森の国俳句ウォーク 第48回 魂が震える鬼城太鼓の音をお届け!

汽 車 見 え て や が て 失 せ た る 田 打  か な 芝  不 器 男

遠くから汽車がやってきて近づいてくると田打ちをしていた音が聞こえなくなったという俳句です。人によっては汽車が遠くからやってきて汽車が遠くへ消えていった田園の風景と捉える人もいますが、視覚から聴覚への移り変わりの句として捉えたいと思いました。

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第48回目の森の国俳句ウォークは親子2代に渡り続く鬼城太鼓の音をお届けしました!本来ならば松野町の夏のイベントでは見ない日はないくらいの鬼城太鼓ですが、新型コロナウイルスのために演奏機会が激減しているそう。

生の太鼓のドンっという音は体内を突き抜けていきます。その身体の中で突き抜け、胸のあたりで響く感覚は生の音でしかでないし、鬼城太鼓の大きく舞台を使った演奏の躍動は感動します。またジュニアチームの新風の演奏も大人のチームにも負けないくらい迫力があります。

YouTubeに鬼城太鼓ロサンゼルス公演の様子があがっていたので、少し雰囲気が味わえるかも。でもやっぱり生演奏を聴いて欲しいいな。。

インタビューでは海外での演奏の話がありましたが、その活躍の舞台は公演だけではなく、松野町の市民劇「森の国まつの劇団」の舞台での共演など太鼓の演奏という枠にとどまらない挑戦しています。

鬼城太鼓の名前の由来は南予を代表する鬼ヶ城山系からとったもの。この鬼ヶ城の北側にある松野町や鬼北町を鬼北地域と呼んだりもします。その南予を代表する山脈から名前を取った鬼城太鼓がまた躍動できる日が来るのを楽しみにしたいです!

それでは来週も森の国俳句ウォークをお楽しみに!

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9月12日まで不器男記念館は休館です。(状況によっては延長の可能性もあります。)

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川嶋ぱんだ
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