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SING STREET 感想

映画って、オリジナルな脚本で作られている場合、その国の国民性が反映されるなぁと思うのだけれど、

邦画だったら、ほっこりするものとすんごく暗いものに二極化されているように思える。これはあくまで私の意見なのだけれど、違っていたら教えて欲しい。

だから、イギリス・アイルランド映画も島国という共通項のせいか全体としてなんか暗い映画が多い気がしていた。
そして、扱う話題もドラッグ中毒だったり、ヘビーだったりする。
そうゆうズシリとくる作品は、結構観る前に身構えなくちゃいけない気がして

「よーし、こい!」

位の気合を入れないと、日常でもそれを引きずってしまうから、選ぶのに慎重になってしまう。

だから、本作も正直ちょっと身構えていた。

だけど、前にみた「はじまりのうた」もとっても素敵な作品だったので、思い切って今回も手を出してみたのである。

結果正解だった。
バンドメンバーさんは、皆素人っぽさもありつつ、「いるいる!こうゆう人いる!」って感じで親近感を持つ。

そして、全てのクリエイションをしている人達へ熱いメッセージを監督自身が映画を通して贈ってくれている気がする。

「生半可な気持ちでやるな」「うまくやろうとするな」
「いつやるの?イマでしょ!」(←数年前に塾講師もこう仰ってたな、確か)

ファッションも、音楽も過去の懐かしさが、今では小粋に映る。

ストーリーに厚みがあまりなかったとしても、BGMで説得力を出してくれるからいいのだ。

とりあえず、オープニングからタイトルまでがカッコよすぎて痺れた。


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