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泉健太と政権交代
私はここ一年くらい、かなり泉健太の公的な報道やSNSでの発信に関心をもっているが、実は彼はかなり前から「政権交代したい」といっている。今の立憲民主党に入る前からだ。
泉健太が代表になったときは、正直、その前の選挙での結果についてなど、一般党員などにはわからない多くの懸案事項があったと思う。
また、泉さんは、元々民主党からの議員さんだから、RHさんの部下であったりもしている。民主党政権では「内閣府大臣政務官」として「行政刷新会議」などを担当しているとWikipediaに書いてあるよ。
ほんとうに、泉さんは実力だけで、若くして政府の中心にも行き、そこを見てきたひとだし、代表レベルのひとに仕えてきている。代表というものの辛さも学んできていると思う。
だから、「150議席取れなかったら代表を辞任する」発言までの期間には、ほんとうに悔しい思いがあったのではないかと推察する。
なぜなら、泉さんは、京都3区で8回連続当選している衆議院議員ではあるが、地盤看板鞄があったわけではないので、自分の意志だけで無理を通すことができるような「絶対的に頼れるもの」まではもっていない政治家として、自分が目指す道筋を実現するには、ひとつひとつ、丁寧に話しを進めていく、はったりではやらないタイプに見えるからだ。
泉健太は現在の立憲民主党の代表になる前から政権交代を目指していた。しかし、はったりをかますようなタイプではなかったので、わかりにくいかもしれないけど、彼の生まれ故郷の北海道で積もった雪の道を、一歩一歩踏みながら、ここの下は固いだろうか?と確認してから現実的な施策を前に進め、部下や支持者を行かせるという考え方というか方針だったような気がする。
泉健太は、進めばどどすべりして、皆で奈落に落ちていくようなリスクがある状態では「GO」サインを出すことはせず、発進が確からしいところまでは「熱をためる」タイプなのだと思う。
ただ、野党第一党の代表ともなると、多少「演技」がかっていても、「見切り発進」的なタイミングでのムーブメントを政治家として進めるという役割もあるのではないかと、RHさんなんかはいいたかったのかもしれない。泉さんの上司だったこともあるので、彼の性格もよく知っていたのではないかとは少し思う。
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あのなんというのか、RHさんに詰められて、他の人はかまってくれず、悔しそうな表情をしている既に代表であった泉健太には胸を打たれた。小さな写真であり、今探しても見つからないのだけれど、「今、やろうと思ってたのに~」とでもいうのだろうか、「分かっているはずのことをどうして荒立てるのか?」という、野党第一党の代表として「試されている泉健太」のこらえている表情は、同郷の若者をなんとなく応援していただけの田舎老人(私のことです)の心にも火をつけたといっても過言ではない。
代表という位置に求める表現のノウハウがRHさんと泉さんでは違うのかもしれないけど、RHさんは彼女なりに、泉さんを𠮟咤激励してくれてありがたかったのだと今は思う(ようにしている)。
そして、泉健太は今、 政権交代行脚をしている。
150は当然取る。240だって目指す。
150取ったら辞めないぞ~と叫ぶ。
大いに発奮してほしいと思うし、田舎老人なりに、応援したい。
勝算とか、選挙のやり方とかは、政治も経済も知識がゼロの私には考えてもなにもでてこないから、考えないことにしている。
ただ、私自身が信じる者となって応援するしかない。
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今年の2月10日の旭川冬祭りで、泉健太は旭川の女性(私と同年代くらい)にいわれていた。
「今、政権交代しないで、いつできるの。今が一番できそうでしょ。やってくださいよ」
女性は手加減なしで大きな声で泉さんを𠮟咤激励していた。
それは、自然発生的にできた渦のような意見で、周りもしきりに頷いていた。
泉健太は、青いヤッケ(防寒着)を着て、2800円(そういっていた)で購入したばかりの冬靴を履いて、北海道弁のアクセントで「う~ん、そうだよね~、やらないとね~」とかなんとかいっていた。まるで「大泉洋」のような感じの話し方だったといっておく。
だけど、「やりますとも、キラキラキラキラ✨」とは道産子はあまりいわない。
半ば考え中みたいな、ちょっとどよ~んとした感じのときが一番決心しているときなのである。
雪の中、泉健太はとにかく歩きまくっていた。足取りはとても速く、普段からよく動いていないと49歳であんなには動けない。沢山マスコミの人が来ていたが、泉さんの動きに半ばあきれて、「終わったらわかるから」と一部のひとは遠巻きにしていたほどだ。
「はい、名刺ちょうだいね」といわれながら、一心に泉さんの後をついていっていた、真面目そうな秘書のひとだけが、いつも真剣に泉健太を見つめていた(あと、SPのひとも)
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この日、旭川はものすごく良く晴れていて、気温も2月10日なのに、マイナス1度という、かなり暖かく「陽気」という感じだった。
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「根雪を溶かす、泉健太♫」と低くつぶやくように歌いながら、旭川の駅前までひとり歩いてかえったときの高揚感と疲労感は忘れられない。
堅雪を 踏み鳴らし行く 北きつね 人家の塀は 楽しき 遊具
2021年3月18日に詠める歌 転記
ぱなせあつこ