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【Crypto KOL】DeFiの安定性とstablecoinの関係
著名Cryptoリサーチ機関MessariがDefiの安定性とstablecoinの関係についてツイトしました。チェーン上のエコシステムに潜んでいるさまざまリスクを発見するヒントになりますので、紹介します。
1/ 現在の多くの DeFi プロトコルでは、流動性または利用可能な資金の量が主な制約の 1 つです。 特に、ステーブルコインは、さまざまな生態系に共通する制約です。 エコシステム内のステーブルコインのレベルを理解することで、ユーザーはリスクを予測できますか?
2/ チェーン上の Total Value Locked (TVL) は、 Ethereumのような市場価格のトークンとステーブルコインの両方で構成されます。 オンチェーンのステーブルコインの総供給量に対する TVL の比率を取ることは、TVL のどれだけがステーブルコインに対する価格変動資産で構成されているかを概算したものです。(図1)
(図1)
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3/ ステーブルコインの供給と、市場が暴落する前にエコシステムがどれだけ成長できるかの間には関係があるようです。
TVL がステーブルコインに比べて市場価格の資産で構成されている場合、エコシステム全体が不安定に見えます。
4/プールでも不安定性が見られます。 不安定性は、プールの最適な 50% のトークン シェアからの偏差として定義できます。 最適点からの逸脱が大きいほど、市場のスリッページと潜在的な価格変動が大きくなります。(図2)
(図2)
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5/ TVL/Supply とは異なり、どのチェーンにも明確な境界条件はなく、主要な市場のドローダウン日におけるユーザーあたりのステーブルコインの供給レベルも明らかではありません。 代わりに、データは各チェーンの異なるユーザー ペルソナをほのめかしています。(図3)
6/エコシステムで安定性を維持するために必要なステーブルコインの一般的なレベルを理解することで、ビルダーとユーザーは需要とリスクをより適切に予測できるようになります。
(図3)
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やはりステーブルコインの供給と、市場が暴落あるいはベアマーケットの相場いりにはかなり関係のあるように見えます。これから以下のデータを注目する必要があります。相場のピークアウトや反転のタイミングを示唆しているでしょう。
オンチェーンのステーブルコインの総供給量はTVLは2倍超の時
図3のように、アクティブのステーブルコインのアドレス数とMarketCapを逆転する時
(※投資見解発信や勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断でされるようご理解ください。DYOR!)