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初めての擦弦
松脂を付けるところからして既にマジで分からん世界すぎる
が、1時間くらいあーこうしてるうちに何となく入口には立てたような
やってる感は今まで一番かもしれないような、懐かしいような
コードチェンジで1か月とかかかったんじゃないかな、ギター
そのノリで考えてた分、一日で取り合えず鳴るだけ鳴ってくれたのはありがたい
いつか出来ればいいな、だとやっぱりやらない
期限が決まって、会議のテーブルにも乗った
今回はオーディションなしのシード枠みたいなとこにいる
って事は本決まりすると当然見えない風も吹いてくる
鼻歌交じりに出来てないといろいろ死ぬから、やる
楽器を扱う人たちはどう向き合ってるんだろう
特に触る時間が限られてる人たち
そのセクションの人たちって成功のイメージの組み立てや、
所謂ポジティブシンキングみたいなのを大事にしてたりしてないのかな
練習ももちろんするし、自信を作る礎にもなるのは当たり前にそう
ただ、そこにフルコミットしてられない人たちの結果の出し方を見てみたい
実際それでも時間ぶち込んで鬼連してたりしてんだよなでも
うちのボスもそう、言わないだけ
100やって60出れば万々歳
けど、120まで行くこともあって
これは同じバンドで長くやってる人たちの特権、ほんとアレがやりたくて
バンド続けてくんじゃないかなってくらい気持ちいい
じゃあ呼ばれていく側の俺
こっちは勿論ベストを尽くすけど80定点で打てるように狙う
ベースがベースである役割をまず全うした上で
譜面ガン見でこなすだけだと50点
ブレずに人の太鼓の出音を聞きながら
ジャストに対して前に少し突っ込ませたり
後ろに引き付けられたり出来たら60点
ボーカルとドラムの兼ね合いを考えながら立ち回れれば70点
ギターの事を考えられるようになったら80点
そっから先はフロア側と檀上のエネルギーの動かし方次第で加点
マイナスは終わってから考える、ミスはすぐに何かで返す
80取るのはスクラッチチームだと尚のこと難しいけど
自分の中でこういうの決めておくと結構いい感じにいく
気持ちの持っていきかたと組み立て方のバリエーション数が場数
ふわつく感じになるけど、1.5もしか2時間の組み立ての中で
自分の温度、檀上の感度、FOHの支配率みたいなのが確実にある
一曲目にシンプルでうるせー曲とかはいきなりギアがでーんと入るから結構好き
じわじわクレッシェンドしていくようなセトリも結構好き
結局なんでも好き
早く弓もそこまでいけるように
久しぶりのレベル1、多分まあまあピンチだけど楽観してるみたい
ま、どうせやる事になったらやる以外に選択肢がない
ちょっと笑えない気持ちもあるけど
音源だとこう鳴る、がアタマの正解の基軸になっている
なんで擦ってるさーって音が少ないんだ?とか
音としてこれはOK/NGみたいなのも
弾いたことないくせにプラグインで使ってきたトコで判断が下されていて
こう出来たらいいのになっていう弓の速さだったり、
折り返しの立ち上がりだったり
なんか一瞬出来た気になってるだけだけど
小さい喜びが出来ない悔しさの裏に沢山
たぶん今が一番楽しくて苦しいとき
やっぱり何かしらに対して面白がれる事が上手なのかも
あと、適当な曲に合わせて適当なリズムで弓を合わせてくのめっちゃ楽しい
そう、楽しい事だったんだこれ
忘れてましたわ