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子どもの「おやつ」は大切な栄養源!管理栄養士が選び方・適量を紹介

◆パナプラス薬局の「栄養だより」って?
パナプラス薬局の管理栄養士チームがお届けする“食と健康に関するコラム”。食に関するちょっとしたギモンや管理栄養士ならではの専門的なお話まで、チームメンバー8人が発信しています。本日は「子どものおやつ」についてです。

おやつは大人にとっても子どもにとっても楽しい時間の1つです。そして、同時に子どもにとっては大切な栄養補給の時間でもあります。ここでは、なぜ子供におやつの時間が必要なのか、何を食べるのがいいのかについてお話ししていきます。


なぜ子供におやつの時間が必要なのか?

子どもは小さい体に反して、身体の発達のために多くの栄養素を必要とします。しかし、消化吸収能力が未熟だったり、日によって食べムラがあるため、朝・昼・夕の3回の食事で十分な栄養素を摂ることが困難です。

そのため、おやつは子どもの捕食として大切な役割を担っています。回数に関しても、“おやつは1日1回”と決めてしまうのではなく、子どもの年齢や体格に合わせて、必要に応じて2回にしても良いでしょう。

2回にする場合は、10時と15時を大まかな目安に。次の食事の時間に影響しないよう、食事と食事の間は2〜3時間ほど空けていただくのが好ましいです。


おやつの適量は1日必要量の10~20%

子どもに必要なおやつの目安量は、1日の必要なエネルギー量の10〜20%ほど。子どもの運動量や食事量などにより適量は前後しますが、2歳頃までは150kcal、3歳以降は200〜250kcalくらいを目安にしてもらうと良いかと思います。

市販のおやつはカロリーが高いものや添加物が入っているものも多くあります。なので、購入する際は、パッケージ裏面の食品表示を確認して、カロリーが高いものは量を控えたり、なるべく保存料や香辛料、添加物の少ないものを選ぶようにしましょう。


おやつに選びたいもの

おやつを選ぶ際は、①エネルギーの素になる炭水貨物や、②毎日の食事で不足しがちな栄養素を補えるものを選ぶのがポイントです。例えば、おにぎり・パン・さつまいも・小魚ナッツ・乳製品・野菜スティックなど。

パンなど口が乾燥するものは、最初にお茶を口に含ませて潤してから与えるようにしましょう。また、サイズが大きいものはあらかじめ小さく切ってから用意すること。季節の果物を取り入れれば、それだけで食育にも繋がります。

おやつ選びの注意点

ガムや飴、こんにゃくゼリーなどは嗜好品になるので、エネルギー補給を目的とするおやつにはふさわしくありません。また、誤嚥の危険性があるため、3歳頃までは控えるようにするのがいいでしょう。

ガムや飴、こんにゃくゼリーは3歳頃までは控えると◎

子どもにとっておやつは楽しい時間であると同時に、大切なエネルギー補給の時間です。おいしいことはもちろん、炭水化物や素材の味を大切にしたおやつ選びを意識していただくと良いでしょう。

とはいえ、お母さんもお父さんも頑張りすぎず、簡単に用意できるものでいいと思います。時間があるときは一緒におやつ作りをしてみると、食への関心にも繋がるかもしれません。何を選べばいいか迷ったときには、ぜひパナプラス薬局の管理栄養士のご相談ください。


パナプラス薬局管理栄養士チームよりおしらせ

パナプラス薬局では全店舗に管理栄養士が常駐しており、日頃から外来患者様を中心に栄養指導、栄養相談を行っています。

OTC商品(健康補助食品)購入に関するアドバイスや、専任の管理栄養士による「有料栄養相談プログラム」のサービスも行っておりますので、気になる方は各店舗までお気軽にご相談ください。

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