
エアコン石膏ボードアンカー「はたして適正に足は開いているの?」
【 こちらは Fecebook 2020/5/11 の投稿です 】
時々新築工事のきれっぱし石膏ボードもらってきては、倉庫の壁に貼り付けボードアンカーのテストしています。「ジャストボードアンカー」というのを見つけ、これいいのではないかと気になりボードアンカーの締付は適正なのかテストしてみました。

ボードアンカーの締め具合を回りの電気屋さんに聞いてみたのですが、だいたい答えは
「慣れだよ慣れ」
「室内機落ちたことないし」
「10年これでやってきている」
ボードの裏見たことあります?と聞くと「ない」
裏を見ながらだと意味がないので、壁に貼り付けた状態でボードアンカーを打ち込み、あとで石膏ボードを取り外し閉まり具合を確認しました。下穴が汚いのは、ドライバーでぶすっと開けているからです。下穴不要なボードアンカーがあるのも知っております。

順番逆になりますが③番から。マキタ7.2Vペン型インパクトドライバー使用。軽めに締めこんだつもりでしたが、足がつぶれ締め過ぎでした。ガァーと打撃が始まったらそこまででいい。なんてことはなかったです。
何本か打ち込みましたが、打撃開始のムラがありすぎて、打撃でアンカーの足の開きを判断するのは非常に難しいと分かりました。良し締まったなと満足するまで回すと、ほぼ締め過ぎでした。
②番は手でゆっくり慎重に締めました。「くっ」とほんの少し手ごたえが重くなったとこでやめてます。感覚的にはまだ「ゆるい」です。内心もっと締め付けたいのですが、結果的にこれだけが適正でした。
①別のトルク調整の出来るドリルドライバーです。トルク調整は1から10まであるのですがまず最弱の1で。トルク1なんて手で握って回すと、すぐクラッチが効いてビス回す力が非常に弱いです。トルク1で締めこんでいくと、なかなかクラッチが効きません。クラッチ効くまで締めこんで、ボード外して見たら驚きました。これでも締め過ぎです。
今思うと昔は専用工具使って傘を開いていましたよね。面倒だと思っていましたが、あれは実はとても意味のある手間だったのかも。手ごたえを感じ締まったなと感じた時は③番の状態。なんでもそうですが、緩いのを心配して締め過ぎちゃうようです。
あくまで【私の場合】の話です。
気になるエアコン石膏ボードアンカー
開脚不足・締め過ぎなどの施工不良を解決とあります。どんな仕組みなのだろうと見ると、専用ビットで締めこむ。下穴も不要。
下穴不要はわりとあるのですが、専用ビットのネジ溝が適正なところまでしかなく、ちょうどいい所までくると溝がないので空回り。絶対に傘の開きが適正になりますしこれ良さそう。
同じように見えてボードアンカーいろいろな会社から発売されており、ついつい違うメーカーの試してみたくなります。
ボードアンカー下穴
下穴の違いも見てみました。特にゆっくり丁寧にはやっていません。いつものペースでズドンズドンです。
ドライバーでぐりぐりズドンは、さすがに1番汚い。
らくらくボードアンカーは、思ってたよりきれい。
ドリルは1番きれいですが、思っていたほどきれいではない。
この仕上がりなら、らくらくボードアンカーで穴開けを選びます。



ボードアンカー専用ツール
春日部のお客さんの帰り、すぐ近くにスーパービバホームがあるので寄ってみました。ボードアンカー専用ツールは高いので手を出さなかったのですが、990円であったので試しに購入。
これはすばらしい、ほれぼれするような傘の開きです。失敗はまずありえません。実際にボードでも試しましたが完璧です。荷物は増やしたくないのですが、安いからか見た目よりずっと軽いです。気に入りました。
らくらくボードアンカー+専用ツールで行くことにしました。



ボードアンカーの強度テスト。間柱を探せ。
トグラーTB:耐荷重54kg
エアコンボードアンカー:耐荷重68kg
共にドリルで8mmの下穴を開けました。石膏ボード12.5mm。トグラーTBは付属の赤いピンで足を広げ、ビスはエアコン付属の物。ボードアンカーは専用ツールで足を適正に広げてあります。
以前テストしたとは、アンカーが外れる前にボード自体が外れましたので、穴の15cm四方に木材で補強してあります。バールでテコの要領で引き抜きました。片手では無理なので、両手でぐぅーとゆっくり。
金属ボードアンカーの方が足が金属で強度がありそうですが、力の感じとしては大きな差はなかったです。どちらが強度あるかといえば、今回は金属ボードアンカーです。共にアンカー強度としては十分かと。ただ両方とも「こんなものか~」です。間柱にビスが最強です。
なお本来はトグラーもっと強度強いです。32mmビスを使わなければならないところ、25mmのエアコンビスを使ってしまいました。