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神様と私。目に見えない世界に導かれて。5


7.2022年9月11日

東国三社参り


 エリーさんと二人で行く神社参拝の二回目は東国三社参りでした。バスツアーを申し込んでの参拝です。東京駅近くからツアーバスに乗り出発しました。

 この日バスに乗って直ぐに、もうまた次の神社さんのオファーが来ているというお話がエリーさんからありました。次は靖国神社さん。私の中でこちらの神社さんは少し特別で、戦争関係のことから行くのがずっと怖いと思っていたこともあり、数年前に関西から来てくれた叔母と姉と一緒に参拝したのが始めて。でまたそれ以来行ったことはありません。その時には、優しいエネルギーが感じられ、来てみてよかったと思えた参拝でしたが、やはりどこかで私は行っても大丈夫かと心配にもなりました。ですが折しも、エリザベス女王やゴルバチョフさんの逝去、日本では稲盛和夫さんの逝去と安倍晋三元首相の国葬など、一つの時代の終わりを告げていると感じるものがあり、またそうした存在するだけである意味重みのある方の逝去というのは世界の力の均衡が崩れることもあると思った私は、行くのがよいのだろうなと思うことできました。
 そしてもう一つバスの中でエリーさんがしてくださった夢の話がとても気になりました。その夢というのが、ある優しそうな女性が夢に現れ、エリーさんに参拝の方法を教えてくれたというものでした。そしてエリーさんが他のことをたずねようとしたらもう居られなかったという夢。私はその話を聞いた時に、ふと神様に仕えていた伯母のことを思い出しました。なんとなくの伯母の容姿を伝えたら、エリーさんもそうか知れないと言ってくださり、私は他の親戚の写真は持っていないのに不思議なことにその伯母の写真を1枚だけ持っていたはずなので、帰って探すことにしました。それくらいとても気になった夢の女性でした。

 この頃のバスツアーはまだコロナの影響か比較的空いていました。この日の参拝は鹿島神宮さんから息栖神社さんをまわり最後が香取神宮さんという順番でした。比較的余裕のあるタイムスケジュールではあったものの、私たちは本殿からすべての摂社末社までまわり、本殿の近くの氣のよいところでお神酒とお塩をお供えし大祓詞を奏上するので、どの神社さんでも集合1分前に乗車するというくらいの、けっこう時間一杯な参拝となりました。ですがあれこれ話ながら、一所懸命お祈りをしてまわるのはどこか清々しく、喜びの気持ちが一杯だったと思います。そしておもしろいことには、バスツアーなので行く先々で駐車場に停めてバスから降りるのですが、最初の鹿島神宮さんでは着いた時と戻った時、香取神宮さんでも到着してバスを降りる時に、私のサインナンバーがそれぞれ停まっていました。大きな駐車場の中で、バスの近くに気付くところに停まっているのを発見するのは何だかとても嬉しく、神様に喜ばれているのかなぁと思うことが出来ました。最後の香取神宮さんは、9月の終わりにもう一度来ることが決まっていたので、帰りにサインナンバーがなかったのはまだ終わりではないからとも私は勝手に思ってもいました。またどの神社さんでも、太鼓などの鳴り物が聴こえ、これも歓迎してくださっているサインのようでした。本当にちょっとしたことですが、こうした小さなことに気付くことで、参拝の喜びが更に大きくなりますので、エリーさんと二人でよかったねと素直に喜んでいます。
 お神酒を持っての参拝はちょっと荷物が重いですし、すべてをまわるには、鹿島神宮さんも香取神宮さんもかなり広いところでしたが、身軽なエリーさんはテンポよく先導してくださいますから、私もなんとか付いて回れた気がしています。神様や神社の氣を感じ、二人でこうして笑って感謝して無心にお祈りする参拝は不思議も一杯で幸せです。帰りも渋滞に巻き込まれる前に帰って来れて、私たちにはパーフェクト!な東国三社参りでした。

 夢の話が気になっていた私はこの参拝の翌日、私は早速伯母の写真を探しました。一度目は見落としたのですが、大きな写真の裏にあったようで呼び掛けながら探すと二度目に出てきました。私は早速伯母の写真をエリーさんにお送りし見ていただきましたところ、やはり夢の女性は伯母のようでした。それで思うのは次の参拝のこと。靖国神社さんのお参りを心配しているのかもしれないなぁと、いうことです。伯母はもともとエネルギーが強い人のようで、腕時計などが狂ってしまうから身に付けられないと言うことを別の叔母から聞いたことがありました。またさらにずっと行をしていたので祈りの力は強く、例えば家や車のお祓いなども神主さんに来てもらわずとも出来る力がありました。そんな伯母がエリーさんの夢に出てきてお祈りを教えてくれたと言うのですから、私は次の参拝は覚悟して行かねばと、そう改めて気を引き締めました。
 今回の東国三社参りは戦の神様が二柱おられました。そして次には戦没者をお祀りしている神社さんです。これは次の新しい時代へ日本が移っていけるように、争いのない平和で愛のある国へと守られて自然に移っていけるようにと、そんな神様の思いが込められているように思いました。
 次の参拝までは一週間しかありませんでしたが、日に日に私は緊張していくようでした。

この靖国神社さんのお参りは、私にとっては忘れられない体験となりましたから、次のところで書いてみたいと思います。





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