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目標をセンターに入れてスマッシュ

一期一会なんてよく言うけれど。
一度見て本当に二度と出会えないみたいなものって存在する

ブルベイカーのベース、本当に後悔している

コロナ時期に見つけて、
90万近いフラグシップが40に落ちていた
数日考えた時点で売れたのか、取りやめたのか掲載が消えた
暫く経って今日似た個体を見つけた。100万になっていた
多分その時は、見えない先と触ってもない機体をそのまま買う事に日和ったんだと思う
元気に復帰した現在を何で信じられなかったかなぁ。

楽器しかり人間関係しかり、仕事もそう、
普通のレールに乗ってるどんぶら流れてくる皿と、
なんか爆速で走ってる別のレーンの皿と
流れてくるものに対して手を伸ばすか、やめるか。
スシローみたい
ただ欲しいのは大概二週目にやってこないのが
ちょっと違うかあって思ったりもする
巡って来るのはもれなく地雷原のソレだ、手は出せない

そんな訳でブルベイカーは爆速で過ぎてった

きっかけになった年下の格上の彼は
どうしてここにたどり着いたんだろう、何で掴めたんだろ
そんな答えの出ない疑問をふつふつ

が。そうだ、
ウチにはワーウィックがやってきたんだった
進退がこれで決まるってプロダクトだったのに
なんでか躊躇いなく使えたのはその竿に縁を感じたから
そのままの状態でゲンを担がせてもらって全部終わらせた後、
綺麗にパーツを磨いて自分のモノにした

プロダクトも「ちょっと変なの」がすき
だから手に取る対象は大体いつも癖がある
スタンダードがダメだとかじゃないし、安定や定番には一定の魅力があるものの
どうしてか手に取っているものはピーキーなものが多い
面白さで選んでるから、それで苦しむこともまあまあある

終端デバイスもそう
ミュージックニブの万年筆であったり、
今キータイプしてるショートサイズにテンキーが付いてるキーボードだったり
結局ちょっと変なのを手に取っている
癖があるものってちょっと触った位じゃ全然扱えないから
正直イライラもする、手早く結果が欲しい事も多々ある

ただその分、扱えるようになった時がたのしい、
大して楽譜も読めない癖に万年筆で「♪」が綺麗に書けた時の感動は忘れられない
どっかの現場で落としてしまって今は手元から離れてしまったけど
これもいつかクラスアップした奴が欲しいと思っている
ペン先は育てる事で自分の筆跡がどんどん作られていくから今度は安易に外に出さない
モノを手繰り寄せる時はこんな感じに気持ちが動いていく

ヒトの場合もなんだか似てる気がしてる
どっか飛んでたり尖った人ほど好きになる
尖りの奥、どうしてそういった思考になっただとか、
内と外の境界だったりだとか
剥いでいく過程で生じる手の痛みや切り傷よりも
そのもの自体がどうなのか、みたいな所に目が行くんだろう
歳を重ねる事にどんどん閉じられていくものだから
ひらいてくれたその感覚は大切にしたいと思うのです

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