おうちでパンダ音楽祭が終わって。

おうちでパンダのテーマ

家に帰り、泥のように眠りました。次の日起きたら昼過ぎでした。
はじめてのことをやると疲れます。当たり前です。
第1回パンダ音楽祭をやったときのことを思い出しました。

パンダ音楽祭は今年で9年目になります。
この数年はある程度慣れてきて「勝ちパターン」みたいのが
わかってきていたのですが、配信に関してはほぼゼロからのスタート。
相撲部が急にサッカー部へ転部した感じです。日々右往左往。
しかもわたしはおっさんです。
でぶのおっさんが急にサッカー部の部室に、
「最高の試合をしたいっス!ボールと友達になりたいっス!」
みたいな調子で来たら、困りますよね。

でも幸い僕はひとりではありませんでした。パンダの仲間がいました。
そして本気の人間にプロの人たちは手を差し伸べてくれます。
今回撮影と配信のプロフェッショナルが仲間に加わってくれました。
みんなで力を合わせて価値を生み出しみんなでシェアする。それがフェス。
リアルでも配信でもそれは変わりません。

おっさん、勉強しました。連日夜中までいろいろ考えました。
わからないことは恥ずかしげもなく質問しました。
チケット販売のZAIKOさんと撮影・配信やってくれたアポロさんには、
それぞれ100通以上メールしてると思います。忙しいところごめんなさい。

相撲取りはサッカーには向いていないかもしれないけど、
当たりの強さならキャプテン翼にも負けません。
僕は自分のこれまでの強みを生かして戦おうと決めました。
配信はわからないけど、パンダ音楽祭のことは宇宙でいちばん知ってます。
テーマを2つ設定しました。

テーマ1
「オンラインでパンダ音楽祭の擬似体験をつくる」

テーマ2
「その上でオンラインならではの体験をつくる」

あの手この手を考えました。
このあたりのことは「おうちでパンダ音楽祭・テクニカル編」として、
次回noteに書きます。
配信イベントをやろうと考えている人になにか参考になればと思います。

いちばん感謝したいのは、出演してくれたアーティストのみなさんです。
3月になってコロナウイルスが猛威をふるいはじめて、
それぞれのアーティストのツアーやイベントが次々と
中止や延期になっていきました。
出演者のひとりとして出るパンダ音楽祭ではなく、
自分たちが主催するワンマンライブやツアーです。大変なことです。
僕だったらちょっとほかのことを考えられなくなるかもしれません。
それどころじゃねーよって。

でもみなさん、それぞれの立場でそれぞれの考えで、
パンダ音楽祭にちゃんと向き合ってくれました。
僕は僕で、なんどもなんども手紙のような企画書を送りました。
ここまでやるとしつこい?というギリギリまで送りました。

日々状況は変わります。毎日やるかやめるか、悩みました。
前にも書きましたが、こういうのは「100点の正解がない判断」です。
自分で選んだ方を正解にしていくしかありません。
最終的に開催を決定したのはGW明け。当日まで2週間切ってました。

当日がどうだったかは、見てくれたお客さんが決めることです。
でも、僕的にはいまできうる最高の配信フェスができたと思ってます。
みなさんにとってもそうだったらいいな。

ひとりで夜中に悶々としている時、不安になった時、
大好きなこの曲を繰り返し聞きました。音楽サイコー!(by眉村ちあき)

積み上げてきたもので勝負しても勝てねえよ
積み上げてきたものと勝負しなきゃ勝てねえよ
                 竹原ピストル『オールドルーキー』

新人力士の挑戦はひとまず終わりました。
でも、コロナとの日々はまだしばらくつづくでしょう。
自分に何ができるか、これからも考えていきます。
リアルかオンラインかはわかりませんが、またお会いしましょう。

最後に改めて、今回見て、参加してくれたオーディエンスのみなさん、
ありがとパンダ!

                    パンダ音楽祭主催 中年パンダ

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