ハネるリズム"シャッフル"を理解しよう
eStrialのpurpleという曲のベーススコアを作りました。
この曲のリズムはハーフタイムシャッフルというリズムです。リズムがハネている事を、シャッフルと言います。
シャッフルというリズムは、なかなか理解するのが難しいリズムだと思います。「考えるな感じろ!!」と教える人も多い気がするし、確かに感じる事も大切な事だと思うし、私も昔ずっとブルースをやっていた時期があったのでそのおかげで体に入っているのもあるとは思うのですが。
ここでは、頭で理解した上で、体に落とし込み、練習する方法を説明したいと思います。
シャフルとは
シャッフルとは「3連符の真ん中がないor伸びているリズム」の事です。
タッタタッタ…か、タータタータ…か、って事です。
ハネている曲というのは基本的には1曲通してずっとこのシャッフルのリズムが続きます。なので譜面の一番最初にこういうマークがある事が多いです。
このマークがあると「シャッフルではないように書いてるけど、全部シャッフルで弾いてね!」という意味になります。つまり、
譜面は8分音符で書いてるけど(画像左)、実際にはシャッフルで弾いてね(画像右)という事。
ここまで頭で理解出来ても、実際弾くとなると合ってるのか分からない…という人もいると思うので、練習方法を紹介します。
シャッフルの練習方法
どうするかというと、メトロノームを使用します。
こちらで紹介しているTempoというアプリの設定を例に説明します↓
1、テンポはいくつでも良いですがひとまず100にしましょう。
2、音符のマークを押して、シャッフルのマークを選びます。
3、拍子は1/4にします。
4、アクセント(>)はついている状態にします。
画像のような感じになっていれば、シャッフルのリズムが鳴っていて、かつ拍の表にアクセントがある状態で、カッコカッコ…という鳴り方になっていると思います。(↓練習用にTABにしました)
アクセントがないと弾きづらいと思うし、点で置きに行ってしまうような弾き方になってしまうので、つけた方が良いです。
このクリックに合わせて練習すれば、常にシャッフルが鳴っている状態なので合わせやすいかと思います。
冒頭でも言いましたが、シャッフルは感じて弾く事も大切です。譜面を見ながら弾くのではなく、音の揺れ方に身を任せるようにして、クリックと一体化するような気持ちで弾くと良いと思います。
慣れてきたら音符マークをシャッフルから4分音符に変えて、同じようにシャッフルが弾けるか(自分の感覚でハネれているか)やってみましょう。
ハーフタイムシャッフルとは
ハーフタイムシャッフルの曲の譜面の最初に書いてあるマークはこれ↓
シャッフルが8分音符だったのに対して、ハーフタイムシャッフルは16分音符です。1拍分のリズムが、タータタータになります。
シャッフル同様、譜面上(画像左)と弾く音(画像右)が違います。
ハーフタイムシャッフルの練習方法(メトロノーム編)
1、テンポはひとまず140にしましょう。
2、音符のマークを押して、シャッフルのマークを選びます。
3、拍子は2/4にします。←ここ大事
4、アクセント(>)は左側だけついている状態にします。
画像のようになっていれば、拍の表にアクセントが鳴っていて、カッココッコと、ハーフタイムシャッフルのリズムが鳴ります。
ハーフタイムシャッフルの練習方法(曲編)
さてここまで来るのにだいぶ長文になりましたが…笑
purpleの例に、ハーフタイムシャッフルの曲の練習方法を説明します。
1、原曲のテンポを確認します。purple→105
2、原曲のテンポ× 2のテンポにします。purple→105×2=210
3、拍子は2/4にします。
4、アクセント(>)は左側だけついている状態にします。
一旦鳴らしてみましょう。多分速くて分かりづらいと思います笑
分かりやすくするために、テンポを73まで下げましょう。×2=146で鳴らして下さい。この位のテンポなら、ハネを意識しながら練習しやすいかと思います。
このメトロノームに合わせて、16分音符が入っているフレーズを練習すると、自分がハネれているのか確認出来るかと思います。
purpleで言うと、Bやサビ辺りが分かりやすいかと。
ちなみにテンポ73だと、ハヤえもん(再生速度変更アプリ)を使うと70%の速度になりますので、メトロノームでの練習が出来たら曲で練習して、再生速度を上げていく、という流れが良いと思います。
シャッフルの曲、ハーフタイムシャッフルの曲が苦手、、、という人は、purpleに限らずこの方法で練習してみて下さいー!
平日日中限定ですが、オンラインレッスンも行っておりますので、分からない箇所など直接お伝えする事も可能です。お気軽にお問い合わせ下さいませ〜〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?