クリアソン新宿の新体制発表会&書くことへの「想い」
本日は宇都宮徹壱さんにお声がけを頂き、クリアソン新宿の新体制発表会に潜入してきました。パチパチパチパチ!
新体制発表会、実際に現場に足を運ぶのは今回が初めてでした。キョロキョロソワソワしながら、ウロウロ……。
席につき、スタートを待ちます。
「本日の新体制発表会の解説は阿部雄太選手です!」
ん!? 新体制発表会に解説……!?
そんな謎のスタートを切ったクリアソン新宿の新体制発表会は、私の想像をはるかに超えていました!
座って1時間半お話を聞くだけかなと思っていましたが、開場の際にはミニフラッグが配られ、それ振って盛り上がったり、私たちも参加型の新体制発表会。斬新! 前半と後半の間にはハーフタイムショーまで。とても楽しかったです!!
みなさんが宇都宮さんの記事を楽しみにしている間に、私の心に残ったお話をひとつ。
クリアソン新宿の選手は、企業で働きながら、サッカーを続けています!
クリアソン新宿の選手の移動風景です。
こうやって見ると、めちゃくちゃインパクトがありますよね!
ある選手は移動中に受注の連絡を受けて、いいテンションで試合に臨んだとか!? 社会人と、サッカー選手という二足の草鞋を履くクリアソンの選手。仕事もサッカーも真剣な姿、とても素敵だなと思いました。
クリアソンのパートナー企業さんのお土産も。丸山園の煎茶と文明堂のカステラ! これは3時のおやつにぴったりですね! はやく食べたくてウズウズしちゃいました。
いよいよ来月にはJFLも開幕。
母校の流通経済大学FC、ドラゴンズが降格して以来、ちょっとばかり足が遠のいてしまっていたJFLですが、今年は積極的に見に行ってみようと思いました!
「書く」ということを振り返る
今日は少し思うことがあったので、私にとって「書く」ということはどんなことなのか。振り返っていきたいと思います。
私は以前、宇都宮さんの取材を受けた際に、こんなことをお話しさせていただきました。
「私は書き手として、初めて紙の本に初めて携わらせていただいたのが、宇都宮さんの『蹴日本紀行』でした。完成した本が手元に届いた時、宝物がひとつ増えたような気持ちになりましたね。」
私は宇都宮徹壱さんの著書『蹴日本紀行』の出版に、少しだけ携わらせていただきました。その時のことは、以前OWL magazineに寄稿させていただきましたが、他の方の大切な作品に携わらせていただくのは、私自身初めての経験です。「『蹴日本紀行』を良い作品に、大切にしたい」という想いから、とても緊張しつつ作業をしたのを覚えています。
その緊張感から解放されて、実際に完成した本が手元に届いた時のことは今でも忘れられません。
ドキドキしながら手に取ると、じわーっと胸が温かくなってなんとも言えない気持ちでいっぱいになりました。
ページをめくればめくるほど、宇都宮さんが紡ぐフットボールの世界観に飲み込まれていきます。
中村慎太郎氏の『サポーターをめぐる冒険』もそうでしたが、手に取った瞬間ポカポカした気持ちになって、思わずぎゅっと抱きしめたくなる。私はお二人のように、手に取った人が温かい気持ちになれるような、フットボール愛に溢れた本を作ることを目標にしています。
自身の経験や技術を惜しみなく伝えてくれるお師匠さまたちに恵まれた私は、物書きとして幸せに走り出しました。ふとした瞬間にOWL magazineと出会った頃を振り返り「幸せな人生だな」といつも思うのです。
私は自分が今まで世に送り出してきたコンテンツが、大好きなんです。宝物なんです。
その理由は「想い」です。
インタビュー記事に関していえば、取材を受けてくれている方が抱える「想い」や「言葉」を私に託してくれるということは、感謝してもしきれません。その「想い」や「言葉」を、大切に大切に読者の方に伝えるという仕事は、本当にやりがいを感じています。
「言葉」は目に見えますが、「想い」というのは目に見えるものではありません。そういうことも踏まえて考えると、相手が私に託してくれた「言葉」や「想い」というものは、尚のこと大切に扱わなければいけないと思っていますし、私が大切にしていることです。
OWL magazineで紡いでいる観戦記に関していてば、自分が心の底から楽しんだことを紡いでいます。その中に、いつも大歓迎してくれるクラブスタッフさんの想いや、選手へのリスペクト、推しへの愛、旅で出会った方への感謝、私がその時に感じたことなど、本当にいろいろな私の「想い」を詰め込んでいます!
そしてその観戦記を、まるで自分ごとかの様に楽しんだり、時に悔しがったり、悲しんだり、一緒に旅をしてくれているような読者のみなさんがいます。書けなくて苦しいときは、みなさんがくれた感想をこっそり読み返したりして、勇気をもらっています。ありがとうございます。
「感想をくれたり、スキを押してくれる読者の皆さんへの愛をたくさん詰め込んだ記事を書くんだ!」
これは師匠 中村慎太郎の教えであり、OWL magazineが大切にしていること。
読者のみなさんがいるから、書くことができる。これからも、もっともっとありったけの感謝を込めて、記事を書いていきたいなと改めて思います。
そして、ここからは「OWL magazine」の仲間への感謝になります。
アイディアを考えている時間は本当に苦しいこともあります。アイディアが思いついても上手く表現ができない時は、本当にもどかしくなります。
伝えたいことがあるのに伝えられない苦しさ、自分の表現力のなさに、悔しくて泣き叫びたくなる時も、逃げ出したくなる時もあります。
それでも私は「大好きなサッカーやフットサルの魅力を1人でも多くの人に伝えたい。日本中のスタジアム・アリーナを満員にしたい」という夢を追い続けるために、日々表現力向上のために努力を積み重ね、立ち止まるわけにはいきません。
寝る時間を惜しんで編集をしてくれる中村慎太郎さんや、本業の合間を縫ってピアレビューをしてくれるOWLmagazineの仲間がいるから、勇気を絞り出しながら記事が書き続けられます。時に本気でぶつかりあったりもしますが、全ては「OWL magazine」で良いコンテンツを出すため。
私はひとつの記事を出すだけでも、本当に色々な人の想いを乗せて届けています。
「想い」とは目に見えるものではないし、価値が決まっているものではありません。だからこそ、「想い」の扱い方には人それぞれのスタンスがあり、正解はありません。
私はこれからも、自分が大切にしていることを忘れずに、プロフェッショナルなライターとしての自覚を持ち、読者のみなさんに楽しんでいただける記事をお届けできる様に頑張ります!
唐突な感じで振り返りが始まってしまったので、驚かせてしまったかもしれませんが、2022年の決意表明ということで受け取っていただけたらと思います!
みなさん今年も、よろしくおねがいします!
それでは次回も元気にお会いしましょう!
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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌
サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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