ベースを弾く時にオススメのアプリと練習方法
ベーシストの高原未奈です。
eStrialのベーススコアを販売する事にしました。
eStrialの曲って、自分で弾いておいてなんですけど、簡単な曲ではないと思うんですよね。私も自分でフレーズ考えてから「ヤベ、、、むず、、、」ってなる事あるので笑
そこで、練習する時にオススメのアプリや練習方法を紹介したいと思います。
1、オススメのアプリ
最近はもうなんでもかんでもアプリですね。アプリがあればなんでも出来る。アプリがあればベースも上手くなる。という事で、私がレッスンをやる際に生徒さんにオススメしているアプリを紹介します。
メトロノームアプリ
メトロノームは絶対使って練習しましょう。ベース買うならセットで、というくらい必須アイテムです。楽器屋さんに売っている物でも良いですが、アプリは便利な機能がたくさんあってオススメです。
色々な種類が出てるのでどれを使っても良いとは思いますが、私が使っているのはTempoというアプリです。
再生速度を変更出来るアプリ
曲を練習する時にぶち当たる壁でよくあるのが「速すぎて弾けない…指が追いつかない…」という事だと思うんですよね。そんな時に便利なのが、再生速度を変更できるアプリ。これを使えば自分が弾けるテンポまで再生速度を下げる事が出来ます。
こちらも色々種類があるのですが、私が使っているのはハヤえもんというアプリです。
スマートフォンもしくはDropboxに保存されている曲をアプリに追加して使います。再生速度を弾ける速度にまで落とす事も出来るし、逆に速度を上げてストイックな練習をする事も可能です笑
あとキーの変更が出来るので例えばバンドで男性ボーカルの曲を女性がカバーする、という時にキーを変えて練習が出来たり。これは完全に横着ですが、半音下げの曲の練習をする時チューニングを変えず曲のキーを変えるという使い方もあります。
再生速度やキーの変更は他のアプリでも出来ますが、ハヤえもんは再生リストが作れるのが私的には使いやすくて気に入ってます。
注意点としては、Apple Musicなどサブスクリプションの音源は使用する事が出来ません。iTunesなどから曲を購入する必要があります。
(Audipoというアプリの有料版であればApple Musicから曲を追加する事も可能なようです)
ちなみに再生速度変更アプリは本当に便利で、好きな曲を練習する楽しさを味わえるという点で凄くメリットはあるのですが、これに頼り切ってはいけません。速度を下げたなら、原曲の速さで弾けるようになるまで頑張って練習してもらいたいと思います。速いの弾けないままになっちゃうからね!
2、オススメアプリを使った練習方法
"無理なく弾けるテンポ"で練習する
・まず1小節や2小節単位とかで良いので、フレーズを確認します。
・自分のテンポ感で、なんとなく弾いてみます。なんとなくでOK。
・そのなんとなくなテンポをメトロノームアプリのTAPを押して測ります。
・5〜6回押し続けてると、テンポが表示されます。
・そのメトロノームに合わせて、フレーズを練習します。
難しいフレーズもすごーーーくゆっくりだと出来たりします。大切なのは、メトロノームを使って練習する事です。自分のテンポ感だけで練習する人がいますが、それでは出来てるのか分からない(出来てないのに出来てる気になってしまう)意味のない練習です。半分の速度とかになってしまっても躊躇わず、メトロノームで練習しましょう。
全体的にメトロノームを使って弾けるようになったら、曲での練習に移ります。
"無理なく弾けるテンポ"に曲の再生速度を合わせて練習する
・ハヤえもんに曲を追加します
・再生速度はそのままの状態(100%)で再生し、原曲のテンポをメトロノームアプリのTAPを押して測ります
・上のメトロノームアプリで練習したテンポ="無理なく弾けるテンポ"に再生速度を合わせます↓
100 ×(無理なく弾けるテンポ÷原曲のテンポ)=無理なく弾ける再生速度
例)無理なく弾けるテンポ=72
原曲のテンポ=120
100×(72÷120)=60 → 60%
(賢そうに計算式とか書いてみましたが、私はいつもメトロノームと曲同時に流しながら感覚で合わせてます…笑)
60%で再生すると、メトロノームで練習したのと大体同じ速度で曲が再生されるので、速くて&難しくて弾けない…と思っていた曲も、きっと弾けるんじゃないかと思います。
3、弾けるようになってきたら
"無理なく弾ける再生速度"で弾けるようになってきたら、100%目指して速度を上げていきましょう。60%の速度から100%なんて無理…!と思うかもしれませんが、5%ずつなど少しずつ少しずつ上げていけば、いつの間にか100%で弾けるようになります。
このような段取りの方が、いきなり100%の速度の曲に無理やり合わせて練習したり、逆に100%のテンポになるまでメトロノームだけで練習するより、単純に楽しんで練習できると思います。
楽器上達の一番のポイントは、楽しんで練習する事だと思ってます!
4、終わりに
eStrialの曲に限らず「速くて弾けない…」と感じる曲も、諦めずにこの練習方法で是非チャレンジしてもらえたら嬉しいです!
平日日中限定ですが、オンラインレッスンも行っておりますので、分からない箇所など直接お伝えする事も可能です。お気軽にお問い合わせ下さいませ〜〜
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