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アイカツプラネット20話の感想

いつからだろう、日曜日に少し緊張感を持つようになったのは・・・。20話、観終わりました。本当によかった。だからこそ、響子先輩やるりちゃんに感情移入し、心揺さぶられました。

※以下、完全ネタバレ感想です。

名称未設定のアートワーク 86

私の予想

まず勝ち負けに関して言うと、私は先週の次回予告の時点で「辛い戦いだけど、ビートが勝つんだよね…?」と思っていました。なぜなら、作中で語られていたように、ランキングは同点でも勝率はビートのほうが有利。勝率は「そうなんだ」と思いましたが、少し前の話でビートとキューピッドがバチバチする回があり、ビートは3位にいる(ルリちゃんよりは上の)イメージが強かった。

それが、バトルステージではルリちゃんのドレシアが発動された。「うえっ!?」と思わず声が出てしまう衝撃。試合後のハナとシオリの反応のように。ドレシアは、どちらが勝つかほぼ分かる大事な要素。過去のバトルステージでは、基本はドレシアを発動した方が勝っていたはず。(ゲームをやっていないのと最初は早送りで見てて、途中から気付いた無知)

ルリちゃんのドレシアが発動されて「ビートが負けちゃうのか、、」という気持ちに対して、バトルステージ後の観客コメントで「ビートのパフォーマンスポイントが高い!」「ルリのドレシアポイントが高い!」と、3つの評価ポイントのうち、1つはそれぞれが勝っている状況。では残り1つでどっちが勝つか決まる・・・というという前置き。ドレシアポイントでは負けてるけど、他の項目で勝って同等・・・これでもう、本当にどっちが勝つのかわからなくなりました。


悔しさの種類

結果、勝者はルリちゃん・・・!ビート派かつ、バトルステージまでに描かれていた「1年前の響子先輩」を思うと「負けちゃったのか」という気持ちに。勝負の勝ち負けは関係ない、とは言えない今回のバトル。プラネットプリンセスグランプリを目指して努力してきて、出場するための負けられない戦いだった。

でも私は、ビートが「今の悔しさは去年の悔しさと全然違う」というセリフにやられました。「うわ〜!」と壁に寄りかかり力が抜けました。ずるい。悔しさの比較というか、それを描けるのは他ならぬビート、響子先輩。負けても同じ負けじゃない。それがわかるのは、ビートしかいないんよ、、、。ルリちゃんも含め、アイドル1人1人のストーリーがそこにはありました。

あとから冷静にこのシーンを見返して、「たしかに、悔しさにもいろんな種類がある」とも思いました。「やりきれなかった自分に悔しい」「頑張ったのに勝てない」「後悔のない試合で負けた悔しさ」など。悔しさって、挑戦して負けた人にしか味わえない貴重な感情ですね。

だから、そのときの悔しさと今の悔しさが全然違うのは、自分自身を超えていく姿を見せられたような熱さがありました。ほんとかっこいい。そりゃあれを見たら、会長選で梅小路先輩に投票しますよ。ビートのそんな姿を見て、負けてもこんなにかっこいい人っているんだなと思いましたね。。


勝っても負けても味方な大人の存在

ビートとルリがミラーインする前にいずみさんが伝えた言葉。

真剣な前置きのあと、「どっちが勝っても恨みっこなし!悔いが残らないように、2人とも頑張って!」と明るく応援してたの、頼もしい大人の存在に気持ちが助けられる。いずみさんの言葉に私もどこかホッとしてバトルステージを観れます。(真剣すぎる)

勝敗がわかる・・どちらかは勝つけど、どちらかは負けるこの状況では、これ以上の言葉はないと思いました。身近な人が2人を応援してくれるだけで、安心して勝負できる気がする。

いずみさんという大人の存在も、今後より注目したいです。


なぜここまで熱くなってしまうのか

今回の話の構成は、、

1年前の響子先輩とるりちゃんの回想→るりちゃんに直接対決を挑む→挑む理由をるりちゃんに明かす→OKしつつ焦るるりちゃん→助ける響子ちゃん→バトル当日

と言った感じで、、役者さんたちの演技も本当によくて、より後半のバトルパートに2人が真剣勝負かつ、負けられない戦いだと、気持ちが入っていきました。

アイカツプラネットは勝負に伴う感情や仲間だけどライバルな関係、友情などについて、丁寧に世界観と話に落とし込まれています。

ビートの悔しさの違いもわかるし、るりちゃんが最初焦って努力するのもわかる、いずみさんがバトル前にああいった一言を超えかけるのもわかる。アイカツの世界観も好きですが、それと合わせてドラマ&アニメのストーリーにも強く私は惹かれているんだなと、何度か感想を書いてて気づきました。


女児の感想を想像する

アイカツのターゲットは7歳〜9歳らしいです。ちょうど、小学校低学年ですね。私はアイカツプラネットで感情を揺さぶられながら、「子どもたちはどんな感想を抱くんだろう?」とも思いました。しかし、知り合いにアイカツプラネットをやっている子どもがいません。いたらインタビューしたいくらいです。

仕方なく、自分が小学校のときに見ていたアニメで想像することにしました。私の場合はデジモン、ポケモン、おジャ魔女どれみだったかなあ。どのアニメも大人になってから印象的な深いストーリーがあることを知りましたが、当時の記憶としては正直あんまり覚えてない。

なぜそうした記憶がないのかというと、その時は自分に共感できる経験がないから・・・な気がします。どちらかというと憧れてた(このデジモンがかっこいい、かわいいとか)思い出があるかなあ〜。

いま小学生の子たちが大人になってアイカツプラネットを見返した時(見返すのか?)や、子どもが生まれて一緒に子ども向けアニメを見たときに、大人から子どもへ向けた(話自体は大人に向けているのかもしれない)作り手の偉大さや作品を通して子どもへ込められた愛に気付くのではないでしょうか。(壮大になってしまった)


おわり

最後に明かされる驚きの事実「学校の制服をスカートだけでなく、選べるようにしたのは響子先輩の提案」すごすぎ。生徒会長に投票される流れもよかったです。

それにしてもアイカツプラネット、前回くらいから天気予報でいうとずっと台風みたいな勢いで、楽しみだけど険しい戦いになりそうですね・・・。杏ちゃんがケーキを焼いていた頃が懐かしい!

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