もうすぐクリスマス
私はクリスマスが結構好き。
べつに祝う気持ちとかは全くないけど普段見ないようなお菓子のシュトーレンやジンシャークッキー、今年もわしの出番じゃみたいな顔をしたサンタのチョコとか見るだけでもちょっとわくわくするし、クリスマスのグッズはあほっぽくて全部可愛い。ダサニットなんてもうまじで最高すぎる。全人類クリスマスはダサニットを着なくちゃいけない法律を作って欲しいくらい。
誕生日以外でケーキを食べる口実にもなるし鈴のシャンシャン音が入ったクリスマスソングも聴くと心の中では雪がふる。プレゼントがもらえるとかもらえないとか関係なくクリスマスが近づいてきたぞーって気分になる。M-1の日と近いのも嬉しい。
クリスマスの後ろから顔を出す正月の「新年を迎えるご準備を、礼儀を忘れず、和を大切に、、」みたいなちょっとかた苦しい雰囲気とは全然違ってクリスマスの「イエーイ！ハッピーンメリィクリスマス！フォー！」な感じがすごいいい。（仕方ないってわかってるけどだから正月グッズたちはまだ倉庫にいてくれ、クリスマス気分の邪魔をするな、こっちを見るな！って思っちゃう。）
いろんな物事を斜めから見たり疑ったりしてしまう性格の私ですが、小さいころはもちろんサンタさんの存在を信じていました。
うちには煙突がないからどこから入ってくるんかを心配して母に言ったら「大丈夫や、窓のカギはあけとく」って言われて安心して寝たけど、今思い返せば別に煙突ないんやったらもう玄関からでもよかった気が。
一応「サンタは侵入」という決まりを守って窓からにしてたんやろなぁ。
小学生のころ、近くの市営団地に住む5人兄弟のナミちゃん（仮）とよく遊んでて、クリスマスの朝うっきうきで私はナミちゃんにサンタからもらったプレゼントを報告した。ナミちゃんがもらったプレゼントは全くお願いしてなかったチョコエッグやった。兄弟全員チョコエッグやったらしい。
チョコ…エッグ……
あれは人生ではじめて”切ない"感情を味わった。
「サンタさん…間違えたんかなぁ…」と子供ながらに気を使い、うすうす思ってたサンタは親だということを確信した。
（弟は信じていたためプレゼントをもらうために信じてる演技は数年し続けた。）
学生のころはクラスの女子たちと一緒に「もうすぐクリスマス！彼氏つくらな！！」からの「彼氏いないうちらは女子で遊ぶもんね～！」みたいな感じで、めちゃくちゃクリスマスを意識してた。クリスマスのために好きでもない男と付き合う同級生もいっぱいいた。(年明けにはだいたい別れてた。)
大人になってからのクリスマスは彼氏とコース料理を食べたりイルミネーションを見に行ったりもしたけど、なんだかんだ一番思い出に残ってるクリスマスはやっぱり会社のクリスマス会かも。
忘年会兼クリスマス会をやろーってことになり、上司とか新人関係なくプレゼントを用意して交換することに。（あまりにもアットホームすぎる職場でした）
でもわざわざ買うのはあれやから家にあるいらんもんをプレゼント包装するか見えへんようにして持っていくという骨董品交換にしよーってなった。骨董品がない場合は500円以内で購入ＯＫというルール。(それにしても聖なるクリスマスに骨董品という字面が合ってなさすぎる。ほんでこの骨董品にしたいってのは私が言い出しっぺやったような…）
でもみんな本気でちゃんといらんもんを持ってきてて包装をあける喜びと、これなんやねんからのこれ誰のやねんでめちゃくちゃ大笑いした。
それでも誰かのいらないものはもらった人にとっては嬉しいものもあったり（お祝いでもらって使ってないタオルとか）、ゲーム好きな人はクリア済みのソフトをいれてておぉーってなった。
私は何を持って行ったか忘れたけど、貰ったのはたしかトイレでパターゴルフができるみたいな変なトイレマットをもらった。これはまじでいらんかった。ゲームソフトが当たった人に交換を申し出たけど断られた。
おととしはダサニットでクリスマスパーティーがしたくなって友達に頼み込んで開催。みんなそれぞれ用意して着てきてくれた。急な私の願望に付き合ってくれる友達には感謝してもしきれない。（普段の飲み会は一番ダルがる私なのに…
ここまでクリスマスへの想いと思い出を話したけど、クリスマス当日に関しては最高にどうでもいい。
なんなら当日は人が多すぎるから一歩も外に出たくないし、チキンはいつ食べてもいいし、ケーキはクリスマスあとの安くなってるやつを買いたい。
