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お母さんに言われて、仕方なく勉強をする子が98%
「ゆきえ先生って、どうして子供の心をつかむのが上手いんですか?」
とよく質問されます。
掴んでるつもりは、全然ないのですけれど、
1つ、必ずやっていることがあります。
それは
「きちんと約束をすること。」
この約束って
「じゃあ、これが約束ね。」
とお互いに念押ししあうような約束では、ありません。
「〇〇が出来るようにしてあげるね。」というところを、約束するんです。
私のところに来る生徒は
【お母さんに言われて、仕方なく勉強をする子が98%です。】
ええ?98%?
と思うかもしれませんね。
そうなんですよ。
だいたい勉強って、100%が仕方なくやってるんです。
あ、100%って書いちゃった。
勉強の面白さが分かるのは、
実は、2年後3年後なんです。
卓球とかテニスとかになぞらえると、わかりやすいかなと思います。
最初は下手で、試合にもならないしね。
地道な訓練しかないんですが、
へたくそ同士のラリーって、相当の苦行です。
でも、上手な人とやっていると、
自分の「打ちやすい」ところにボールが来るんです。
打ちます。
あっちの方向に行きます。でも、それを上手な人が、走ってくれて、
また、自分の「打ちやすい」ところにボールがくる。
知らないうちに、
少しずつ上手になる。
そうすると、面白くなってくる。
勉強も同じなんです。
だから、わたしのところにきたら、
わたしはその子が「打ちやすい」ように、問題をやらせます。
そこには、
「〇〇が出来るようにしてあげるね。」という約束があるんです。
その約束は、
家庭教師中の1時間で達成できるときもあるし、
一生続くこともあります。
現在、小6になって、もうすぐ中学生になる、こうちゃん。
そのこうちゃんが小1のときに、
スキーのために北海道に1週間きました。
繰り上がりの問題10問を解くのに、
20分かかっている子でした。
20分かかったのに、
10問中3問ミス。そして、手汗がひどくて、紙がよれてしまいました。
何度も焦って消すので、紙も破れる。
小1の担任は1年で5人、変わったそうです。
その様子をみて、
わたしはこうちゃんに約束したんです。
「必ず、こうちゃんを勉強が出来るようにしてあげる。」
約束したのにもかかわらず、
その後半年で、ゆかりとはいろいろありうっかり絶縁状態になり、
2年半ほど勉強を見ることが叶わずでしたが、
ゆかりと衝突するたびに、思い出すのは、
こうちゃんとの約束です。
わたしは、大人との約束は
破ってもいいんです。
大人だから。
でも、わたしは
子供との約束は破れないんです。
だからこそ、この仕事はしんどいです。
だからこそ、私の天職なのだと思います。
ぱんだちゃんのおうち学校をすすめるにあたり、
「そんなに事業を拡大して、昔のゆきえ先生とは違って、なんか嫌だ。」と思うこともあると思います。
でも、
わたしは、ぱんだちゃんのおうち学校の生徒が1人入るたびに、
その子と約束を交わしています。
まだ顔の知らない、【名前だけ】のその子と、約束を交わします。
今回の
「心を育てる、ぱんだメソッド」を
リリースしたのも、
やっぱり、その約束を果たしたいという想いがあるからです。
子供たちとの約束を果たすために、
お母さんたちの気持ちを、キッチリぶれないようにしていきたい。
そうすれば、
子どもが安心して勉強に向き合える。
お母さんに言われて仕方なく、勉強をしている子は
嫌なことを強いられてるのかもしれないです。
だからこそ、
「嫌なのに、来てくれたんだから、確固たる学力を授けたい」って思います。
そこを約束すると、
わたしは、なにを言われようと、ものすごく強くなります。
ぶれないのは、そのおかげです。
そして、それが、いつか、「面白い」と思えるときが来る
(かもしれない)
それが来るか来ないかも、
やらないと分からない。
そして、「おもしろくない」と思ったとしても、
勉強は必ず、その子の武器になります。
しかも強力な武器になる。
あって、困るものではないのです。
お母さんのための、心を育てるぱんだメソッドを
受けて欲しいなと思います。
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お待ちしております。