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663 本日の四字熟語は「主客転倒(しゅかくてんとう)」です。
本日の四字熟語は「主客転倒(しゅかくてんとう)」です。
意味解説:
「主客転倒」とは、物事の本来の主従関係が逆転してしまうことを意味します。
例えば、あるべき主役と脇役の役割が入れ替わってしまったり、重要でないことが重要視され、本来重要なことが軽視される状況を指します。
たとえ話:
あるレストランでの出来事です。名シェフが腕を振るって作る絶品料理が評判のそのレストランに、料理の味を堪能するために多くの客が訪れます。
しかし、ある日、レストランの経営者が「インテリアがもっと注目されるべきだ」と考え、料理よりも内装に力を入れ始めました。
内装は確かに豪華になり、目を引くものになりましたが、その分料理の質が落ち、次第に客足が遠のいていきました。
この話から、レストランの本来の目的は「美味しい料理を提供すること」であり、それが軽視されてしまった結果、顧客が離れてしまったということが分かります。これがまさに「主客転倒」の例です。
AさんとBさんの会話:
Aさん:「このレストラン、最近行ったけど、なんか雰囲気はすごく豪華になったけど、料理が前より美味しくなかったんだよね。」
Bさん:「それはまさに『主客転倒』だね。レストランの主役は料理であるべきなのに、内装に力を入れすぎて料理の質が落ちるなんて本末転倒だよ。」
Aさん:「うん、やっぱり本来の目的を見失わないことが大事だね。」
この会話からも、主客転倒の意味がよく理解できると思います。