🦁2.11大阪決戦〜余様の話〜
長くなりすぎるので、まさかの陣営毎に分ける事にしたやつです。
あれですね、パスタを折る折らない論争みたいですね…って言うとアキラが助走を付けて折るな!て殴ってきそうですね、日本語で。これもうわかんねぇな。
ひとまずの決着がついた抗争でした。両陣営、そしてファンの皆様は本当にお疲れ様でした。
ここではオーカーン様の行動に対しての是非などを自分なりに噛み砕いて書き残そうと思います。
いくつかの意見には自分はこう思うって形で反論してる様に見えるかもですが、決して他者の意見を批判する気はございませぬ。あくまでここからのものは全て自分の考えです。では覚悟が出来たらどうぞ。
この抗争、最初は『オーカーン様はこの吹っかけ行動はなんの得(意味)があるんだ?』て言われてたのを覚えてます。実際、最初のうちは海野翔太を嘲るものの、その意図を語る事は無かったので。
抗争が進むにつれて少しずつ語られていく真意ですが、改めてコメントを抜粋してみます。
『目は覚めたか?』
『嫌われる覚悟もなく綺麗事を並べるな』
『やられても立ち上がる姿がエースなんじゃないか?』
『貴様の足を引っ張る鎖を切ってやる』
『人の気持ちがわからないのは貴様もだろう?』
『貴様は恵まれているくせに不自由そうだ』
『同じ失敗を2度もするな!媚を売ってないて気合を入れろ!』
『心にも無い事を言っても他人には刺さらない。生まれ変われるように処刑してやる』
『棚橋はカッコつけたからエースになったんじゃなくて皆に認められてエースになったんだ』
『貴様があーだこーだ言われるのは実績が無いからじゃない』
『貴様もプロレスラーという仕事も泥臭さの中に本当のかっこよさがあるんだ』
『人の上っ面しか見てない貴様の方が人の心をわかってない』
『自分を信じ、高め、守れるのは自分』
『今の貴様は余のデビュー戦の相手だった時より酷くなっている。それが遺憾』
※最後の亀岡は伝えるべき事が終わったからなのか煽りのみなので割愛
…師匠なのかな?
こっから推測するに、この抗争をベルトへの足掛かりというよりは“現在の”海野翔太に思うところがあって、不満があって、否定したかったのかもしれませんね。
発言に関してはお前が言うな的な批判も多少あったと覚えてます。
その言葉に乗れる乗れないは置いといて、例え実績が追いつかなくても、例え未だ何者に成れていなくても、発言する事は自由だと思うんです。
逆に完成した者しか発言できないと自分は多分そこまでプロレスに熱狂できてない…と思う。
選手達が紆余曲折して、戦い、そして言葉を発して何者かに成っていくのを見届ける事に感動を覚える後方おじさん…ただの背後に立ってる感動してるおじさんだこれ!
急に我に返り。
エースという言葉は難しいですよね。団体を引っ張るであろう看板、後は棚橋弘至を指す固有名詞のふたつがあると思います。
よくどの選手でも言われている事ですけど、エース(棚橋弘至)の道を倣うんじゃなくて、自分だけの道を切り開いてエース(看板)を目指すのが大事、と。
オーカーン様から見える海野翔太はそこが違うと思ったのかもしれませんね。エースの混同というか、特に棚橋弘至と縁が深いオーカーン様からしたら尚更それが引っかかったのかも。…ん?
当然これはオーカーン様の理想をおしつけた話です。
貴様ならこうなれる。
貴様の良さはそこじゃない。
エースとはそういう事じゃない。
愛、というと陳腐ですけど、なにか執着するに足る歪な絆があるんでしょう。おらぁ何もわからねぇが。
結果はオーカーン様の勝利。精神的にも優位だったんでしょう。
自分から無理にラフファイトをする必要もなく、全体で見るとほぼリング上での戦いでした。遊びなく投極打で攻めだすと隙が無さすぎぃ!
そして試合後ですね。勝利の暁には海野翔太をヤングライオンに戻してやるとの宣言。ん?なぜ翔太のヤングライオン時代を知っている…?
これは次回の翔太編で書きます。
あと、髪切りは二番煎じという意見がありましたね。行動としては確かにそうですけど、ヤングライオンに戻すという目的の為には避けて通れない行動だったのかなと思います。大事なのはその行動の一貫性ってのもあると思うので、なんとなくの悲劇の演出ではなく目的ありきなので自分はまぁ納得は出来るかなぁという感じ。あくまで個人的意見。
威風堂々と引き上げるオーカーン様。勝ったという事は御自身の主張が正しかったとも言えます。少なくともふたりの間では。外野の声、ある意味特異点みたいなブーイングやあれこれを置き去りにして去っていくオーカーン様。自らの正しさを証明できた嬉しさに支配されていたのか、はたまた他の想いが渦巻いていたのか…それは支配者のみぞ知るってやつ。
そして試合後のバックステージでのコメント。
支配者曰く、翔太は生贄になったそうです。
話は変わって数年前にオーカーン様が内藤哲也と抗争をした時の話。
結果は内藤哲也の勝利。そして内藤に言われた言葉。
『誰でもよければきっかけにならない。きっかけになり得る男だからこそ、きっかけにした』
話は戻って。おかえりなさい。
オーカーン様が“エースになれない男”として出した答え、それに自信をつける形になった翔太の生贄。
誰よりも翔太を否定していたオーカーン様こそが、誰よりも海野翔太の価値を知っているのかもしれませんね。知らんけど(関西人の常套句)
最後に。
“エースになれなかった男”からのアドバイス。
エースは棚橋弘至ただひとり。その通りですね。どんなに真似しても棚橋弘至にはなれませんよね。
でも、エースは遠いぞとも仰られてます。エースになれないではなくてね。これをどう考えるかはみんなの胸に…ね。
超なっげぇのにココまでお付き合いいただきありがとうございました。帝国万歳!