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閉鎖病棟で出会ったやばいオヤジ

ぱみは2019年2〜3月、中1の時に医療保護入院で精神科の閉鎖病棟に入院していた。

最初は他の入院患者との交流が多くて戸惑ったけど、同じ部屋の20代のお姉さんと仲良くなることができた。
ぱみの他に中学生で入院してる子は2人いたから、その2人とも仲良くなった。

ぱみは中学校に行けてなくて、基本ずっと家にいる生活だった。
入院中は規則正しい生活を送れたし、UVレジンやアクセサリーを作ったりして楽しかった。
カラオケ大会もあって、ぱみは聴く専だったけど他の人の歌を聴くのが面白かった。

その一方で、暴力事件や入院患者同士の陰口、そしてぱみがオヤジに体を触られそうになるなど闇の一面があった。


しつこく絡んでくる入院患者

ある日、デイルームで食事を終え、自分の部屋に行こうと歩いていると、60代くらいのオヤジから急に「ブラジャーつけてるのかい?」と言われた。
ぱみは怖くなってすぐその場を立ち去った。

またある日、デイルームで勉強していると「俺いい大学出てるから勉強教えてあげるよ」と、またあのオヤジが…
でも仲良くなったお姉さんが「今の勉強内容は昔と変わってるから…」とか言ってオヤジを退治してくれた。

またまたある日、お姉さんと話している時にオヤジが登場。
ぱみがボードゲームを漁っていると、「ぱみちゃん!今、体触られそうになったよ!」とお姉さんが言った。
ぱみは全然気づかなかった。
そしてまたお姉さんがオヤジを退治してくれたのだった。

お姉さんがいなかったらオヤジに体を触られていたと思うとぞっとする。
ぱみと仲良くしてくれたお姉さん、めっちゃ優しくていい人だったな。
勉強も教えてくれたし、退院する時にはお下がりのお洋服やお財布までくれた。
本当に同じ部屋になれてよかった…


あの閉鎖的な空間で集団生活となると、人間関係のいざこざが多いなと感じる。
ぱみがオヤジに絡まれたのもそうだし、
周りから陰口を言われていて余計に病んでいる人もいたくらい。
ぱみも見ていて胸が苦しくなった。
精神科に入院してるのに余計に病むなんて…どうにかならないものなのか。

楽しかった思い出と嫌な思い出、半々くらいの入院生活だったな…


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