合わせて会ったことはないのですが、一昨年の夏に参加した通訳ボランティアセミナーで知り合った、外大生仲間です。
何気なくそのインスタライブを見ていたところ、その場に飛び入り参加させてもらうことになりました。

そしてライブの中で、少しの間だけ「日常のマインド」の話が上がってきました。

その友達が「日本での生活って生きづらいんだって、こっち(オーストラリア)に来て思った」と話していたのですが、まさに最近、全く同じようなことを考えていました。

デンマークに来てから、いかに日本人の生活が忙しすぎるのか、日常の様々なところで感じています。

デンマークでの生活も、それはそれで忙しいのですが、何というか、忙しさの種類が違うのです。

今振り返ると、日本での生活は常に何かに追われている感覚がありました。
1日にいくつもある授業に追われ、その課題や予習に追われ、サークルに追われ、さらには放課後のバイトにまで追われ。

もちろん全て、自分が「やる」と決めてやっていることですし、それぞれの事柄に楽しんで取り組んでいます。
しかし気づけば、「自分で選んでやっている」というよりかは、「期限が迫ってきて、必死にひとつずつこなしている」という感覚になっているのです。

反対にデンマークでは、自分と向き合える時間が増えたように感じています。
もちろん大学の授業や課題はありますし、日本と比べたら大学の授業の比重はかなり重たくなっています。
また私は、デンマークに来てからはバイトをしていないので、日本での生活と対等に比較できるかと言われたら、はいとは言えません。

それでも、ちょっと時間ができたら近所に散歩に出かけたり、新しい料理に挑戦してみたり、自分の将来についてゆっくり考えてみたりと、明らかに心に余裕が生まれているのです。
「今私は、自分の人生を生きている」という感覚が、実感に似た形で湧き上がってくるのです。

正直、何が私の心をそうさせているのか、明確にはわかりません。
デンマークのヒュッゲの文化なのかもしれません。
あるいは単純に、低身長の私が、高身長のヨーロッパ人向けのサイズに設計された都市の中で生活していて、その空間の広さが心の余裕に繋がっているのかもしれません。

ただ確かに、今私は、私らしくあることができている気がします。
この感覚は、一生忘れたくない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?