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ダイナックHDから最後の株主優待

最後の優待となりました。

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ダイナックホールディングス、株主優待の廃止を発表
も、夜間取引で株価は11%超も急騰! サントリーによ
るTOBの影響で、株価はTOB価格1300円まで上昇へ

株式会社ダイナックホールディングスが株主優待を廃止することを、2021年2月10日の17時に発表した。

ダイナックホールディングスの株主優待は、毎年6月末と12月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上保有する株主に、保有株数に応じて年2回、『食事優待券』を贈呈」というものだった。

 しかし、ダイナックホールディングスの株主優待は2020年12月末の株主に実施される分を最後に廃止される。

 ダイナックホールディングスが株主優待を廃止する理由は「当社を取り巻く状況に鑑み、株主優待制度のあり方を改めて検討」した結果、廃止という決定に至ったとのこと。なお、ダイナックホールディングスは株主優待の廃止と同時に、支配株主であるサントリーホールディングスによってTOB(公開買い付け)で完全子会社化されることを発表している。しかし、株主優待はTOBの成否にかかわらず廃止されるとのことだ。

ダイナックホールディングスの2月10日時点の終値は1166円なので、株主優待が廃止されていなければ、利回りは以下のようになっていた(※年2回、株主優待を受け取った場合)。

(100株保有の場合)
投資金額:100株×1166円=11万6600円
優待品:食事優待券4000円分
株主優待利回り=4000円÷11万6600円×100=3.43%

(500株保有の場合)
投資金額:500株×1166円=58万3000円
優待品:食事優待券1万2000円分
株主優待利回り=1万2000円÷58万3000円×100=2.05%

 ダイナックホールディングスの株主優待は、自社のバーやレストランの食事優待券だったが、今回廃止が発表された。残念に思う個人投資家もいるかもしれないが、TOB価格は1300円と本日(2021年2月10日)の終値1166円より11.49%ほど高いので、今後、ダイナックホールディングスの株価は1300円付近まで上昇する可能性が高い。実際、SBI証券の夜間取引(PTS取引)では一時、当日(2月10日)の終値1166円より131円も高い1297円(+11.23%)を記録しており、今後の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。

ダイナックホールディングスはバー・レストランの運営などを手掛ける企業。2020年12月期(通期)の連結業績は、売上高が196億9600万円(前期比47.0%減)、営業利益が60億7900万円の赤字、経常利益が60億7100万円の赤字、当期純利益が89億6900万円の赤字と、コロナ禍の打撃が大きかった。2021年12月期も赤字継続を見込む。

出典:ザイ・オンライン


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