
新人セラピストさんへ伝えたい!あなたが必要とされるセラピストになるために一番最初に覚えてほしい大切なこと。
こんにちは。阿部りかです。
ボディケアセラピストの研修を終え、実際にお客さんを担当するようになった新人セラピストさん!
「自分の施術が不安。お客さんの反応もあまりよくない…」
「研修で教わった流れを思い出すだけで精一杯。やっていけるか不安…」
「まだコリやハリがよく分からず、何をしていいかわからない…」
そんな悩みはありませんか?
私は現役ボディケアセラピストとしてお客さんのお体と向き合って、今年で7年目となります。
ですが、お客様の満足度を満たす施術ができるようになったなぁ、と実感できたのはつい昨年のことです。
「そんなこと言われたら研修明けの新人セラピストはどうしたらいいの!?」
そんな風に言われてしまいそうですが、安心してください!
「新人時代にちゃんと意識して身につけてほしい大切なこと」
をいくつかまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
新人の頃におちいる「囚われ」
研修で様々な「押し方」や「技術」を教わったと思います。
ですがお客さんは研修時のように
「ここの押し方はこうした方がいいよ」とか
「押す場所がズレているよ」という風に教えてはくれません。
だからこそ自分の施術が不安で、そこに囚われてしまいます。
私は新人の頃そうでした(泣)
でも!
デビューしたてで一番大切なことは「技術ではない」と私は感じています。
最初に必ず身につけたいもの。
それは「思いやり」
お客さんがリラクゼーションサロンに来る目的はなんでしょうか。
仕事や家事・育児でたまった疲労やストレスを軽減しにくるのではないでしょうか。
その裏には
「ここに来ると日頃の頑張りを労ってもらえる」
「自分を大切に扱ってくれる」
「居心地が良い」
きっとそんな思いがあるかと思います。
その気持ちを満たすもの。
それは
「あなたは大切な人です」
という気持ちを表す
「思いやり」です!
お客さんに必ず伝わる「思いやり」の行動
①タオルワークはていねいに
施術に必死になると忘れてしまいがちなのが「タオルワーク」です。
●背中のケア後、首のケアに移る際、背中に置いていたタオルをサッとはずして顔周りにバサッと置く。
●オイルケア後の拭き上げで、熱いタオルでいきなりお客さんの体を拭く。
これではお客さんはリラックスするばかりか不安・不満が募ってしまいますよね。
ゆっくりタオルを外してゆっくり次のケアする場所に置く。
「次はここをケアしますね」
熱いタオルはあらかじめ自分の腕で温度を確認してからゆっくりお客さんの体に置く。
「これから吹き上げますね」
そういう心のコミュニケーションはとても大切です。
②お客さんの呼吸に合わせて“ゆっくり“押す
当たり前ですが人は呼吸しています。
吸うことで酸素が体中に巡り、吐くことで不要な二酸化炭素を体外に放出しています。
この人体を正常に保つための呼吸に逆らった押し方をしてしまうと人はストレスを感じます。
お客さんがセラピストの押し方に合わせて呼吸しようとするとリラックスどころか疲れてしまいます。
お客さんの体を見て呼吸に合わせ、ゆっくり押してあげましょう。
③お客さんの体を動かす時もていねいに動かす
お客さんの腕や脚の位置を少し移動させて施術をする際、脱力している体を急に勢いよく持ち上げたり動かしたりするとリラックスできません。
それどころか「乱暴に扱われている」という印象を与えてしまいます。
お休み中のお客さんもいるかもしれないので、いちいち「失礼します」と声をかける必要はないと思いますが
「腕に触れる」
「動かす」
「ベッドの上に戻す」
というひとつひとつの動作も丁寧に行ってあげましょう!
④自分の体や服がお客さんに当たらないようにする
特に上半身をケアする時に気をつけたいのが自分とお客さんの距離感です。
押すことに集中しすぎて自分の衣服や体がお客さんに当たることが多いと、受けている方は「雑に扱われている」と感じてしまいます。
施術中の体勢や着衣の乱れなどがないか気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日お話したことを気をつけて日ごろのケアをしていただくと、
お客さん自身が「自分を大切に扱ってくれている」と実感していただけると思います。
私はこの最初に身につけるべき大切なことに気づくまで4年かかってしまいました。
研修明けのセラピスト新人時代はどうしても矢印が ”→自分←” に向きがちですが、まずはお客さんの心と体の状態を大切に思う気持ちを育てましょう!
それができれば、あとは経験と共に技術もどんどんアップしていきます!
あなたの表情も明るく、優しくなり「お客さんにとって必要なセラピストさん」へ成長できると思います!
がんばりましょうね!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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それではまた次の記事で!