ぱんだるまの交換留学日記inデンマーク vol.194 ちょっと不思議な掃除
皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。
今日は朝の6時から、日本のオンライン講座にzoomを繋いで参加しました。
北欧5ヶ国の歴史についての講座だったのですが、近現代の歴史が予想を遥かに上回る激しさで驚きました。
北欧というと、皆穏やかでのほほんとしたイメージで、実際にデンマークで出会った北欧の学生も皆ほんわかとしている人が多かったので、衝撃も人一倍大きいものでした。
ノルウェーとフィンランドはロシアと陸続き、デンマークはドイツと国境を交えており、イギリスからも近い国々で、バルト海の出入り口を塞ぐように位置している地政学の関係上、中立を叫びながらも、問答無用で巻き込まれてしまった国々。
そんな歴史があるからこそ、今のほんわかした北欧があるのかもしれません。
そんな講座の後は、ひたすら課題です。
木曜日まで苦しんでいた課題とは違って、今度は自由にテーマ設定できる課題です。
個人的には、自分の思ったようにエッセイのストーリーを作れるのでフリーテーマの課題の方が好きです。
そんな中、昼過ぎにドームメイトからメッセージが来ました。
「オーブンの天板掃除準備を手伝ってくれない?」とのこと。
正直課題の進みが悪くて迷ったのですが、日本では絶対にしない掃除のやり方だったので、参加することにしました。
あとは、キッチンのことに関して頼りきりだったキッチンリーダーが、急遽明日のメインクリーニングに参加できなくなってしまったのです。
あまり詳しいことは聞けませんでしたが、なんでも一度寮から家に戻って、手術を受けなければならないのだとか。
そんな状況だったので、人任せにしていてはいけないという思いもありました。
天板掃除の準備って何?と思われそうですが、これをするかしないかで掃除の完成度が全く変わってしまいます。
基本的に私の寮では、天板を使う度に洗剤で洗う、なんていうことはしません。
備え付けオーブンの天板なのでかなり大きくて重たいですし、シンクは天板がギリギリ入るかどうかの大きさなので、よっぽど油まみれでギトギト、なんてことにならない限りは、そのままオーブンにしまいます。
綺麗にするとしても、濡れ布巾でさっと拭くくらいです。
その代わりに、このメインクリーニングで一気に汚れを落とします。
前日に、固いジェル状の専用洗剤を天板にべったりと塗りたくって一晩置いておきます。
翌日になってから、濡れたスポンジで全体を洗いつつ、浮いた汚れをこそげ取っていくというわけです。
ゴム手袋をした手でつかむように洗剤をすくい上げ、惜しげもなくベタベタと塗りたくっていくのは、なんだか幼稚園生くらいに戻ったようでちょっとワクワクしました。
明日は2度目にして最後のメインクリーニング、一生懸命キッチンを磨き上げたいと思います。
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