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有馬記念_分析予想

2022年有馬記念のラップ予測

まずは中山芝2500mの特徴から。
外回りコースの3コーナー手前からスタートし、4コーナーを目掛けて緩い下り坂を走る。
正面スタンド前で1回目の急坂、1~2コーナーの中間までは上り坂で向正面の直線は平坦、3~4コーナーは緩い下り坂になっている。
最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短でゴール前には高低差約2.2mの急坂がある。

次に有馬記念について👇

基本的には低速の持久力勝負になる年が多く、上がりのかかるタフなレースです(近10年で上がり35秒を切ったのは1年のみ)
スタートから最初のコーナーまで距離が短く、内枠有利というよりは外枠が不利なので最初のポジション争いは重要。
毎年仕掛けどころは若干違いますが向正面の中間=残り1000m地点からペースが上がります。
最後の直線も310mと短いので、4コーナー通過時点である程度前目につけられる馬を狙いたいです。

好走に必要な想定ラップは
アエロリットがハイペースで逃げた2019年
稍重で行われた2018年
キタサンブラックが逃げ切った2017年
を外した直近4年の平均ラップで導きました👇

参考データ

枠別、馬番別では・・・

年齢別では・・・

上がり3Fの順位別では・・・

前走クラス、前走レース別では・・・


各馬の評価

1枠1番 アカイイト 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

1枠2番 イズジョーノキセキ 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

2枠3番 ボルドグフーシュ 評価B

まず初めに、今年の菊花賞組は強いと思います。
1000m通過58.7のハイペースを2番手追走から早め先頭で押し切りレコードタイムを出したアスクビクターモアは1番強い競馬をしたと思っているので、今回出走してくれば斤量の恩恵もあり本命候補まで考えていましたが
ボルドグフーシュも道中後方待機から4コーナー通過時点では4番手まで捲り上がり最速、タイム差無しの2着なのでこちらも十分高評価できます。

中山2500mであまり成績が良くない福永騎手への乗り替わりは割引が必要かと思いますが、ファイナル福永に華を添えてくれる期待の1頭です。

2枠4番 アリストテレス 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

3枠5番 ジェラルディーナ 評価C

スローからの持続ラップを大得意とする馬で、前走のエリザベス女王杯では本命にして的中できました🎯
今回は想定3番人気と人気しそうですが、近2走は得意ラップのレース+枠順も完全に噛み合っての好走なので、メンバーレベルも上がる今回は過剰に人気している印象です。
母のジェンティルドンナも勝っている舞台ですが、2014年は過去10年の中でも少し特殊なラップになった年なので適性が高かったとは思えません。

切ることはできませんが、オッズ妙味を考えて抑えまでの評価。

3枠6番 ヴェラアズール 評価C

ダートから芝に転向してから馬券外無し、前々走で京都大賞典を勝ち、前走はジャパンCを勝つ充実ぶりは目を見張るものがありますね。
しかしラップからこの馬を考察すると、2400m以上の中長距離においてとことん瞬発力に特化している印象です。

有馬記念は瞬発力勝負にはならず直線も短いので、いかに上りが速くとも差し届かずのパターンになるイメージが強く、その証拠に同舞台で行われたサンシャインSでは断トツの上がり最速でも勝ち馬から2馬身半差の3着でした。

道中から捲って4コーナーでは先頭付近につけても速い上がりが使えるのであれば話は別ですが、これまでその様な競馬をしたことがなくても好走している馬の戦法を無理に変えてくるとは思えないので抑え評価まで。

4枠7番 エフフォーリア 評価E

昨年のチャンピオンなのでその点はもちろん評価に値しますが、エフフォーリアも持久力勝負よりは瞬発力勝負を得意とする馬で、昨年は完成度の高さや年齢による斤量ハンデの恩恵も大きかったと思います。

今年に入ってからの調子の悪さ、別馬になってしまったかのような馬体の変化、それでも昨年の実績からある程度人気してしまうオッズ妙味の無さなどを考えても買いたい要素が見当たりません。

4枠8番 ウインマイティー 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

5枠9番 イクイノックス 評価A

前走の天皇賞秋は圧巻でしたね。
逃げたパンサラッサ以外はスローからの瞬発力勝負になりましたが内外そこまで差の無い馬場を外に持ち出して上がり32.7秒の末脚で1着はもちろん高評価。

今回は位置取りが後ろすぎる点を懸念する声が多いですが、そもそも有馬記念はそこまでペースが速くならないですし、皐月賞でもある程度前目につける競馬ができているので問題ないでしょう。
さらに近年の中で最もレベルの高かった日本ダービーを大外18番枠からレコード決着の2着はやはりレベルの高さを証明しています。

最も得意なのは直線の長いコースでの瞬発力勝負だと思いますが、強い3歳世代の中でもトップクラスの馬が斤量2キロのハンデをもらえるのでオッズが示す通り馬券内は堅いでしょう。
しかし有馬記念という舞台適性の観点で、タイトルホルダーよりは評価を落とす必要があるのでA評価とします。

5枠10番 ジャスティンパレス 評価B

基本的にはボルドグフーシュのとことで述べた通りの見解で、今年の菊花賞組は3着までの3頭は強いと思っています。
前々走では内有利な馬場の恩恵を活かしたとはいえボルドグフーシュに0.7秒差の勝利を収めていることから逆転があってもおかしくないですね。

マーカンド騎手との相性は分かりませんが、オッズ妙味も含めて好走にきたいしたい1頭です。

6枠11番 ラストドラフト 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

6枠12番 ポタジェ 評価E

ラップ観点や近走の実績からしても
今回のメンバーで10番人気以下の馬には厳しいと思うのでC評価です。

7枠13番 タイトルホルダー 評価S

宝塚記念までのタイトルホルダーの勝ち方には特徴がありました。
前半1000mまではある程度距離を離しての逃げ→道中ガクッとペースを落とし→2000mを超える辺りからまたペースを上げロングスパート戦に持ち込むというものです。
しかし宝塚記念ではハイペースで逃げるパンサラッサを2番手追走から上がり3位で圧勝はこれまでと違った勝ち方で本当に強い馬だなと感じました。

有馬記念は瞬発力勝負になることは滅多になく得意の持久力勝負になりますし、他に逃げたい馬も見当たらないのでタイトルホルダーの競馬はしやすいでしょう。
唯一怖いのは玉砕覚悟で道中ぴったりプレッシャーをかけたり、無理やり捲ってペースを乱してくる馬がいたときくらいです。

宝塚記念が終わった時点で8枠さえ引かなければ本命と決めていました。
イクイノックスとの一騎打ちを期待します🐴

ちなみに、キタサンブラックが逃げて有馬記念を勝った2017年のラップと、同じ中山2500mのコースをタイトルホルダーが勝った日経賞のラップは前半1000m以降ほぼ同じでした。
スローからの逃げはタイトルホルダーにとって得意な展開ではないと思いますが、それでも勝ち切っているので現時点ではあまり隙が無いとすら感じますね。

7枠14番 ボッケリーニ 評価E

スローからのロングスパート戦を得意とはしていますが、メンバーレベル的に厳しいでしょう。

8枠15番 ブレークアップ 評価D

穴馬候補として期待していたのですが8枠に入ってしまいましたね。
先行脚質+低速の持続ラップに対応でき、中山2500mで良績のある戸崎騎手という点が魅力的でした。

今回は楽に2,3番手につけることは可能なので、大穴狙いの方はで抑えの抑えで買ってもいいかもしれません。
穴狙いしない方は点数が絞れてラッキーと考えましょう(笑)

8枠16番 ディープボンド 評価D

こちらも人気しないのであれば穴候補で狙っていた1頭です。
タイトルホルダーとの勝負付けは済んでいる印象ですが、得意の持久力勝負であれば昨年の2着馬ですし今年も馬券内に来れるチャンスはあります。

しかし過去1度も馬券内の実績がない16番枠・・・
ブレークアップと同じく、楽に先行していけるメンバー構成=スタートから無理せず内ラチ沿いを確保できるので
穴狙いで買うか、それでも過去のデータから切るかはアナタ次第。

🐼の各馬印

◎ タイトルホルダー
○ ボルドグフーシュ
▲ ジャスティンパレス
△ イクイノックス
☆ ジェラルディーナ
☆ ヴェラアズール

--点数やオッズと相談--
注 ディープボンド

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