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忘れっぽい

なにか忘れているなぁと思っていたら、友人の結婚式の日にちだった。
土曜日にあると思って書いたのだけれど、土曜日に予定がなかったこともあって、なんで欠席にしたのだろうと不思議に思っていたら、日曜日だった。
日曜日には、外せない用事が前から入っていたのである。
なーんだと思って、曜日感覚がずれている自分に恥ずかしくなった。

何かを忘れるというのは誰にでもあると思うけれど、私はこれが結構ひどい。

例えば、何度もチェックしたのに時間割を間違えてしまうなんてことはザラにあったし、ひどい時なんて、改札を通った後に定期入れを落とし、それに最寄り駅に着くまで気づかなかったということがあった。

どうして気づいたかというと、私の定期入れを駅員さんが拾ってくれ、瞬時に自宅へ連絡を入れてくれたため、母から私の携帯に連絡が入ったのである。
落としたことに気づいていなかった私は、まず落としたことにびっくりしたし、移動中の数十分の間に素早い連携プレーが行われていたことにもびっくりした。
なにより、手元に定期がないので、出る時は駅員さんに言わなければならないのだけれど、既に最寄り駅にも連絡が言っていて、名前を言わずとも
「すみません。定期を落としまして…」
と言っただけで、「あぁ。あの人ね。」と言われ、サッと改札を通してくれた。優しい。
しかも、それだけでなく次の日定期を保管してくれている駅までの切符まで発行してくれた。感謝しかない。
普通だったら、自分で切符を買って駅まで行くのが筋だと思う。

そうゆう風に、忘れっぽいときに思いがけず人の親切にあやかることがある。
昨晩も、台風なのは知っていたけれど、出かけるときにはすっかり忘れてしまっていて、傘を持たずに家を出た。

帰宅する時になってまさかの雨である。荷物が多い性分なこともあって、傘をさす手間も面倒と考えるずぼらである。
でも、昨日はちょっとどうしようか考える程の雨量だった。

そんな時に、傘を貸してくださった方がいた。自分には置き傘があるのでとおっしゃるので、お言葉に甘えてお借りすることにした。

 忘れっぽいけど、こうして人の親切に出会ったりすると、それに甘んじてはいけないと思いつつ、素直に有り難いし嬉しい。

 こうゆう親切は、忘れないようにしたいと思う。







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