血遊び(リスカ)について話します
ぱみは15歳から血遊びを始めました。
ぱみはリスカって呼ぶより血遊びって呼ぶほうがしっくりくるので、ここではそう呼んでいます。
6月の初夏だった。
もう自分なんてどうでもいいっていう気持ちからだったと思う。
カッターで手首を切ってみたら、なんとも言えない安心感を覚えた。
ある日すごく気分が落ち込んでいて、ぱみは泣きながら手首を切った。
いつもより深く切っちゃって、血が大量に流れてきた。
そんな時、父が急にぱみの部屋のドアを開けた。
血を見た父は驚いて、大きな声をあげながらぱみの元へ駆け寄った。
父はすぐにティッシュで血を拭き、精神科行こうと言った。
そして父は母の職場に電話をかけた。
ぱみの緊急事態に母は職場を早退することになってしまった。
こんな大ごとになるなんて…
父と母に連れられ、精神科でカウンセラーの人とお話しすることに。
カウンセラーのお姉さんとのお話で印象に残っているのは、
「ちょっと例えは悪いけど…リストカットは覚醒剤と同じくらい依存性があって…」
ぱみはこの言葉にすごく同感した。
調べてみると、自分の体を切ると脳内麻薬が分泌されて気分が落ち着くと感じるらしい。
血遊びには依存性がある。
今でも本当につらい時は切ってしまう。
一時的に気分が落ち着いたとしても傷は一生残る。
そうわかっていてもやめるのは難しい。
ぱみの体には推定300個以上の傷跡がある。
正直後悔している。
数年前に撮った水着着て海で遊んでいる写真を見返して悲しくなってくる。
もうこんなことできないんだなって。
手首だけじゃなくていろんなところ切っちゃった。二の腕とか脚とか…
手首はもう1年以上切っていない。
傷は完全に白くなったから、夏は半袖を着れる。
でも脚の傷がまだ目立つから、ショートパンツとかスカートを履けないのが地味につらい…
まだ血遊びに出会っていない方へ
血遊びはオススメできません。
一度始めてしまうと癖になって、少し感情が揺さぶられただけでも切りたくなってしまいます。
血遊びに出会ってしまった方へ
死にたくなるほどつらい気持ちを抱えている方が多いと思います。
やめるのは簡単なことじゃないですが、血遊び以外で気分を落ち着かせる方法を見つけられるといいですね。
ぱみも模索中です!