142.印刷のちょっとした話
こんにちは。合同会社Emuの坂井 直貴です。
いろんな記事を書いてきましたが、そもそもデザインの仕事をしているにも関わらず全く記事に書いていなかったので、少しだけ書いていきます。
一般的に印刷のイメージってコピー機で印刷したり、コンビニのネットプリントで印刷することが多いのではないでしょうか。
そもそもプロや業者の印刷は下記のように大きく分けて 4 種類に分類されます。
①凸版印刷方式
刷部の凸部分にインクをつけて紙などに転写する方式
②平版印刷方式
親油性にした印刷部分(画線部)と親水性にした非印刷部に水とインクを交互に乗せることで印刷する方式
③凹版印刷方式
印刷部で凹状にくぼんだ部分にインクをつけて印刷する方式
④孔版 印刷方式
版にインクが通過できる小孔の開けた部分と通らない部分を作り、小孔からインクを押し出して印刷する方式
このように用途や納期、モノによって印刷は変えていきます。
そもそもよくわからない?っていう方は紙の種類でイメージしていただければと思います。
大きくよく使れる紙でいうと、マット紙とマットコートがあります。
表面にコーティング加工された用紙(塗工紙)で、
ツヤツヤと光沢があるのものを「コート紙」、
ツヤを抑えたものを「マットコート紙」と言います。
他にもよく使われるもので 「上質紙」はコーティングはされていない、非塗工紙となります。
印刷する上で一番知らないのが、印刷をした時に四方に5mmぐらいの白い縁です。
せっかくデザインをしても縁が出て、切れてしまったりします。
そこで印刷会社に依頼をすることによって、デザインの枠でカットしてくれますので白い縁が出ない状態で印刷物をして使用することができます。
じゃ〜縁がでてしまうだったらPDFにして、用紙設定の「用紙に合わせる」にチェックを入れてデザインが切れないようにしてはいいのでは?と考える方もいらっしゃいます。
この時に見落としてしまうことは、縮尺が変わってしまうことなので、大きさが決まっていたり、スケールが決まっているようなものに使うことができません。
まだまだ印刷の豆知識はありますが、またの機会に記事にしたいと思います。
少しでも不安だったらりミスをしないためにもプロにお願いするといいですね。