石けんシャンプーにしてみる。その4 リン酢から手作りリンスに切り替える
私の石けんシャンプー生活は現在進行形である。
もうそろそろ初めて4ヶ月というところ。
『石けんシャンプーを人にすすめたいですか?』と聞かれればNO。
『石けんシャンプーをやめたいですか?』と聞かれても、
答えはNO。
石鹸で洗うのは気持ちいい。
安心安全。
環境への負担減。
合成洗剤を使うのがイヤになっている。
今の気持ちはこんなところ。
私と環境、
どちらにとっても良い感じだ。
これを人にすすめようと思わない理由は、現段階で髪の毛に大きくポジティブな変化がないからだ。
いい変化があればすすめたいと思う。
どちらかというと、洗髪するの大変問題もあり、ハードルが高い。
今のところは環境への負担を減らしたい方にのみおすすめ、というところ。
タイトルの
【リン酢から手作りリンスに切り替える】
についてだが、
結論からいうと現時点で私は既に手作りリンスすら使っていない。
けれどもこの道すじを通って今に至るので、
順序立ててお伝えしたい。
まず、
私のいう『リン酢』とは
クエン酸大さじ1にグリセリンを数滴、
そこに水を300ml入れてシェイクしたものをベースとし、
1回につき100mlを洗面器などに入れお湯で希釈したものだ。
ネット上には『クエン酸を入れれば入れるだけサラサラになる』とか、『シャンプー後の髪に指がスルッと通るくらいになるまでクエン酸の濃度をあげろ』などとあったが、
これには体感的に疑問があった。
『クエン酸濃度を濃くすれば済む問題ではない。むしろ今より薄くしてもいい気がする。油分が必要なのではないか。』
と、このような考えに至ったのだ。
なので、前回もこのリン酢にオイルを追加していたわけだ。
その後のバージョンアップ版として
私は手作りリンスを作ることにした。
手作りリンスは私の髪にとってプラスで、
1段階調子があがったポイントである。
まず作ったレシピを紹介したい。
①★を耐熱容器に入れてレンジで溶かす。
温度が上がりすぎないように20〜30秒ずつなど、
様子をみながら。
ワックスがほぼ溶けていればOK。
②クエン酸とお湯を合わせてシェイクする。
容器は何でもよい。私は空のペットボトルを使用。
強く降っても中身が出ないのでおすすめ。
③②にキサンタンガムを少量ずつ加えてシェイク。
これを繰り返す。一気に入れるとダマが出来るのでなるべく少しずつ混ぜるのが良いかと思う。
④①に③を少しずつくわえ、トロッとしたらOK。
お好みで精油を入れて出来上がり。
ポイントは
・キサンタンガムを入れすぎない
・キサンタンガムを少量ずついれる
全てはキサンタンガム。
こやつにかかっている。
私は、最初キサンタンガムの量を入れすぎてゼリーのようなリンスになった。
また、混ぜ方に失敗してダマにもなった。
ここは慎重にお願いしたい。
この通り工程は単純で、リンスを作るのは簡単だ。
その辺で(どの辺で?)手に入らないのは、
・植物性乳化ワックス
・キサンタンガム
の2点だろう。
ワックスは水と油を混ぜて乳化させるため、
キサンタンガムはリンスのようなとろみをつけるための成分だと思う。
私はネットで調達した。
まず、
良い点はオイルを配合したことだ。
これにより、
髪のパサつきが抑えられ、ドライ時の水分が保たれるようになった。ドライヤーをしても以前より落ち着く。
そしてもう一点あげられる良い点は、
とろみがあることで髪にからみ、とどまりやすく、
セミロングである私にとっては後頭部にリンスが馴染ませやすくなったのだ。
全頭にムラなくリンスが行き渡るようになった。
クエン酸を入れているのは今まで通り、
アルカリを弱酸性に戻して開いているキューティクルを戻すためだ。
このリンスに変えてからムラなく馴染ませることが可能になり、仕上がりが上向きになったので約1ヶ月はこのリンスを続けた。
石けんシャンプーを始めるにあたり、
ショートの方、バージンヘアの方はもとのリン酢で問題ないかもしれないが、
ロングで絡まりやすかったり、
パーマやカラーでダメージの蓄積がある方は、
手作りリンスにすることで、
石けんシャンプーのハードルは下がると思う。
とは言いつつも、その後私は
リンスをやめるのだ。
それについてはその5にて書きたいと思う。