成田芸能まつり2024秋の陣
成田参道にて行われる日本各所のまつりダイジェスト版とも言える。混雑はパレード中のみ参道に人が集まる程度で、初詣のような心配は無用。各パレード数分ずつの見所しか味わえないが、総集編的に見れば楽しめると思う。奄美の島唄や沖縄エイサーからはじまり、トリを務めるのは阿波踊りだった。
この日は9月だが、猛暑日。夏祭りの雰囲気も充分味わえる。印象に残ったのをいくつか紹介する。
▪️銚子のはね太鼓
2人の男が1つの担いだ1つの太鼓を叩き、回りながら移動する。それがまさにハネてるので、アッという間に通りすぎてしまう。
止まれば片方の男が、もう片方が倒すような感じになり、倒したままでも太鼓が続く。
見るものを惹きつける豪快さだった。
▪️山形花笠踊り
おそらくはパレードの中では最多踊り手人数。
踊りは老若男女人を選ばないシンプルな構成だが、花笠が並べば圧巻。古き良き伝統を感じる演出だった。
▪️仙台すずめ踊り
全員が若い女性の編成。カラフルな扇子を両手に持ち、全身で舞う。年を召した方にはちょっと無理があり、よさこいみたいなイメージ踊りだった。そんな彼女たちの1番の良さは、太鼓を叩く人を含め、みんな笑顔だったことだと思う。
▪️盛岡さんさ踊り
「ミスさんさ」なので踊り手はもちろん綺麗だが、今回のパレードの中では1番踊りが綺麗だった。盛岡では何万人もの老若男女が踊りながら行進するが、なかでも「ミスさんさ」の踊りは伝統を継承されたトップ的な踊り手なんだろうと感じた。忘れていけないのは「ミスさんさ」に続く踊り手より多い太鼓叩く人の人数。彼女たちも踊りながら、リズムカルに舞いながら進んでいく。音と視覚に訴えるパレードバランス?の良さは天下一品だ。この後のトリは阿波踊りだが、今や全国区レベル。さんさ踊りは盛岡だけで良い。そこに行かなきゃ味わえない故郷レベルでいてほしいと思う。さんさ踊りのかけ声は、
サッコラチョイワヤッセ
→幸せ呼ぶ、来る
来年は盛岡まで見に行ってみようかと思う。