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AIエージェントからAIエージェントチームの時代へ - GPTeamプロジェクトによる新たなAIエージェントの可能性

AutoGPTに代わる新たな技術が続々と登場?最近話題となっているAI技術の進化。その中でも、AutoGPTは注目を浴びていましたが、わずか1か月で代替品が誕生するなど、その進化の速さに驚かされています。今回は、新たなAI技術の動向を見ていきましょう。最新の話題として、「生成AIエージェントチーム」が注目されています。このプロジェクトは、AIエージェントに異なる性格、メモリー、指示を与え、彼らがチームメンバーとして異なるタスクを担当できるようにすることを目的としています。

AutoGPTの登場

AIエージェントの元祖として約1か月前に登場。詳細は過去の記事に記載しております。ぜひみてください。

https://note.com/panda_lab/n/n65de6dac01b9

https://note.com/panda_lab/n/n98768d6bfefe

Generative Agentsという新たな仕組み

GPTeamプロジェクトは、「Generative Agents」という論文に触発されて、完全にカスタマイズ可能なAIエージェントチームを実現しました。

このエージェントチームには、タスクのソートや割り当てを行うエージェント、特定のタスクを完了するためのソートに基づいたエージェント、最初のタスクの完了に対してフィードバックを行い、その後の行動計画を提供するエージェントなどが含まれています。

これらのエージェントは、初期に定義されたロジックに従って、並列的にタスクを実行することができます。また、エージェントは複数のタスクを実行することで、自己最適化ロジックを生成することができます。

このプロジェクトは、GitHub上で利用可能で、誰でもこのエージェントチームを構築して自分の目的に合わせたタスクを割り当てることができます。

以下は、GPTeamプロジェクトのGithubリンクです。セットアップを実行し、OpenAI APIキーを入力し、config.jsonをカスタマイズして実行するだけで、誰でもAIエージェントチームを構築することができます。

チームで仕事するAIエージェントのポイント

  • AIエージェントチームは、独立した性格、メモリー、指令を持つ

  • オープンソースで誰でも実行できる

  • 各エージェントは並列で動作し、新しいイベントを観測すると「重要度スコア」を割り当て、メモリーに保存する

  • エージェントは、計画を実行する際に、関連するメモリーを収集し、それらをプロンプトに入力する

  • エージェントは、自分自身の反省を生成し、自分の思い出を振り返り、より高次の結論に至る


つまり、個々のエージェントは、タスクを複数回実行した後に生成されるメモリに基づいてロジックを独自に最適化し、新しいロジックに基づいてタスクを実行することもできます。

より詳細の内容はGPTeamのGithubにてご確認ください。多分今後別の記事で要約します。


今後の展望

このプロジェクトは、エンターテインメントやゲームの開発において、LLMsを利用した新しい体験を提供するためのテンプレートとして活用できます。また、オープンソースであるため、改良や貢献を歓迎しています。

AI技術の進化はますます加速し、より高度な自然言語処理やタスクの自動化が可能になっています。今後もAIエージェントチームの進化に注目し、新たな可能性を追求していくことが期待されます。

ぜひこの0xpandaもフォロしてください。

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