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「私たちの足跡を隠してくれる、救いの雪」

そんなセリフとともに
青白い光に照らされた紙吹雪がひらひら

手つかずの銀雪に見覚えは何度もある
でもいつも濃いめのオレンジだった
ナトリウムランプに照らされた雪は
きらきら光るとは言い難く
白いドットがひらひらしてくるような
そんな感じ
だから綺麗かどうかと問われると
この間見て来た舞台のような感想には遠い

新小岩辺りでブルーに染まった雪を見た時も
正直綺麗だったとは言い難い
あの青は命を救うためのものらしいけれど
実際あれで本当に心理効果が働くんだろうか
いつも思うけど
きっと誰かの役には立てているんだろう

ステージ周りで好きなのは
やる側だと転換のブルー
見る側だと顔が見えない位のオレンジだったり
暖灯が好きだった筈だけど
ただ単純にブルーがとりわけ好きだったのかも
照明効果でこんなに違うんだと思ったのは今回で２度目
ゴボライトの白も嫌いじゃないか
うん、なんだろうよくわかんないな

きらきらしたものはいつも素敵にみせてくれる
それが本当かどうかは関係なく、綺麗に映してくれる

我が街にも胡散臭いイルミネーションが展開されていて
青や緑できらきらした木がずらり
なんでか分からないけど外れた所に魚やイルカが光らせられて
よくわからん横文字で飾られてるのをぼんやり

人間たちがブルーバックに写真を撮ってるのをぼんやり見ながら
羨ましくなるような、滑稽なような
青々した光が照らされてる人たちはなんだか綺麗に見えて
撮ってもないけどこっちもにっこりしましたとさ