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ここ最近ツイッターで感じていること

おはようございます、こんにちわ、こんばんわ

この年末年始の休みの間、フォローしている企業アカウントのスペースへリスナー、スピーカー問わずお邪魔させていただいたり、自分でスペースを開設したりしながら、色々と深く交流することができました。
そういった中で、最近のツイッターに関して感じていること、思うことについて持論を展開したいと思います。

結構ぶっちゃけて書くので、読んで不快に思うかもしれません。
ですが、この先に書いているのは「実際に企業アカウントの中の人をやっている1人が個人的に思っていること」です。
間違って受け取ってほしくないのは「これだけ大変なんだよ…」とか言うつもりは毛頭ありません。実際、楽しいからツイッター担当を続けられているのです。しかし、大多数の中で際立ってしまうマイナスが続くと「うーん…」となる人間の心理を書き連ねていますので、そのあたりを十分ご理解の上、お読みください。

ツイッターというコミュニケーションツール

私がツイッターの担当を始めてから約2年が経過しました。
担当を始めた当初は設計担当していたのでまったくツイッターに割く時間を取れず、何をどうすればよいのか分からなかったため、HPのURLと更新情報を投稿するBotの様な状態でした。
そんな状態から9か月・・・私の担当業務も変わり、3Dプリンタ担当として本格始動するタイミングで、後輩がツイッターの運営に加わってくれたこともあり、加速度的にフォロワーも増えていきました。
今では担当し始めた頃には考えられない数のフォロワーさんが居ます。

今でこそ、ツイッターをAppストアやPlayストアでみるとニュースカテゴリに分類されていますが、本質的なところはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)であり、コミュニケーションツールの一つです。

そんなツイッターの仕組みを改めて確認してみましょう。

ツイッターの仕組み

ツイッターでは他のアカウントをフォローしなければ自分のタイムライン(TL)には自分の投稿のみが表示されます。他のアカウントをフォローすると、フォローしたアカウントの投稿を自分のTLで閲覧することが出来ます。

逆にフォローされたアカウントからは自分の投稿がそのフォロワーにTLで閲覧することが出来る様になります。
相互フォローの状態は、お互いの投稿を互いのTLで閲覧することが出来る状態です。
そして、非公開アカウントに設定しない限りはフォローしていなくても検索やRTによって他アカウントから投稿を閲覧することが可能です。

ここで認識を間違ってはいけないのは

「相互フォローの状態は友達では無い」

ということです。

もちろん、これは私の認識ですが、この部分の認識が違いがトラブルの素になっている様に感じました。加えて言えば、

相互フォローの状態はあくまでも

顔見知り、名刺交換した程度

と思ってください。

ましてや、一方的にフォローしているだけの状態は

よく見る近所の人です。

なぜ?と思う方
どうかこのまま続きをお読みください。

例えば、学校や職場で人間関係を深めるには、まずどうしますか?

顔見知りになって、挨拶をするようになり、互いの表情を見ながら雑談できるようになって、お互いの仕事の事や趣味の事など、順々に交流するところから関係性を築きますよね?
もし、会話の中で相手の顔色が曇ったら(この話題はNGかな?)と話題を変えたりしませんか?
そうやってお互いにコミュニケーションを重ねていきますよね?

ツイッターという顔の見えないコミュニケーションでは相手の表情をうかがい知ることはできません。だからこそ、基本となる挨拶や会話を怠って人間関係が築けるようなツールではありません。
ですが、顔が見えないからこそ、その人の本質的な部分が前面に出やすく、本音の部分で交流しやすいという点は良い点かもしれませんが、表情や声色から相手の感情を汲みとることが出来ず、文面のみでそれを汲みとらなければならない高度なコミュニケーションツールなのです。

フォロー・フォロワーの関係

相手をフォローしたきっかけはなんでしたか?
面白い投稿をしていたからですか?興味あることを投稿していたからですか?他のアカウントとの会話が面白かったからですか?

相手のアカウントをフォローして、そのアカウントの投稿をよく見るようになったとしても、それは相手の投稿を勝手に見ているだけです

勿論、フォローすれば相手に自分がフォローしたことは伝わりますが、フォロー先のアカウントのフォロワー数が3桁、4桁、5桁になるとはっきり言えば“どんなアカウントが自分のことをフォローしているのか”なんて把握しきれません。

逆に今、あなたのフォロワーにはどんな方が居るか全て把握していますか?
例えば30人のフォロワーがいたとして、それ方達は全てあなた「が」知っている人ですか?それが100人になり、1000人になりと増えたとき、把握しきれますか?

企業公式の中の人でフォロワーをすべて把握できている人なんて、おそらく居ないと思います。

まして投稿に対して、1度挨拶やコメントなどをした程度では、正直言ってあなたの存在は認知されていません。
正直な話、私もフォローされてるアカウントを定期的に確認しますが、一人ひとりを詳しくは見れていません。
ですが、いつも投稿にリプライをくれる、いいねやRTをしてくれるといった積み重ねによって認知され、(この人またリプライ・いいねしてくれてるな)と「知っている人」になります。

それぐらい、ツイッターという仕組みでは、フォロー・フォロワーの関係は薄いということを認識しましょう。

企業アカウントのジレンマ

企業アカウントでは、それぞれの会社・アカウントでルールを設けている場合が多いです。例えば、「毎日最低何件投稿する」といったものから、「時事ネタは積極的に取り入れる」といったこと、厳しい場合「リプライはしない」というルールがある場合もあります。また、フォローするアカウントについても「一般アカウントはフォローしない」というルールがある場合もあります。
そのため、「フォローを返してくれない!」と憤られても、ルール上フォローを返すことが出来ない場合もありますので、『ご不快に思うのでしたら、ご自由にフォローを解除して下さい』としか言えないときもあります。
また、ツイッター「だけ」が仕事という担当者は今のところ聞いたことがありません。皆さん、メインの業務と兼任してツイッターの担当をしています。なので、「リプライの反応が遅い!」と言われても、TLに居る時間は作業と作業の合間の時間や朝、夕の短い時間など限られている場合が多く、中々すべてのツイート、リプライへ回りきるのが大変な場合もあります。
どうか、そのあたりは何卒、ご理解下さい。

でも、ツイッターの担当者の多くは「交流してもらうことが嬉しい」ので、リプライやいいね、RTをしてもらうと、とても喜びます。
(忙しそうならリプライしない方が良いかな…)と思わず、交流したいと思ったアカウントには、是非リプライを送ってみてください。
ですが、上記にある通り、そのアカウントのルール上、返信できないという企業アカウントも場合によっては存在しますが、ほとんどの企業アカウントの方はリプを返したり、いいねで反応してくれると思います。

スペースという新たな機能

そんなツイッターに2021年5月から「スペース」という音声によるリアルタイム会話機能が追加されました。

スペースというリアルタイム音声会議機能

2021年5月の機能リリース当初は、ホストとされるアカウント1名+ホストが許可した発言者(スピーカー)を10名の最大11名が同時に会話を配信することができる機能でした。
現在のスペースでは、ホストに加え共同ホストとして2名まで委任することが可能となり、ホスト1名+共同ホスト2名+スピーカー10名の最大13名で会話を配信することが可能になりました。
また、スペースを録音する機能も追加され、ホストが開設時に設定すればその時に配信されるスペースでの会話を録音、30日のアーカイブ保存が可能になりました。

フォローしているアカウントがスペースを開設しているとスマートフォンの公式アプリにおいて、TLの上部にアイコンの周りに紫色の縁取りがされて表示されるようになりました。
スペースは基本的に誰でもリスナーとして参加することが可能です。参加すると参加者はアイコンが一覧となって表示されます。
リスナー側はツイキャスやYoutubelive、インスタライブの様にコメントを送ることは出来ませんが、リスナーはあらかじめ準備された数種類のスタンプで反応することが出来ます。

スペースのホストはスペースの開設、終了の権限、全員のマイクミュート、リスナーからのスピーカー申請の承認権限があります。また、リスナーへスピーカー招待を送ることも出来ます。ホストがリスナーをスピーカーへ招待した場合、招待されたリスナーがスピーカーになることを承諾すればスピーカーとして会話に参加することが出来る様になります。加えて、ホストは参加しているスピーカーに共同ホストの権限を委任することも可能です。

共同ホストはスペースの終了権限と共同ホストの委任権限は有りませんが、それ以外はホストと同じ権限があります。

スピーカーは特に権限はありませんが、自身のマイクのオンオフとリスナーへ戻ることが可能です。

リスナーはホストへ発言者申請を行うことが出来ます。

スペース機能リリース後のツイッター

音声によるリアルタイムコミュニケーションというSNSのスタイルは「clubhouse」という招待制SNSが先に出ましたが、この機能をツイッターでも可能にしたのがスペースの機能ですね。

機能リリース直後は一定のフォロワー数が居ないとホストとしてスペースを開設することが出来ないことから、一部企業アカウントの方々が先駆者的に機能を使い始め、私の管理する企業アカウントでも使えるようになってからは何度かホストとして開設しました。
夏ごろには徐々にスペースの権限が広がり、様々な企業アカウントや著名アカウントが夜な夜なスペースを開設し、週末には時間帯によっては4~5アカウントが同時開催しているタイミングもありました。

そして、10月ごろからはフォロワー数の制限が無くなり、鍵垢と言われる非公開アカウントを除くすべてのアカウントでホストとしてスペースを開設することが出来る様になりました。その為、企業、個人に関係なくスペースが開設され、10月~11月はスペースの通知欄に沢山のアカウントが表示される様になりました。

私がスペースを行う上で決めた事

私も企業アカウントとして、スペースを開催するにあたって、スピーカーの承認には一定の独自ルールを設定していました。
私のルールとしては
①企業公式、又はそれに準ずるアカウントであること
②日頃リプライのやり取りや交流があること
③スペース趣旨に沿わない発言が多い方は強制退室
といった具合で企業の看板を背負う以上、最低限のルール設定を行っていました。

開催頻度も少なかったので、開設しても人があまり集まらない過疎スペースでしたが、普段あまり交流できない方とも直接会話することができたりと、開設してある程度の実りはあったと思います。

機能リリースから半年程

冒頭でも書きましたが、この年末年始の休みの間も企業アカウントのスペースへリスナー、スピーカー問わずお邪魔させていただいていました。
そこで聞こえてきた言葉に

スピーカー申請してくる一般アカウントの扱いが難しい

と言う声がありました。

企業アカウントという看板を背負ってスペースを開設している以上、一般アカウントを無下に扱うことは出来ませんし、かといって全てをOKにするわけにもいかないということで、線引きやルール設定に悩んでいる声がチラホラ聞こえてきました。

ここで立ち返ってほしいのはツイッターの仕組みです。
もっと言えばフォロー・フォロワーの関係です。

スペースはホストをしているアカウントをフォロー、または参加しているアカウントをフォローしていれば、公式アプリのTL上部に表示されます。
なので、フォロワーのフォロワーの様なアカウントが開設しているスペースにも参加することが可能です。

企業アカウントのスペースでは、そのアカウントの中の人がどんな人なのか、「声」というパーソナルな部分を知ることが出来ます。
普段、文面しか見れないアカウントの中の人がどんな口調で話すのか、声質から男性、女性、更には年齢も推測することが出来るかもしれません。

これまでのイメージから良くも悪くも印象が変わる場合もあるでしょう。
ですが、声を聴くことでより身近に感じる可能性もありますよね?
だからスペースを使っていろんな方と交流したいと思う企業アカウントがいらっしゃいます。

ですが、いろんな方がいるのがツイッターですから、中には問題を起こす方や周りの見えない方もいらっしゃいます。

中の人のパーソナルに関する質問をする方、センシティブな発言をする方、政治的な発言をする方、他人を誹謗中傷する方、etc.

企業アカウントの看板を背負ってスペースを開設している以上、こういった方々はどうしても排除せざるを得ません。

もっと初歩的なことを言えば、交流が無いアカウントからいきなりスピーカー申請が来た場合、怖いですよね?

複数のアカウントがスピーカーとして既に参加し、楽しそうに会話しているのを聞いて、自分も参加したいと思う方は多いかもしれません。

ですが、ちょっと考えましょう。

アナタは普段、このホスト・スピーカーの人たちと交流がありますか?

スペースという公開された会話ですが、こう置き換えてみてください。

隣人が家の庭でホームパーティーをしています。
その参加者は普段から隣人と会話したり交流があることをアナタは知っていますが、参加者はあなたのことを知りません。

そのホームパーティーに飛び入り参加しますか?

スペースの趣旨として、「誰でもスピーカー申請OK」をホストが了承しているのであれば、そういった飛び入り参加もOKでしょう。
ですが、企業アカウントがホストをやっているスペースで「誰でもスピーカー申請OK」というのはあまり見たことが無いです。

一部スペースでは、企業アカウントのスペースで一般アカウントの様なアイコンがスピーカーとして参加していることもあるでしょう。そういう時は会話の雰囲気をしっかり確認してみてください。ホスト、他参加者と何かしら交流がある方がスピーカーとして参加されているはずです。

最近は企業アカウントの中の人が個別アカウントを開設している場合があります。それは、前述の運営ルール上、企業アカウントではスペースへ参加できない場合など、何かしらの理由があります。そういったアカウントでスピーカーに参加していると、パッと見れば一般アカウントが企業アカウントのスペースでスピーカーになっているように見えます。
(じゃあ私も申請していいんだ!)と思って申請しても承認されない場合が多いでしょう。
そのことに目くじらを立てて「何であのアカウントはスピーカー参加できるのに、私はスピーカー参加できないんだ!」と憤る前に、そもそも「ホストとあなたとの関係性が築けているか」ということに立ち返りましょう。

もう一度書きます。

アナタは普段、ホスト・スピーカーの人たちと交流がありますか?

もっと具体的に書きましょう。

アナタの存在をホスト・スピーカーは認知しているでしょうか。
普段からリプライなどで交流を行っているでしょうか。
スペースへは頻繁に参加しているでしょうか。

中の人から見えたツイッターの世界

私個人で言えば、もともとツイッターはアカウントを所持し、見るだけでなく日常的に投稿もしていたので、(そもそもツイッターって何?)から入らずに済みましたが、やはり、一般アカウントと企業アカウントでは発言の重みや責任が違います。

企業イメージを背負った上で、自分の言葉で発信するので、いくら個人の見解とプロフィールに記述しても、発信された内容は「あの会社のアカウントが…」という形で受け取られます。

そのため、担当者は言葉選びや表現の仕方にかなり注意を払っています。
何気ない朝のツイートでも作るために1時間とかかかってる場合もあります。ですが、それを読んで「おはようございます!」とリプライをもらったり、いいねを押してもらえればかかった時間なんて関係ありません。

ふつうに仕事をしていれば知ることのできなかった分野の企業さんや同じ県内で頑張っている企業さん、場合によっては海外の企業さんともフォロー・フォロワーの関係になることもあります。ツイッターを通して案件を頂き、実際に一緒にお仕事ができることもあります。
店舗や販売を行っているアカウントでは、「いつもツイッター見てます」、「ツイッター面白いですよ」といった言葉をもらうこともあります。
ツイッター担当としては、こういった形で新たな縁が生まれることがとても嬉しいですし、やってて良かったに繋がります。

ですが、時には心無いリプライや誹謗中傷とも取れる声を投げかけられる場合があります。
企業アカウントの中の人も、貴方と同じ一人の人間です。
(匿名なんだから多少失礼なことを言っても大丈夫だろう)
少しでもそう考える節があるなら、すぐにその考えを改めましょう。

インターネットに匿名性はほぼありません。
正しい手順を踏めばどこのだれか分かります。

文字にしろ、音声にしろ、アナタが発するその言葉に

しっかり責任が持てますか?

基本的にはツイッタランドは温かいと思います。
『顔が見えないから、その人の本質的な部分が前面に出やすく、本音の部分で交流しやすい』からこそ、人と人の繋がりを感じられます。
だからこそ、ちょっとした発言が際立ってしまう可能性もあります。

新たな年を迎えた今、改めて自分の発言や行動を見つめなおす機会を持ってみませんか。

さて、長くなりましたが、ツイッターというツールを介していますが、結局は人間関係の問題です。捉え方、感じ方は十人十色、ここまで話した内容も些細なことに感じる方もいれば、重大に捉える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、「自分が発する声」にちゃんと責任を持っていきましょう。
アカウントの中の人が男性なのか、女性なのか、年齢は若いのか老いているのか。そんなのは関係ありません。
「発した言葉」がアナタの人間性です。

なんか偉そうにこんなことを書いていますが、『お前は品行方正か?』と問われれば胸を張って「そうです」とは言えない節もあります。
人間ですから。
だからこそ、これを書きながら自分で自分に説いています。

最後まで読んで下さった方はどれだけいらっしゃるか分かりませんが、ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。

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