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成長株投資の試練を経て、高配当株投資の魅力に気づいたきっかけ
今日は、成長株への投資がどれほどリスクが高く、難しいものであるかを私自身の経験を交えてお話ししてみようと思います。
結論からいいますと、成長株への投資は難易度が高いです。
成長株投資とは、企業の急成長を期待して株価が大きく上昇することを狙った投資手法です。
キャピタルゲイン(株価の値上がり益)を狙うことで大きなリターンを得る可能性がありますが、実は多くの投資家がこの戦略で失敗しています。
私もその一人です。かつては短期間で2倍、3倍に株価が上昇する銘柄を追いかけていましたが、結果的に大きな損失を抱えることになりました。
具体的な失敗例として、一時期上昇していた成長株が急降下したことがあります。
私が大きな失敗をしたグロース株の一つは、かつて話題になっていたそーせいグループ株(現:ネクセラファーマ)です。
そーせいグループは当時のマザーズ市場で取引されていた頃、2016年に創薬事業の成功への期待から急激に株価が上昇しました。当時、そーせいグループは大手製薬会社アラガン(Allergan)との提携を発表し、特に認知症治療薬の開発が注目されていました。この提携により、同社の株価は短期間で2倍以上に急騰しました。
私は「これが大きなチャンスだ」と考え、相当な資金を投入しました。
認知症治療薬の開発が順調に進んでいるとの報道もあり、私はさらに楽観的になり、株価は今後も上昇し続けると考えていました。
しかし、利益確定のタイミングを逃し、その後、業績の伸び悩みや市場全体の調整によって、2016年後半から株価は下落し始めました。
私は「すぐに回復するだろう」と楽観視して売却のタイミングを見送った結果、最終的には株価が購入時の半分以下にまで下がり、大きな損失を出すことになりました。
この失敗の要因は、成長株のキャピタルゲインが一時的なものであり、適切なタイミングで利益を確定させることが難しい点です。さらに、「まだ上がるはずだ」という過信が損失を拡大させました。
また、成長株は感情的な判断に左右されやすい特性があります。株価が急上昇しているときには「さらに上がるだろう」と期待し、逆に下がり始めると「回復するはずだ」と根拠のない希望を抱いてしまうことが多いです。
私自身も、株価が急落している最中に感情的になり、「もう少し待てば回復する」と信じてしまい、結果的に損失が膨らんでしまいました。
一方で、完全に放置していた高配当株である武田薬品の株は、特に気にせずに持ち続けているだけで、毎年安定した配当金が自動的に口座に振り込まれていました。
このように、何もせずとも安定した収入が得られたという事実は、後に高配当株投資の真の魅力に気づく大きなきっかけとなりました。
投資の世界では、じっくりと育てたものが実を結ぶ瞬間が訪れるものです。だからこそ、高配当株投資を続ける価値があると実感しています。
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次回も楽しみにしていてください!
高配当株投資を楽しみながら、無理なく続けましょう!
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