星をめざして -行くぜ!超ときめき♡宣伝部 in 幕張メッセ- ライブ感想
2022年10月22日(土)、超とき宣の幕張メッセのライブに行ってきました。とき宣史上最大規模、3時間半におよぶ長時間のライブで、全部は書ききれませんが印象に残ったことを書き残しました。
コロナ禍からのとき宣
前提として、私はとき宣が所属するスターダストプラネットのアイドルが好きな者です。とき宣を初めて見たのは2018年の夏Sというグループ横断のライブでした。
2020年のときクリあたりから、ワンマンに年1-2回ほど行くぐらい。コロナ禍はZepp Hanedaとさいたまスーパーアリーナでの無観客配信を見たり、2021年のアリーナ立川龍飛、2022年の夏の横浜武道館と節目のライブに足を運んでいました。そのぐらいの目線で見た感想になります。
幕張メッセのライブ直前は配信や動画などは追えていなかったのですが、ライブ前日にTwitterから流れてきた動画で「これだけやったから大丈夫」という自信が伝わってきたのが印象的でした。
幕張メッセの活気
幕張駅に向かっている途中、(本当に幕張駅だっけ)と思って調べたら幕張メッセの最寄りは海浜幕張駅だった。途中で気がついてよかった。
海浜幕張の周辺は、ZOZOマリンスタジアムやいろんなイベント会場がありいつも人が多いイメージ。電車から降りた大勢の人はパッと見て宣伝部員だとわかる人はちらほらいるくらいで、少し実感が湧かなかった。
改札を出てロータリー沿いを進み幕張メッセまでの道を歩いていくと、どんどんとき宣目当てのオタクに絞られていく。会場が見える場所まで着くと、すごい…と少し驚いた。
当たり前だけど人がたくさんいる。メンバーごとのぼり旗や記念撮影できるパネルが置かれて、写真を撮りたい人たちの列ができている。
とりあえず私は当日物販列に移動したけど、Tシャツはほとんど売り切れだった。オレンジは全サイズ売り切れていたので、XLサイズのグリーンのTシャツを購入し、会場に入った。
オレンジ色の星に「一緒に行こう!」と書かれた厚紙を受け取って中に入ると、すぐに衣装が目に入った(写真撮り忘れ)。この衣装もまた、間近で写真を撮るための列をなしていて、少し外に出て折り返すぐらいの長さになっていた。
さらに業界やファン有志からのフラワースタンド、別のフォトスポットも用意されていて会場内に入るまでもすごい人だった。ファン側からのお祝いムードもあるし、迎える側からいろいろ楽しめる場所を作ってくれているお祭り感。
会場の雰囲気に浮かれながら自分の席を見つけて落ち着いたのも束の間、飲み物を1本も持っていないことに気づいて慌てて自販機に買いに行ったり、向かいの2階席の人たちのTシャツの色がカラフルでオセロみたいに色の連番を見てるうちに16時、ライブの時間になった。
会場は、円形のセンターステージとメインステージがあり、モニターも各所にあってわかりやすく豪華な感じだった。ステージセットは、お城のような感じ。センターステージには四方から見れるモニターが降りた状態。
宣伝部の部長、かなみんの幕前アナウンスが始まった。「みなさ〜ん!」から基本的な案内を読んだあと「楽しみましょうね〜!」と話す声から、ライブが楽しみな気持ちと少し感極まりそうなのかな…と感じて、ライブ前のどきどきした気持ちになる。
前説が終わって、会場のあかりが暗くなると同時に拍手が起こった。
こだわり演出と楽しさの本編ステージ
会場中のモニターに、オープニング映像と音楽が流れる。映像は、1人ずつ過去のライブ映像が映ってからメンバーのプロフィール画像が映る、みたいな順番。
いきなり過去の映像を流すなんてずるい…グッとくる気持ちを抑えつつ、このライブはやばいぞ…と身構えた。
映像が終わると同時にセンターステージのモニターが徐々にあがり、メンバーの姿が現れたところで観客の歓声が漏れた。
1曲目は「ギュッと!」のポップで明るいイントロが始まる。サビで「逃げないように、捕まえて!」などの可愛いセリフパートが1人ずつあり、オープニングにはぴったり、というか…淡いメンバーカラーのふわふわ衣装のみんなめちゃくちゃ可愛い!!
ステージを直視したい気持ちとモニターもチラチラ見たい気持ちと戦いながら、なるべくステージ上にいるメンバーをガン見する。
「ラブなのっ♡」「トゥモロー最強説!!」「Cupid in Love」と最近のシングルを続々と披露されて楽しくないわけがなかった。
「Cupid in Love」のあきちゃんの「…クシュン!」のパート。通常のくしゃみではなくて、「ここにいるみんな、幸せになりますように……クシュン!」というスペシャルver.。このとき、モニターに映るあきちゃんの笑顔の目元が少し赤くなっていてあきちゃん〜〜〜となった。
(公式の仕事が早すぎてもうYouTubeショートに動画があがっています)
別のアーティストやアイドルのライブで幕張メッセより大きい会場に来たことはある。けど、アリーナ立川龍飛や横浜武道館の景色を見てからこの日の景色を見た時は少し鳥肌が立った。もっと前から応援している人はどんな気持ちなんだろうか。
続いて「青春アンセム」「びりーぶ」。ライブで聴いたことあるのか、曲で聴いたことがあるのか少し記憶が曖昧だけど、楽しかった。後のMCや挨拶で懐かしい曲パートととして触れられていた。
幕間の映像もとってもかわいくて、衣装とシチュエーションをカードで引いて、告白?キュン台詞を言う企画。
ジュリアちゃんは花火を一緒に見に行ってる仲の相手に「私はコックで」と自己紹介するのが面白かった笑。おはるちゃんは、初めて観覧車に乗る侍が戸惑いつつも、きっちり告白したり。
ひよりんの宇宙服は着てる姿が可愛くて面白かったけど、台詞を言ったあとにきゃっと照れてヘルメットを閉じるのも可愛かった。可愛いしか感想がない…。
幕間映像のあとは、「きっとスタンダード」「トウメイ恋心(ハート)」「Springood!」「7月のサイダー」と切なさやかっこよさのあるパート。たしか、このときに衣装がドレスになっていてもう衣装替えするんだと驚いた。
「きっとスタンダード」は、メンバーを映すモニターが白黒の映像に変わってハッとモニターに意識が向いた。曲の雰囲気にも合っているのと新鮮な感じでじっくり見たけど、ステージ上のキラキラした6人とモノトーンの映像というギャップがかっこいい。
「Springood!」はおはるちゃんの「Springood!Springood!」という歌い出しが好きで春っぽさを感じる曲。センターステージ側は実際の映像が映っていて、メインステージには過去の(たぶん無観客のZepp Haneda)ライブ映像が同時に流れていた。当時のライブを見ていたオタクは、過去の記憶と今の目の前のステージを繋げてしまうだろ…。
10曲披露したところで、「きみのハートにロックオン!私たち、超♡ときめき宣伝部です!」と挨拶。メンバーそれぞれの挨拶をして、ジュリアちゃんはライブが始まるまで外の様子は見ずにいたけど、モニターの中で待っている時にペンライトが透けて見えてグッときた話などしてた。
「あいにきちゃった」でアリーナをトロッコで移動したりしながら、「プリンセスプリンセスプリンセス」「土っキュン♡!!少女」と続いて再び幕間に入った。
絶対に聴けるだろうけど絶対に聴きたいと思っていた「STAR」は、黄色衣装に着替えて披露された。曲の前には「私たちがスターになれますようにという思いを曲に込めた」ということも紹介された。
(公式の仕事が早くYouTubeに動画があがっています)
映像で見ると現地で見たより会場の大きさを感じる、みんなキラキラしてて可愛くてかっこいい…。
曲はまだまだ続いて、「人生最幸のメロディ」「超ステップアップ」「青春ハートシェイカー」「初恋サイクリング」と楽しい&ライブ定番の曲がきてやった!と嬉しくなる。
初恋サイクリングではアリーナ会場を自転車で走るメンバーが遠目に見え、さいたまスーパーアリーナの無観客配信でやってた演出を有観客でやってる!と高まった。
「エンドレス」はかなみんの落ちサビの印象が強くて、曲自体も好きだけどかなみんのことを考えながら(とは)聴いている曲。明るくて背中を押されるけどちょっと感動的な感じも混ざっていて好き。
本編最後の曲は「すきっ!〜超ver〜」だった。本編のセトリだけ見ても、最近とき宣を知った人から昔から知ってる人まで楽しめるセトリだ。
本編でも満足だけど、当然アンコールの拍手は鳴り止まなかった。
1時間半のアンコール
終わってからびっくりしたんですが、アンコール後の時間が1時間半もあったらしい…アンコールというか本編(2)では…。
「Memories」「わがままプリンセス」を披露してから、メンバー1人1人の挨拶。ここは、ナタリーさんの記事を参照してほしい。
個人的には、かなみんが「楽しいこともたくさんあったけど大変なこともあた」と素直に話していたことや、ジュリアちゃんが自分のことを「私は本当に平凡な…“きっとスタンダード”という曲でもあるようにスタンダードな人間で」と話していたのが印象的だった。ジュリアちゃんの挨拶の涙、美すぎたな…。
そうだ、ジュリアちゃんの次にひとちゃんが話そうとしたときに、ひとちゃんがチラッとおはるちゃんの方を見て、「はーちゃん泣いてんじゃん笑」とフッと笑ったのがめちゃくちゃ良い……となった。この2人の戦友感すき…。
もちろん、ひとちゃんの「世界のスターを目指しちゃいます!」という挨拶も最高に良かった。おはるちゃん、笑ったり泣いたり表情が忙しくて可愛い笑。
また、あきちゃんが「私には笑顔しかない、本当に歌もダンスも中途半端で…」と弱音をこぼしたときの笑顔も印象に残っている。そんなことないよと思うオタクの気持ちとは別に、あきちゃんはそう思ってたんだなということも受け止めたい気持ちにもなった。
あと、あきちゃんの挨拶は笑いあり涙ありの不思議な温かい空気だったことも書いておきたい笑。全部思い出せないけど、「最近スタッフさんと廊下すれ違うときも目を見て話せるようになった(最近!?)」とかいろんな方向に話がいくけど全部面白くてその度に笑いが起きて、あきちゃんはそのままが1番だよ…という目でファンもメンバーも見ていた。
ひよりんはそんなあきちゃんワールドを一度落ち着かせた後、「私たちは人生をとき宣に賭けさせてもらってます」と話していて、聞いた瞬間にかっこいい!となった…。そんなふうに言い切れるなんて。ひよりんの重くもなく堂々とした明るい口調が本当に安心と信頼の吉川さん。
今でも十分幸せを感じているけど、これからもっと前に進みたい、世界のスターになってやるという気持ちを各メンバーの挨拶から感じられた。
しっかりと1人1人の挨拶をした後、「よかったらペンライトをオレンジ色にしてください」と言われ会場中が温かみのあるオレンジ色の光で包まれる。
披露されたのはもちろん「100%♡オレンジ」。同じ笑顔のまま ここでまた会おうね オレンジの夢 追いかけてーーー。最後を締めくくるのにはぴったりの曲だ。
「100%♡オレンジ」の後、みんなをお見送りしますと話し、時間がかかると思うのでその間は撮影可能だと告げられた。トロッコがまさかの2階席まで横断したのには驚いた…。(パブりんもお見送りしてた)
全然関係ないけど、撮可中の注意事項がモニターに映し出された注意事項の語尾に全部「♡」がついていて、世の中の注意事項がぜんぶこの形式になればいいのにと思った。「お酒は20歳になってから♡」「廊下を走るのは禁止♡」「不審物を見かけたら駅員までお声がけください♡」等。
ゆっくりメンバーが会場中をトロッコでお見送りをしてメインステージに戻ると、ダーツの的とパブりんが出てきた。大きな円形の的には曲名が書かれている。
「最後の曲をダーツで決めちゃおうというコーナー!」と紹介された、なにそれ!!まだやってくれるの!!!「めっちゃ楽しくない!?この企画!」とウキウキと話すひとちゃんが可愛かった。
8曲やるなら全部聞きたいけど、1曲なら「むてきのうた」!と思っていた。最初に「ぴょんぴょんがいい人ー?」と聞いたときはたくさん手が上がっていて、たしかジュリアちゃんもあきちゃんもぴょんぴょん派でぴょんぴょん人気だった。
ダーツを投げるあきちゃんはぴょんぴょんを狙って「えいっ」と投げるも、どこにもダーツの矢が見当たらない、矢は床に…。もう1回!と投げるも刺さらなかったが、メンバーが「これはー!?あれじゃない!?」と促す。
あきちゃんは「ぴょんぴょんー!!」と元気に自分で「ぴょんぴょん」と書かれた場所に矢を刺し、可愛いさとぴょんぴょんキタァ!という熱気でめちゃくちゃ楽しかった。(思い出しながらでも楽しい曲)
ぴょんぴょんが終わってから、ひよりんが「もう1曲やりたい」と言い出しおぉっ!と期待が高まる会場。1人でセンターステージからメインステージへ移動し、ダーツを構えたひよりんだけど、「やーっ」と矢を投げずにそのまま走ってパブりんに刺した映像が会場中のモニターに映るのめちゃ笑った。
このときの多幸感よ…。ライブが始まってすぐの緊張や興奮、挨拶での涙も全部受けた上での、この茶番がめちゃくちゃ幸せな時間だった。
気を取り直して矢を投げた…というより、刺したのは「むてきのうた」!
ひよりんが「むてきのうたぁー!!」と叫んでイントロが流れ始める、やったぁ!と内心ガッツポーズ!感情のジェットコースター、間違いなくここが一番のピークだった。
こんなにたくさん曲をやってくれたのに、「むてきのうた」をやってくれるなんて!間奏中のガチ恋口上(曲の感想に愛してるなどをリズムに合わせて叫ぶやつ)のクラップを聴いたり、「Dash!Dash!Dash!夢を追いかけよう」の振りをマネしたり、「Wow-wow-wow!」で会場中が拳を上げて大円団のラスト。
もちろん終わってほしくはないけど、もう気持ちよく帰れますという満足感があった。それもそのはず、ライブ自体は3時間半もあったのだ…。いやでも、時間の長さではなく、3時間半ものライブをあっという間に感じさせる演出やメンバーの魅力、茶番が最高だった。
ひとちゃんが最後の挨拶で「私たちやスタッフさんはいま自信を持ってステージに立っている」と話していたのも納得の、圧巻のステージでした。
余韻とこれから
ライブが終わってすぐと翌日、感想が尽きなかった。こうして感想を書きながら思い出していると、何度か足を運んできたライブが自分の中で繋がった感覚もあった。
アリーナ立川龍飛や横浜武道館でやたらとぐるぐる回っているなぁと印象に残っていたトロッコ。今回の幕張メッセでは2階席にまでトロッコを走らせていて。
もちろん全部の隅々までは行けないけど、行けるところまでは行こうとする心意気を感じました。会場中の衣装展示や撮影スポット、映像の演出等々も。
できる場所では近くまで行く、そう考えていることが伝わるライブだった。今回のライブだけでも十分感じられたけど、これまでの2つのライブでもそうしていたので、一貫してそうなんだと自分の中で納得した感じ。
お土産やプレゼントは物が嬉しいのもあるけど、出かけたり旅行中に選ぶ、考えてくれてる時間が嬉しいみたいなところもあるわけで…。実際には近くに行けない席もあるだろうけど、そういう気持ちが嬉しいんだなとまとめた。
規模が変わっても良いものは良い…。いろんな目線の「楽しい」があったはず。次に行くとき宣のステージはどんな感じだろう。星を目指して前に進む姿に、素直に楽しみな気持ちでいっぱいです。