!(^^)!
確かに
すきまは嫌だ
確かに
何度やっていても、時間をかけても1は0にならない
確かに
触れる事で少しずつ近づいてはいる
確かに
忘れたころに、極稀に追いついたような錯覚をする
だが
それなのにまた置いていかれる感覚に陥る
確かに
ピックを持って弦を擦れる間の隙間が嫌だ、指に切り替えた
確かに
指に切り替えたらより近くなった
だが
弦の手触りと引き換えに
指を振りぬいて震え始めるまでにラグを感じ続けている
確かに
震える振動の方向で音はいつも色んな方向に飛んでいくように感じる
確かに
ピックも指も両方使うようになった、それでも隙間は空いたままだ
確かに
振りぬくアクションで演出以外に乗るモノもある、ただし収録では無駄な動きに等しい
確かに
それでも立って同じアクションをする事に
美学とその人そのものを感じる事はある
だが
馬鹿みたいである反面、綺麗なデータだけが正義なら
私たちの存在そのものが不要だ
しかし
それで生活をしている矛盾も背負っている
ジャストピッチに飼いならされた耳に無限ドの話はノイズでしかない
確かに
修正は容易でどんな風にでも治る
確かに
簡単な楽器だと嘲られ易く換えが効きやすいとされ易い
だが
そう言うお前は何故か俺と同じフィールもデザインも出来ない
確かに
人間と人間の間の隙間も中々埋まりきることもない
実際
そうなったとして結局、斥力が働くようにも思えるから不思議だ
確かに
グリットミュージックの中でタイミングを必要以上に揃えるのは気持ちが悪い
確かに
巧妙に感度指定クオンタイズが掛けられたショットや
過度なエディットで切り貼りされたドラムは綺麗にビルドされている
確かに
そんな中でベースがグルーブしていても
それはただの下手くそにしか聞こえない
確かに
何を信奉するんだろうか
確かに
有った筈のモノが消え失せていく瞬間を何度も見た
だが
別の形で返ってくることも確かで
まだ
呼吸から筋肉の動きを伝わって
PCのバッファを通った一連を一本調子で繋げられない
たった
弦を弾いて音を鳴らす為だけ
ただ
記録と実演に意味を入れる事
最初から
愚かな事なのは分かっている
それでも埋められない隙間が、無基軸な揺れが
許せなくなる時がある
わかっていても
見て見ぬふりをしていても