本日の四字熟語は「四面楚歌」 640
本日の四字熟語は「四面楚歌」(しめんそか)です。
意味解説:
「四面楚歌」とは、周囲を敵に囲まれて孤立無援の状態にあることを意味します。
この成句は、中国の歴史に由来し、楚漢戦争の中で項羽が四方から敵に囲まれた状況を指しています。
この状態では、味方がどこにもいない、または支援を受けることができないことを強調しています。
たとえ話:
昔、中国の戦国時代に、一人の将軍が敵国に囲まれた状況にありました。
この将軍は、勇猛で知られていましたが、その時は味方の兵士も少なく、四方から敵の軍隊に囲まれていました。
夜になると、四方から故郷の歌が聞こえてきました。それは敵の策略で、将軍の兵士たちの士気を削ぐためのものでした。
将軍はその状況を「四面楚歌」と悟り、逃れる術がないことを痛感しました。
しかし、彼は最後まで戦い続け、敵に大きな損害を与えました。結局、彼は力尽きて倒れましたが、その勇敢な姿勢は長く語り継がれることになりました。
AさんとBさんの会話:
Aさん: 「四面楚歌ってどういう意味なの?」
Bさん: 「それはね、周りが全部敵だらけで、味方がどこにもいない状態を言うんだよ。
例えば、学校でいじめに遭って、どこを見ても助けてくれる人がいないときなんかが、四面楚歌のような状況だね。」
Aさん: 「そうなんだ。じゃあ、そういう状況になったらどうしたらいいの?」
Bさん: 「まずは冷静に状況を判断して、自分を守ることが大切だよ。そして、信頼できる人に助けを求めることも大事だね。
周囲に誰もいないと感じても、本当に信頼できる人は必ずいるから、その人に相談してみるといいよ。」
このように、「四面楚歌」は困難な状況に立ち向かう勇気と知恵を教えてくれる言葉です。
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